新着アルバム
- GIANTS & MONSTERS/HELLOWEEN
- REFORGED - MACHINE WORLD/IRON SAVIOR
- 吟澪御前/陰陽座
- THE DEVIL'S ASYLUM/VICIOUS RUMORS
- IN DEVASTATION/SINSAENUM
- AN INSATIABLE VIOLENCE/CRYPTOPSY
9/15
GIANTS & MONSTERS/HELLOWEEN |
ジャイアンツ&モンスターズ/ハロウィン |
VICTOR VIZP-182 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?![]() エピックなムードも孕むアンディ・デリスとカイ・ハンセンによるスケール感の大きいダイナミックな展開のミッドテンポの1から、独自のメロディックメタルを展開していくアルバムは、マイケル・キスクが歌い上げるキャッチーなメロディが飛翔するアップテンポの2、湿ったメロディがエモーショナルに展開するアンディ・デリスっぽいハードロックナンバーの3、カイ作曲のダイナミックでキャッチーなパワーメタルナンバーの4、ドラマティックなパワーバラードの5、今更このバンドがこのタイトルなの?みたいなメランコリックなハードロックナンバーの6、まさにハロウィンな展開の劇的スピードナンバーの7、デリス作じゃないのにデリスっぽいAOR的なロックナンバーの8、「守護神伝 -第二章-」に入ってそうなヴァイキー作のポップナンバーの9、カイ・ハンセン節が炸裂する大作ナンバーの10が収録されています。 ボーナスディスクにはカイ・ハンセンがリードヴァーカルをとったマーカス作のプリースト風味のパワーメタルナンバーの1に、2,3,4は本編5の別バージョンが収められています。 前作は初の七人編成ということで手探り感の強い緊張感あふれるサウンドになっていましたが、バンドとしての結束が高まった所以もあって余裕を持った自由なスタイルを詰め込んでおり、バラエティの富む楽曲を揃えています。全体としてはヴォーカルを軸にしたサウンドに、カイ・ハンセン色を多少多めに加えていますが、いわゆるキーパーメタルな曲がサシャ・ゲルストナーの手によるものなのは色々興味深いところです。デリス作の曲とボーナスディスクのマーカスの曲を入れ替えればもうちょっとバランスが取れたかなって気がしなくもない、年代別のハロウィンファンを全サポートする一枚でした。 |
同系統アルバム THE FINAL ELEMENT/VEONITY HERE BE DRAGONS/TOBIAS SAMMET'S AVANTASIA THE GREAT APOCALYPSE/INSANIA |
REFORGED - MACHINE WORLD/IRON SAVIOR |
リフォージド-マシーン・ワールド/アイアン・セイヴィアー |
MARQUEE MICP-90131 [EXTRA] >>>>>BUY...?![]() 収録曲はディスク1は、サードアルバム「DARK ASSAULT」から1、2、5、4thアルバム「CONDITION RED」から3、5thアルバム「BATTERING RAM」から4、7、8、EP「INTERLUDE」から6、ファーストアルバム「IRON SAVIOR」から9。 ディスク2は、EP「INTERLUDE」から1、3、5thアルバム「BATTERING RAM」から2、6、4thアルバム「CONDITION RED」から4、2ndアルバム「UNIFICATION」から5、ジューダス・プリーストのカバーの7になっています。 ノイズ・レコード時代のアルバムが何だかんだで入手困難になっているための企画ですが、まあ初期ベストみたいな感じになってますよね'`,、(´∀`) '`,、第三弾ということで定番曲じゃないものが多いわけですが、アイアン・セイヴィアーの曲なら大抵何でも盛り上がります。当時の記憶を思い起こさせたりしなかったりする一枚でした。 |
同系統アルバム BLOOD, FIRE, MAGIC AND STEEL/BATTLE BORN IN MEMORIAM/EVERMORE BONE COLLECTOR/GRAVE DIGGER |
9/7
吟澪御前/陰陽座 |
GINREIGOZEN/ONMYOUZA |
KING RECORDS KICS-4208 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?![]() ミステリアスなイントロで始まるスピード感のあるソリッドなアップテンポの1から、湿ったメロディと独自の世界観を提示していくアルバムは、男性ヴォーカルが主導するストロングスタイルなミッドテンポの2、不穏なイントロからダークに進むアグレッシヴなヘヴィナンバーの3、開放的なメロディで進む躍動するアップテンポの4、攻撃性を高めていくタイトでダイナミックなスピードナンバーの5、和とヘヴィさが交錯するメロディアスで艶やかなミッドテンポの6、ソリッドなリフと抒情メロディで突き進むアップテンポのスピードナンバーの7、曲名から想起されるイメージとは異なる抒情性と情感豊かな繊細なナンバーの8、パワフルなリフで進む展開の大きいダイナミックなアップテンポの9、男性ヴォーカルによる威嚇的なパートと女性ヴォーカルの抒情パートのコントラストがダイナミズムを生み出すヘヴィナンバーの10、情感高まるダークでドラマティックなミッド〜アップテンポの11、躍動するリフで駆け抜けるポップ感のあるキャッチーなアップテンポの12が収録されています。 前作はヴォーカリストの復帰に伴うバンドの存在を強くアピールしていくものでしたが、今作は平常運転のバンドの状態に戻った印象を与えています。新しい要素も組み込みつつもバンドの基本姿勢を維持しており、ファンの期待に応えるサウンドを作り出しています。安定感のあるパフォーマンスで独特なサウンドを追求していく一枚でした。 |
同系統アルバム MANIFESTO/SUNBURST PHANTOMA/UNLEASH THE ARCHERS IN THE VANISHING ECHOES OF GOODBYE/LABŸRINTH |
THE DEVIL'S ASYLUM/VICIOUS RUMORS |
ザ・デヴィルズ・アサイラム/ヴィシャス・ルーマーズ |
MARQUEE MICP-11955 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?![]() ワイルドヴォイスのヴォーカルがタフなギターリフに乗せて歌い上げていくストロングなアップテンポの1から、エモーションとダイナミズムが交差するミッドテンポの2、フックのあるリフとアグレッシヴなヴォーカルが交錯するキャッチーなアップテンポの3、ダークなメロディとタイトなリフで進むアメリカンなメタルナンバーの4、グルーヴィなリフで迫るダークでヘヴィなミッドテンポの5、ジェフ・ソープが歌うタイトでアグレッシヴなミッドテンポの6、ミステリアスなムードで迫るアメリカンロック的なミッドテンポの7、再びジェフ・ソープがヴォーカルを担う8はソリッドでミステリアスなミッドテンポのナンバー。クランチーなリフで突き進むアップテンポのスピードナンバーの9、ダークな雰囲気が高まるグルーヴィなヘヴィナンバーの10、80年代的なムードもあるストロングなリフで突っ走るアグレッシヴなスピードナンバーの11が収録されています。 デビュー40周年を迎えたバンド(;´Д`)ですけど、スピード感とかキレとかも上がってきて、前作を順調にアップグレードしてきたみたいな感触を与えています。新しいヴォーカルもクリーンハイトーンってわけじゃないですが、メタル然としていて最近の作風にはフィットしてる感じです。新しいギタリストの方はツインギターをしっかりと支えており、安定したパフォーマンスを生み出しています。年月を経ても変わらぬヘヴィメタルを作り続けている信念に裏打ちされた一枚でした。 |
同系統アルバム STAND UNITED/FIREWIND THANATOLOGY/SAGREVEHT NEW MESSIAHS/ASHES OF ARES |
IN DEVASTATION/SINSAENUM |
イン・デヴァステイション/シンセイナム |
WARD RECORDS GQCS-91659 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?![]() 不安感の高まるイントロからダイナミックなリフとグロウルが交差する展開の大きいタイトなミッドテンポの1、凶悪なリフで突進するブルータルな2、メランコリックなイントロからヘヴィリフで圧を掛けていくグルーヴィなミッドテンポの3、クリーンヴォーカルも飛び出す躍動するリフが駆け回るドライヴ感の強いファストチューンの4、ミステリアスなイントロからクリーンヴォーカルからグロウルに展開するダークなヘヴィナンバーの5、アグレッシヴなリフで突き進む躍動感の強いダイナミックなスピードナンバーの6、グルーヴィなリフが圧を高めていくヘヴィナンバーの7、アーチ・エネミーみたいなムードもあるソリッドなミッドテンポの8、ブラックメタル風味のイントロからタイトなリフで進む威嚇的なミッドテンポの9、ブルータルのデスメタルナンバーの10が収録されています。 モダンな要素がさらに強化されたサウンドは、前作からの路線を継承したグルーヴメタルやメロデスなど多彩なエクストリームな側面を見せていきます。スタイルは変化しているもののクオリティの高さは維持されており、メンバーの実力や出自的にはこちらの方がしっくりくる感触が残ります。凶暴なリフとフラッシーなギターソロを随所で披露していくエクストリームな一枚です。 |
同系統アルバム BLOOD DYNASTY/ARCH ENEMY SONGS OF LAST RESORT/THE HAUNTED INHUMAN SPIRITS/DARKANE |
AN INSATIABLE VIOLENCE/CRYPTOPSY |
アン・インセイシャブル・ヴァイオレンス/クリプトプシー |
VICTOR VICP-65642 [☆☆☆☆] >>>>>BUY...?![]() 凶悪なビートとリフにグロウルが荒れ狂うブルータルな突進ナンバーの1で、聴き手を叩きのめしていくアルバムは、テクニカルなビートで突き進む緩急の強い凶暴な突撃ナンバーの2、嵐のようなビートとリフで圧倒する高圧の3、4、不穏な空気が立ち込めるグルーヴィなパートから突撃パートへと切り替えていく5、凶暴なリフがタイトに迫る緩急の効いた高圧ナンバーの6、ヘヴィリフが押し寄せる突進ナンバーの7、音の壁が迫りくるブルータルな突進ナンバーの8が収録されています。 予測不能の展開と多彩なテクニックが生み出すサウンドは、まさにクリプトプシーと言った様相を呈しており、音の暴力を味合わせてくれます。スピード感がかなり強まっており、壮絶な破壊力を持って聴き手を圧倒していきます。有無を言わせず一気に駆け抜けていく凶暴な一枚です。 |
同系統アルバム BANISHED BY SIN/DEICIDE SPECTRUMS/DUSK THE UNDERWORLD AWAITS US ALL/NILE |