初心者のためのヘヴィメタル
STEP-2:ヘヴィメタルと初めての...ahh
へヴィメタルという得体の知れない代物に心ならずも興味を持った、もしくは衝撃を受けてしまった貴方。へヴィメタルが何たるかを実際に体験してみるために、とりあえず近くのCDショップへと足を運んでみることにしましょう。 おや、お店には沢山の作品が並べられています。右も左も分からない貴方にとっては玉石混交の作品群の中で、へヴィメタルがいったいどれなのかも容易に判断することは出来ない事があるかもしれません。もっとも日本盤であれば帯という素晴らしいものが存在しているため、それほど苦労することもないでしょう。 しかし、へヴィメタルがいくら巷では人気の無い代物だと言ってみたものの、それなりの数が取り揃えられているのは間違いなく、その中からいったいどの作品を聴いてみるべきなのか?貴方の心に響く作品は果たしてどれなのか? 【お店のおすすめを試す】音楽のジャンル分けがそれなりに成されているお店では、そのコーナーを担当する店員がその月のハイプ![注:レコード会社が何だかとっても売りたくてたまらない作品に対してお金や労力をつぎ込んでいる様]とか一押し!などの惹句で棚の前の方や上の方にディスプレイしている事があります。それらの作品は、既に人気のあるアーティストの最新作だったり、アメリカのチャートを賑わせたりしていたり、期待の新人の作品だったりと、様々な場合がありますが、とりあえず一定数の売り上げが見込める一般の人にもアピールできそうなものが主流です。流行に乗っているという点では巷の話題に付いていけたりと安心して購入できるものではありますが、商業主義的には現在のところサッパリなへヴィメタルとしては売れ線の作品はへヴィメタル的には薄いことが多かったり、店員の好みやレコード会社の戦略に大きく左右されたりと良いことばかりではありません。 そこで、へヴィメタル経験値の少ない貴方に効果的なのが 【コンピレーション】コンピレーションとは特定の編集方針に基づいて複数の楽曲を一つにまとめることで、一枚のアルバムに様々な楽曲が収録されているものを言います。これなら、へヴィメタルがどんな音楽なのか手っ取り早く理解できるぜ!と思った貴方。コンピレーションにも色々な種類があって
と、例として挙げた三枚だけでも、かなり様相の異なるものになっています。とは言え、どれを試してみても、それなりにヘヴィメタル経験値が上がることに疑いの余地はありませんが、問題はこれらの中から気に入ったアーティストが見つかった場合、コンピレーションは不必要になってしまう事です。 しかし!その問題を解決できる選択肢があります。それは、 【DVD】顔文字ではありません。CDではなくDVDを選択することにより、アルバム単位では有効利用できないコンピレーションも映像と言う付加価値が加わり記録性が高まり、さらに面白クリップは後々の話題づくりに最適と、保存しておく大きな理由付けがなされます。また、ミュージッククリップを製作できるアーティストはレコード会社にとっての重要度が高く、さらに作品の一定のクオリティを保っていると思われます。そのようなアーティストの数は必然的に絞られることになり、集められた時にはある程度のバラエティが期待できるという効果もあります。 ただ、日本独自の作品となると数も少なく選択肢が狭められます。さらにリリースのタイミングも遅れがちということで、輸入版DVDをオススメしてみましょう。
輸入版が入手困難の方はジャンル的には偏りますが、次のようなものもあります。
と、良い事尽くめのDVDですが、ミュージッククリップの製作には時間が掛かるため、アルバム発表のタイミングよりも遅れることが多くなります。そのため、DVD化されるころには鮮度が落ちている場合もありますので、購入する場合はその時点での最新のものを選ぶようにしましょう。 それでは、目と耳でヘヴィメタルに飛び込め! |