ALBUM COLLECTION バックナンバー 1997

January Februaly March April May June July August September October Nobember December


  1. ALL AREAS - WORLDWIDE/ACCEPT
  2. REMAINS/ANNIHILATOR
  3. CROSSING THE RUBICON/ARMAGEDDON
  4. PHOENIX RISING/ARTENSION
  5. INSIDE,THE MOON/ATHENA
  6. COLD HEAVEN/BABYLON WHORES
  7. BARBED WIRE SOUL/BLACKSTAR
  8. ACCIDENT OF BIRTH/BRUCE DICKINSON
  9. NOSTALGIA/CLOCKWISE
  10. FLOW/CONCEPTION
  11. PAVLOV'S DOG/CONDITIOND RESPONCE
  12. SPELLCRAFT/DARKSEED
  13. THE MIND'S I/DARK TRANQUILLITY
  14. HANG MYSELF/DEATH FILE
  15. ENTHRONE DARKNESS TRIUMPHANT/DIMMU BORGIR
  16. FALLING INTO INFINITY/DREAM THEATER
  17. CRYPTIC/EDGE OF SANITY
  18. INFERNAL/EDGE OF SANITY
  19. STATE OF MIND/ELEGY
  20. ANTHEMS TO THE WELKIN AT DUSK/EMPEROR
  21. POEMS BURN THE PAST/THE EVERDAWN
  22. GO!/FAIR WARNING
  23. SOL NIGER WITHIN/FREDRIK THORDENDAL
  24. HIGH/FLOTSAM AND JETSAM
  25. DESTRUCTIVE/FORTE
  26. THE KARAOKE ALBUM/GAMMA RAY
  27. SOMEWHERE OUT IN SPACE/GAMMA RAY
  28. VALLEY OF THE KINGS/GAMMA RAY
  29. THE DAWN OF FLAMES/GATES OF ISHTAR
  30. PANDORA'S BOX/GERARD
  31. THE PENDULUM/GERARD
  32. NEMESIS/GRIP INC.
  33. GLORY TO THE BRAVE/HAMMERFALL
  34. DIVA/HEAVENWOOD
  35. DAYS OF PURGATORY/ICED EARTH
  36. EYE OF THE HURRICANE/IMPELLITTERI
  37. WHORACLE/IN FLAMES
  38. IRON SAVIOR/IRON SAVIOR
  39. POLARIZED/IVANHOE
  40. 21TH CENTURY/JOHN SYKES
  41. JAGULATOR/JUDAS PRIEST
  42. OUTCAST/KREATOR
  43. TWO/LIONS SHARE
  44. GHETTO MACHINE/LOUDNESS
  45. ANTICHRIST SVPERSTAR/MARILYN MANSON
  46. METAL DETECTOR/MARSHALL LAW
  47. LIVE TRAX/MEGADETH
  48. CRYPTIC WRITINGS/MEGADETH
  49. PICTURES AT AN EXHIBITION/MEKONG DELTA
  50. RELOAD/METALLICA
  51. PERFECT LIFE?/MINDFEED
  52. WHY/MOAHNI MOAHNA
  53. MALEFICIUM/MORGANA LEFAY
  54. AWAKENING/NARNIA
  55. TALES OF MISTERY AND IMAGINATION/NOCTURNAL RITES
  56. BACK FROM THE DEAD/OBITUARY
  57. MORNINGRISE/OPETH
  58. IT'S PACKED/OUTRAGE
  59. WHO WE ARE/OUTRAGE
  60. ENTROPIA/PAIN OF SALVATION
  61. SPOOKED/PRETTY MAIDS
  62. PRIMAL FEAR/PRIMAL FEAR
  63. FORM OF RELEASE/PURGED
  64. HEAR IN THE NOW FRONTIER/QUEENSRYCHE
  65. LIVE FROM THE VAULT/RAGE
  66. EVERYTHING LOUDER/RAVEN
  67. LEGENDARY TALES/RHAPSODY
  68. ANGEL EYES/RIOT
  69. INISHMORE/RIOT
  70. THE FOUR SEASONS OF LIFE/ROLAND GRAPOW
  71. PARADOX/ROYAL HUNT
  72. CRUST/SADIST
  73. SOUL SEASONS/SANVOISEN
  74. THE WAKE OF MAGELLAN/SAVATAGE
  75. UNLEASH THE BEAST/SAXON
  76. DOWN/SENTENCED
  77. WILL TOMORROW COME?/SIRRAH
  78. DRAGON'S SECRETS/SKYLARK
  79. 'TIL DEATH DO US UNITE/SODOM
  80. VICTIM YOU/SONOFABITCH
  81. VISIONS/STRATOVARIUS
  82. BEHIND/SUPERIOR
  83. THE ROBE/TEN
  84. DEMONIC/TESTAMENT
  85. VELVET DARKNESS THEY FEAR/THEATRE OF TRAGEDY
  86. EXTINCT INSTINCT/THRESHOLD
  87. A DEEPER KIND OF SLUMBER/TIAMAT
  88. SOLID/U.D.O.
  89. RELOAD/UNITED
  90. WATCH OUT/UNREST
  91. BLACK TO THE BLIND/VADER
  92. DE PROFUNDIS/VADER
  93. RENAISSANCE/VANDAMNE
  94. HIGH DEFINITION/VITALIJ KUPRIJ
  95. KILL FUCK DIE/W.A.S.P.
  96. SCARLET SILHOUETTES/WITHERING SURFACE
  97. FACING THE ANIMAL/YNGWIE MALMSTEEN
  98. MADE IN TRIBUTE/VARIOUS ARTIST

ALL AREAS - WORLDWIDE/ACCEPT

VICTOR VICP-60190

[LIVE]

もう、出ないと思っていた彼らのアルバムですが、4人編成時のライヴが出ました。もちろん、昔の曲は4人では魅力半減な訳で、再結成後の曲を聴きたい人向けでしょうか。彼らのライヴ盤はSTAYNG A LIFEに尽きます。

REMAINS/ANNIHILATOR

CANYON INTERNATIONAL PCCY-01139

[☆☆☆☆]

出だしの2曲のデジタルな仕上がりに少し違和感を感じてしまいますが、アナイアレイター節は健在で、いそがしいリフ(笑)の曲や疾走スラッシュ・ナンバー、バラードなどもあり、ほっと一安心というところです。 3曲目はPANTERAみたいなリフにBRAIN DANCEみたいな感じの歌メロでちょっと奇妙です。 全体的にモダンというかテクノというかインダストリアルというか、新機軸を打ち出していますが、基本的には変化はないのでした。ヴォーカルはだんだん良くなってきていると思います。 一番熱い曲はTRICKS&TRAPSでしょうか。ですが、ヴォーカルが良ければもっと良くなったであろう曲が多いです。

CROSSING THE RUBICON/ARMAGEDDON

TOY'S FACTORY TFCK-87103

[☆☆☆☆]

ARCH ENEMYのマイケル・アモットの弟のクリスのプロジェクトのアルマゲドンはARCH ENEMYより音が明瞭で、ギターソロがメロディアスになっていて聴きやすくなっているのでした。 あとリコーダー(笑)が入っているところが違ってます。

PHOENIX RISING/ARTENSION

ROADRUNNER RECORDS PRCY-1058

[☆☆☆☆]

クラシックとロックを融合させる彼らの新作は、前作よりもサウンドがちょっとヘヴィになって、プログレッシヴな展開が増えたため、長い曲が多いです。相変わらず、キーボードとギターのバトルは白熱しています。ヴォーカルも上手いです。

INSIDE,THE MOON/ATHENA

TEICHIKU TECW-25238

[☆☆☆]

プログレ・ハードと言った方がよいでしょう。メロディアスでテクニカルなサウンド。聴きやすいです。ヘヴィじゃないけど。

COLD HEAVEN/BABYLON WHORES

PONY CANYON INC. PCCY-01161

[☆☆☆]

謎(笑)の「デス・ロック」を名乗るフィンランドのバンドのこのアルバムは、ゴシックとかハードコアとかスラッシュとか、いろんな要素が混ざり合っていますが、なんか散らかってて奇妙です。メロディアスな部分は日本のヴィジュアル系バンドみたいな感じもします。アグレッシヴながらキャッチーなメロディがどの曲にもあるので聴きやすいです。タイトルトラックのインストゥルメンタルはゴシックしています。

BARBED WIRE SOUL/BLACKSTAR

TOY'S FACTORY TFCK-87140

[☆☆☆☆]

CARCASS 3/4が結成したバンドですが、デス・ヴォーカルを目いっぱい薄めて、SWANSONGを凄くロックン・ロール寄りにしたような感じです。80年代のヘヴィメタルみたいな雰囲気の音でメロディもあってCARCASSよりも聴きやすくなっています。何に近いかっていうと・・・今、思い付かないんですが(笑) 。ボーナストラックも8曲入ってます。

ACCIDENT OF BIRTH/BRUCE DICKINSON

Victor VICP-60002

[☆☆☆☆]

髪を切って人間らしく(笑)なったブルースには、やっぱりヘヴィメタルが一番だなあ。エイドリアン・スミスも参加している曲は殆どアイアンメイデンていうか、今のアイアンメイデンよりも良いかも。

NOSTALGIA/CLOCKWISE

CANYON PCCY-01083

[☆☆☆☆]

北欧メタルのメロディを堪能できる優れたアルバム(ヘヴィじゃないけど)。今月の1枚へ

FLOW/CONCEPTION

VICTOR VICP-5848

[☆☆☆☆]

最初の3曲を聴いたときは、今時の音になってしまったなーと思ったんですが、それからはいつも通り、というか前よりも進んだメロディアスな曲やストリングスを導入した曲もあってカッコよく仕上がっています。全体的には前よりもヘヴィです。 お気に入りの曲は9のCARDINAL SINです。 10でもいいんですけど、10はボーナストラックなので。

PAVLOV'S DOG/CONDITIONED RESPONCE

FANDANGO RECORDS TKCF-45039

[☆☆☆☆]

PAVLOV'S DOGじゃありません。CONDITIONED RESPONCEです(笑)。日本デヴュー時にバンド名とアルバムタイトルを入れ替えるという非常に判りにくい事をやってのけましたが、サウンドの方は哀愁あるメロディのオーソドックスなヘヴィメタルです。昔のQUEENSRYCHEみたいな感じもあります。ハイトーンヴォーカルの伸びが心地よいです。

SPELLCRAFT/DARKSEED

VICTOR VICP-60045

[☆☆☆☆☆]

格好いーじゃないですか。物悲しいメロディがヘヴィでダークでアグレッシヴなサウンドにのって、叙情的なドラマを創り出しています。ヴォーカルはRAGEみたいな雰囲気がします。でも、このバンドをデスメタルと呼ぶのはどうかと思います。前作はデスメタルだったようですが。さらに、ゴシックメタルと呼ぶのもどうかと。ダークな雰囲気のヘヴィメタルでいいんじゃないでしょうか。

THE MIND'S I/DARK TRANQUILLITY

[☆☆☆☆☆]

メロディック・デスメタルの一翼を担う彼らの新作は驚くほどの出来です。鋭いギターリフ、疾走する曲の複雑な展開や、ミドルテンポの曲の感情を揺さぶるギターなどは、言葉に言い表せないぐらいです。女性ヴォーカルとデスヴォーカルのコントラストは曲をドラマティックに盛り上げますし、デスヴォーカルも、より慟哭の度合いが強まったように感じます。デスヴォーカルが気にならない人は絶対に買いなさい。 あと少し気になることは、突然終わるような印象を与える曲が多いことでしょうか。

HANG MYSELF/DEATH FILE

HOWLING BULL Entertaainment Inc. HWCA-4

[☆☆☆]

日本のバンドなんですが、こっちの方がデスメタルしていて激しいです。多分、世界にもアピールできる凄いアルバム何でしょうけど、今の気分は☆三つ。

ELECTRIC SCUM/DEPRESSIVE AGE

BMG BVCP-6006

[☆☆☆]

ヴォーカルが特徴的なサウンドを聴かせてくれる、んですけど、えーいつもとそんなに変わらない様な気がするなあ。前よりは聴きやすくなってるけど。

ENTHRONE DARKNESS TRIUMPHANT/DIMMU BORGIR

AVALON MICY-1033

[☆☆☆]

ノルウェーのブラックメタル・バンドのサードです。メロディあります。キーボードも使われてます。シンフォニックなところも多いです。ヴォーカルもわめいてます。白塗りです(笑)。

FALLING INTO INFINITY/DREAM THEATER

EASTWEST JAPAN AMCY-2315

[☆☆☆]

AWAKEよりはマシになりましたが、IMAGES AND WORDSには及ばないというのが率直な印象です。バラードは悪くありませんが、長い曲は場面展開が多い割に平坦な印象を受けます。歌メロもちょっと弱いです。耳をひくパートもありますが全体的にはあまり残りません。誰か何とかしてください。 全体的に緊張感が足りません。すごく足りません。

CRYPTIC/EDGE OF SANITY

VICTOR VICP-60165

[☆☆☆]

中心人物だったDan Swanoが脱退してすっかり普通のデスメタルになってしまいました。スラッシュ的な疾走タイプのサウンドです。メロディックじゃありません。ちょっと中途半端になったかも。

INFERNAL/EDGE OF SANITY

VICTOR VICP-5859

[☆☆☆☆]

ひさびさに激しいデスメタルを紹介することができました…。でも内容はいろんな曲がはいっているので、面白いです。グランジとか、スラッシュとか正統派とか。

STATE OF MIND/ELEGY

Victor VICP-60004

[☆☆☆]

ヴォーカルが変わってのニューアルバムは、彼ららしいギターも健在で、ヴォーカルの唄いっぷりにも余裕が感じられます…が、ちょっと決め手に欠けるというか、手堅くまとまりすぎてしまったような気がします。路線は変わってないんですが。

ANTHEMS TO THE WELKIN AT DUSK/EMPEROR

TOY'S FACTORY TFCK-87133

[☆☆☆☆]

ノルウェーの正真正銘の悪魔崇拝者バンドのセカンドはマシンガンビートと吐き捨てに近いヴォーカルではありますが、ドラマティックです。凶凶しい雰囲気がとってもスリリング(笑)。でも、このアルバムの売り上げで変な儀式(笑)とかやってたら嫌だなあ・・・・。

POEMS BURN THE PAST/THE EVERDAWN

MARQUEE INC.,JAPAN. MICY-1014

[☆☆☆☆]

スウェーデン出身のメロディック・デスメタルですが、ヴォーカルが吐き捨て型に近いため、スラッシュメタルのような印象も受けます。メロディアスなリフで大体の曲が突っ走っているので、かったるいところはありませんが、これといった曲が見当たらないのも確かです。叙情的なメロディも時たま出てはくるのですが、ボーナストラックの方が叙情デスしてます。デスメタルではAT THE GATESに近いでしょうか。

GO!/FAIR WARNING

ZERO CORPORATION XRCN-1292

[☆☆☆]

……………98点か………………前のアルバムよりは体になじむけど。世の中にはひねくれてるのもいるってことで。

SOL NIGER WITHIN/FREDRIK THORDENDAL

BANDAI MUSIC ENTERTAINMENT MICY-1001

[☆☆☆]

メシュガーのギタリストのソロアルバムは1曲43分もあって、ちょっと疲れます(笑)。様々な音楽の要素が絡み合って複雑な様相を呈しています。メシュガーはあんまり好きじゃないので、ヴォーカルが少ない分こちらの方が聴きやすいです。

HIGH/FLOTSAM AND JETSAM

VICTOR VICP-60065

[☆☆☆]

MCAに切られて(笑) METAL BLADEに行ってしまった彼らの新作は、なんといっても有名バンドのロゴをもじった曲名が見物(笑)です。さて、中身の方ですが、'80年代ヘヴィメタルを思い起こさせる内容で、唄えるパワーメタルといった感じに仕上がっています。

DESTRUCTIVE/FORTE

FANDANGO RECORDS TKCF-45036

[☆☆☆☆]

スラッシュ的な要素を含むパワーメタルをやってます。ヴォーカルもアグレッシヴながらメロディを追いかけようとしています。疾走感があって爽快です。モダンヘヴィネスもちょっと入ってますが、昔のMETALLICAっぽいところや、ANNIHILATORみたいに聞こえるところもあります。バラードナンバーもメロディアスで泣きが入ってます。でも、ファンへのメッセージを入れるのはやめろっっちゅーの。

THE KARAOKE ALBUM/GAMMA RAY

VICTOR VICO-60135

カイ・ハンセンのワン・ポイント・アドバイス(笑)が読める、多分日本でしか出ていないヴォーカル無しアルバム。もしかしてこれでヴォーカリストを探すつもりじゃあ・・・。

SOMEWHERE OUT IN SPACE/GAMMA RAY

VICTOR VICP-60061

[☆☆☆☆☆]

ジャーマン・メタルの代名詞である彼らの新作はメロディック・スピード・メタルの基本路線を維持しながらも新しいギタリストのプレイが今までとは違った雰囲気を感じさせつつ、メロディアスなツインギターを心ゆくまで堪能させてくれる作品になっています。それ以外にも前ギタリストだったDirk Schlachterのベースプレイもこれまでのアルバムよりもリズム隊に活気を与えています。もちろん、新しいドラマーもパワフルなプレイです。全体的にはアグレッシヴな印象が強いです。 曲の紹介をすると、

  1. 曲がいきなり始まるのには、少し意外な感じがしました。最初はイントロダクションだと思っていたので。速めの曲です。
  2. 未知との遭遇の例のメロディがちょっと鳴ってはじまるアグレッシヴなナンバーです。
  3. 3キャッチーな感じのアップテンポの曲。
  4. タイトルトラックですが、X-JAPANとBLIND GUARDIANを足したような雰囲気(しかし、この2バンドはKAI HANSANの影響を受けているのでHELLOWEEN-GAMMA RAY的というべきか?)を持つ激しく転調していく曲です。
  5. ミドルテンポのみんなで唄えるコーラスがある曲です。
  6. 短い曲。次の曲へのイントロダクション。
  7. シングルカットされたこの曲に続くわけですが、この曲が一番いままでの彼らのイメージに近いようです。ドラマティックな(全曲そうだけど)曲です。
  8. バラード。
  9. シングルカットされたこの曲ではキーボードがちょっと前面に出て、ギターソロにリッチー・ブラックモア風のフレーズがでてきます。
  10. ドラムソロのイントロダクション。
  11. このアルバムで最も奇妙な曲の11ではアジテイトするような感じで唄ってますが、途中で草競馬の一節を盛り込んでいます。
  12. シングル、IRON SAVIORアルバムに収録されている曲でちょっと聴き飽きたかも。
  13. 壮大感じのなイントロダクション。
  14. オペラティックでコーラスが印象的な曲。
  15. ユーライア・ヒープのカバーで元曲よりも激しくなってます。ヴォーカルは……て感じです。

はっきりいってどの曲を聴いても、マイケル・キスクがいればなあ、とか、ラルフ・シーパースなんでやめたんだよう、とか思うパートが出てくる訳ですが、あと2,3枚唄ったらヴォーカルも上手くなるかもしれないのでKAI HANSENのヴォーカルに目をつむれる(耳をふさげる、か?)人にはお薦めできるアルバムです。

VALLEY OF THE KINGS/GAMMA RAY

VICTOR VICP-60042

[SINGLE]

ギターとドラムが変わっての先行シングルは相変わらずツボをついた曲でメロディック・スピードメタルファンを喜ばせるでしょう……でもヴォーカルも探せよカイ・ハンセン(笑)。

THE DAWN OF FLAMES/GATES OF ISHTAR

MARQUEE INC.,JAPAN MICY-1019

[☆☆☆☆]

IRON MAIDEN等、正統派ヘヴィメタルの影響が感じられる叙情メロディック・デスメタルです。ヒステリックなデスヴォーカルは馴染めない人にはきついです。キーボードも割と使われています。でもバンド内はゴタゴタしてます(笑)。 前作よりもちょっと雰囲気が暗くて荒涼としてます。

PANDORA'S BOX/GERARD

TRYCLE RECORDS TCCN-28035

[☆☆☆☆☆]

永川敏郎率いるGERARDのニューアルバムは、アグレッシヴでシャープなリズム隊と、メロディアスでミステリアスでスリリングなキーボードのアンサンブルが特徴の緊張感ある作品です。 テクニカルなプレイを聴かせるベース、複雑な展開を支えるドラム、そしてドラマティックで美しいキーボードが生み出すサウンドは、まるで一遍の物語を見るかのようです。

ちなみに、このアルバムはヘヴィメタルではない上にギターもありません(笑)、プログレッシヴ・ロックですので。

THE PENDULUM/GERARD

TEICHIKU RECORDS TCCN-28031

[☆☆☆☆]

日本のプログレッシヴ・ロック・バンド。日本ということを抜きにして、かっこいいサウンドです。ドラマティックだし。(ヘヴィメタルじゃない!でも聴いてね)

NEMESIS/GRIP INC.

VICTOR VICP-5820

[☆☆☆]

前よりまとまったけど…。

GLORY TO THE BRAVE/HAMMERFALL

VICTOR VICP-60122

[☆☆☆☆]

伝統的な薫りを漂わせる正統派ヘヴィメタルバンドのデヴューアルバム。澄んだハイトーンヴォーカルが北欧の、ツーバスの連打がジャーマンメタルを思い出させます。今時珍しいピュア・ヘヴィメタルを聴かせてくれます。

DIVA/HEAVENWOOD

MARQUEE INC.,JAPAN. MICY-1024

[☆☆☆☆]

いわゆるゴシック一歩手前の叙情メロディック・デスっていうやつです。メロディアスな部分は、なかなか良いのであんまり機能していないデスヴォーカルをやめて、とっととゴシックメタルになっちゃってください。ジャケットの女の子の顔はちょっと恐いっす。

DAYS OF PURGATORY/ICED EARTH

VICTOR VICP-60037

[BEST]

アメリカの数少ないパワーメタルバンド、アイスド・アースのベストアルバムです。 ベストといっても初期のデモテイクやファースト、セカンドの曲をリミックスして収録してあるんですが。ドラマティックな曲調は昔から変わっていなくて、ヴォーカルも今のヴォーカルが唄っているので、古臭いという感じはあまりしません。本当に彼らは良い曲を創っているので頑張ってもらいたいものです。

だから、買ってね、買ってね、買ってね。

あのー、このアルバム日本盤と海外盤で違うみたいなんですけど、海外盤2枚組みたいなんですけど、どーなってるんでしょーか?>ビクター

彼らの代表曲でセカンドアルバムのオープニング・ナンバーのANGELS HOLOCAUSTでこの曲の後にはSTORMRIDERが間髪いれずに始まるんですが、それは買ってのお楽しみ。

EYE OF THE HURRICANE/IMPELLITTERI

VICTOR VICP-60167

[☆☆☆☆]

あああああっ、金無いのに買っちまったああああ!これからどうすんだ>オレ。

まあ、そんなことは置いといて、このアルバムでも彼らは自分の道であるネオクラシカルなギターを絡めたメロディアスでスピード感あるヘヴィメタルをやってます。前作よりは、バラエティに富んでいてあんまり飽きません。でも、もーちょっと凄いのが創れるような気はします、彼は。4のインストがイングヴェイしてるっていうことは言わなくてもわかりますよね(笑)。

WHORACLE/IN FLAMES

TOY'S FACTORY TFCK-87134

[☆☆☆☆☆]

デスヴォーカル以外はほとんどオーセンティックなヘヴィメタルになっている、このアルバムは、これでもかっていうぐらいに叙情的なメロディが氾濫しています。破壊的なヴォーカルと物悲しいメロディが感情を揺さぶるドラマを創り出しています。

IRON SAVIOR/IRON SAVIOR

VICTOR VICP-60049

[☆☆☆☆☆]

こ、これは! RUNNING WILDみたいなリフにBLIND GUARDIANのツーバスとGANMA RAYのギターソロとHELLOWEENのコーラスとツインリードギターにPRETTY MAIDS風のヴォーカルとKAI HANSENのへなへなのヴォーカルを乗せてジャーマンメタル一丁上がり、疾走感と昂揚感ある曲調と、みんなで唄うぞコーラスで君もすっかりヘッドバンガー!って、何言ってんだ(笑)>俺。 HELLOWEEN以前のSECOND HELL、IRON FISTのメンバーだったPiet SielckとGANMA RAYのKai Hansenのプロジェクトは狭義のジャーマンメタルを見事なまでにやってのけるメロディック・スピード・メタルだ!基本に忠実に聴き手の期待を裏切らない内容は、模倣ではないオリジネイターとしての自信すら感じさせます。 これがみんなの待ってたジャーマンメタルの集大成だ!(…ですよね?あっハイトーンヴォーカルがないか…)

PRETTY MAIDSはドイツのバンドではありません。念のため。ヴォーカルはSINNERの方が近かったかも。

POLARIZED/IVANHOE

MARQUEE INC.,JAPAN MICY-1028

[☆☆☆☆]

プログレッシヴなヘヴィメタルをやってるIVANHOEのサードですが、ちょっとジャーマンみたいなところが顔を出すようになりました。ドラマティックでメロディアスなところは変わってません。前作より耳に馴染みやすくなったでしょうか。

21TH CENTURY/JOHN SYKES

MERCURY MUSIC ENTERTAINMENT CO.,LTD. PHCR-1590

[☆☆☆☆]

バラードアルバムから一転、テンションの高いハードロックしているアルバムを出してきました。メロディアスでキャッチーなフレーズも多いです。

JAGULATOR/JUDAS PRIEST

ZERO CORPORATION XRCN-2001

[☆☆☆☆]

新生JUDAS PRIESTの新作は前作PAINKILLERのコアな部分のみを抜き出して更に発展させたようなヘヴィでアグレッシヴでブルータルな、リフ主体の作品になっており、メロディの要素は希薄です。PANTERAなどのモダン・ヘヴィネスの影響が強く見られますが彼ら独特の雰囲気も残っており、彼らの過去と未来をつなぐギリギリの接点の中にあるような気もします。 全体的にSEを含む楽曲が長すぎるきらいがあります。新ヴォーカリストの力量には満足できますが、彼の能力をすべて引き出すまでには至っていません。もっと疾走ナンバーが多ければいいのに。

OUTCAST/KREATOR

VICTOR VICP-60062

[☆☆☆☆]

ジャーマン・スラッシュの雄、KREATORの新作はスラッシュな面が後退して、ヘヴィネスに比重をおいたアルバムになっています。吐き捨てヴォーカルのスタイルは変わりませんが前より聴きやすくなっており、アグレッシヴながら普遍的なヘヴィメタルに接近した感じがします。ですが、そうなるとヴォーカルの音域の狭さと表現力が少し気になるところです。アルバム・ジャケットはゴシック・メタルみたい。あ、中身もちょっとゴシック入ってるかな。

TWO/LIONS SHARE

Victor VICP-60005

[☆☆☆]

正統派ヘヴィメタルをやってます。ちょっとプログレッシヴ。

GHETTO MACHINE/LOUDNESS

ROOMS RECORD BMCR-7017

今月のアルバムへ

ANTICHRIST SVPERSTAR/MARILYN MANSON

MCA VICTOR MVCP-41

[☆☆☆]

バンド名はマリリン・モンローとチャールズ・マンソンからとったという話のセカンドアルバム。えー、なんというか、ヘヴィロックというか、ヘヴィメタルというか、シアトリカルという噂だったのでいかれたバンドかなーと思ったら普通でした。わかりやすいですけど。

METAL DETECTOR/MARSHALL LAW

PONY CANYON INC.,JAPAN PCCY-01173

[☆☆☆]

イギリスの正統派ヘヴィメタルバンドのサードアルバム。スラッシュメタルにも聞こえるようなパワーメタルをやってます。ツインリードもフィーチュアされた硬派なサウンドです。でも決め手に欠けるかな。

LIVE TRAX/MEGADETH

TOSHIBA EMI TOCP-80355

[LIVE]

メガデスの来日記念ミニ・ライヴ・アルバムです。アルバムは銀でしたが、こっちは金です(笑)。まあ、だからどうしたってことですが、ファンの人向け。

CRYPTIC WRITINGS/MEGADETH

TOSHIBA EMI TOCP-50211

今月のアルバムへ

PICTURES AT AN EXHIBITION/MEKONG DELTA

TEICHIKU RECORDS TECW-25413

[☆☆☆]

ムソグルスキーの「展覧会の絵」をバンドとオーケストラで表現したもの、なんですけどファンの方以外はEL&Pを聴いた方が良いでしょう。

RELOAD/METALLICA

SONY RECORDS SRCS-8512

[☆☆]

前作と同時に創られていたヘヴィな楽曲が多いというアルバムですが、さほど変わらないという気がするのは気のせいでしょうか。曲が凄く長く感じられます。やっぱり新しいヘヴィメタル(ヘヴィメタルなんだろーか?)は違うなってことで前作と一緒な評価だ。

PERFECT LIFE?/MINDFEED

FANDANGO TKCF-45011

[☆☆☆☆]

えー何というかヴォーカルが前述のTHRESHOLDを脱退したのがなんとなく解る気がする、ちょっとダークで今風の感じのサウンドになってます。メロディはありますし、悪くはないんですが、ちょっと暗いんです。とりあえずIRON SAVIORの後に聴くのはやめときましょう(笑) 。 どーでもいいんですがファンへのメッセージを収録するのはやめて欲しいんですけど。さらに言うなら日本語メッセージはやめてくれ

WHY/MOAHNI MOAHNA

VICTOR VICP-5836

[☆☆☆☆]

様式美あふれる曲にイングヴェイみたいなソロと複雑な展開。それにエスニックなフレーズをふりかけた、クイーンみたいな感じもあるアルバム。これらのキーワードが気になる人は絶対に買いだ!

MALEFICIUM/MORGANA LEFAY

VICTOR VICP-5816

[☆☆]

うーん困った。つまらない…。

AWAKENING/NARNIA

CANYON INTERNATIONAL PCCY-01138

[☆☆☆]

ネオ・クラシカルなギターに様式美している楽曲がイングヴェイ・マルムスティーンを彷彿とさせる…といったレベルではなく、これは、ヘヴィメタルものまね王座決定戦なのでしょうか(笑)。ギタリストは殆どイングヴェイのコピーなわけで、クレームがこないのが不思議なくらいです(笑)。あまりの出来に思わず笑ってしまう人が1万人(推定)ぐらいはいそうです。

TALES OF MISTERY AND IMAGINATION/NOCTURNAL RITES

TOY'S FACTORY TFCK-87104

[☆☆☆☆]

いきなり邦題(エンド・オブ・ザ・ワールド)と原題が違うという、やってくれるぜトイズ・ファクトリーって感じですが、中身のほうはメロディ満載のハイトーンヴォーカルを擁する正統派ヘヴィメタルで、音は軽めです。IRON MAIDENばりの曲展開をみせるところや、HELLOWEENのようなキャッチーな曲、HEAVENS GATEみたいな曲もあり、それが現在のところ特徴でもあり欠点でもあるといえるでしょうか。 どうでもいいですが、このデスメタルみたいなジャケットは何とかしたほうが良いと思います。>トイズ・ファクトリー

BACK FROM THE DEAD/OBITUARY

ROADRUNNNER RECORDS RRCY-1044

[☆☆☆]

解散説が囁かれていたオビチュアリーの5thアルバムなんですけど、えー、あんまり最近彼らを買ってなかったんですけど、すっかりクリーンな音像になっちゃってて驚きました(笑)。すごく聴きやすくなってしまいましたね。初期の頃のウネウネっとしたところが薄らいでしまったのがコアなファンには残念かも。まーデスメタルらしくなくなってるところがポイント(笑)。すごいデスヴォーカルじゃないし。ジャケットはデスだけど(笑)。あとCD-EXTRAがはいってて、ちょっとお買得(笑)。

THREATENING SKIES

MORNINGRISE/OPETH

MARQUEE INC.,JAPAN. MICY-1022

[☆☆☆]

ちょっとおとなしい感じのメロディック・デスです。ケルト風のメロディがでてきたりします。あんまり勢いは感じられません。さらに10分以下の曲はありません(笑)。

IT'S PACKED/OUTRAGE

EAST WEST AMCM-4608-9

[☆☆☆☆]

いやー、OUTRAGEのライヴは熱いなー、行ったこと無いけど。それと自主制作のミニアルバムは、すごくメタリカしてるんですが(笑)。まー、ファンの人向けでしょうね。限定発売だそうだし。あ、10周年おめでとうございます。

WHO WE ARE/OUTRAGE

EAST WEST JAPAN AMCM-4281

[☆☆☆☆]

しばらく聴いていたら馴染んできました。結構いいアルバムみたいです。

ENTROPIA/PAIN OF SALVATION

MARQUEE INC.,JAPAN. MICY-1013

[☆☆☆☆]

テクニカル・プログレッシヴ・メタル、ミクスチャー・ロックなどこのバンドを言い表すのには、いろいろな呼び方があると思います。テクニカルでメロディアスなギターや伸びのあるヴォーカル、複雑な演奏と展開が楽曲をスリリングなものにしています。多少、楽曲がこなれていないような気がしますが、その変幻自在のサウンドは文字どおりのプログレッシヴ・ロックといえるのかもしれません。

SPOOKED/PRETTY MAIDS

EPIC/SONY ESCA-6656

[☆☆☆☆]最近のアルバムはパッとしなかったプリティメイズですけども、今度のアルバムはやってくれました。90年代らしくない(悪口じゃないよ)サウンドがカッコいい!メロディとパワーがあふれる楽曲を聴かせてくれます。でも、ボーナストラックはいらないと思います。あとキッスのカバーも(笑)。 やはり、1曲目のイントロからの入りかたはヘヴィメタルが好きな人ならワクワクすることでしょう。

PRIMAL FEAR/PRIMAL FEAR

VICTOR VICP-60175

[☆☆☆☆]

久しぶりに帰ってきた元GAMMA RAYのラルフ・シーパースがマット・シナーと結成したプロジェクトの本作では、今までと変わりない力強いハイトーン・ヴォーカルを聴かせてくれます。以前のJUDAS PRIESTみたいなメタリックなサウンドにSINNERっぽいキャッチーさも加わったりして正統派ジャーマン・パワー・メタル炸裂です。カイ・ハンセンもゲストに来てSPEEDKINGのソロを弾いたりなんかしちゃってます。

FORM OF RELEASE/PURGED

Canyon International PCCY-01124

[☆☆☆]

メタリカのヴォーカルみたいな唄いかたのモダンなパワーメタルですけど、……ギターソロも今時のサウンドの割にはちゃんとはいってるし、……リフもザクザクしてるんですけども、……あんまりいい曲がないかな。9曲めとか10曲めはわりとカッコいいんですけど。9曲めとか10曲めはわりとカッコいいというのはギターソロの部分です。5曲目はボーナストラックのデモヴァージョンの方が良い出来のような気がする。ギターソロはどの曲もそれなりに良いんですけど。さらにいいフレーズとかもあるんですけど、1曲通して聴くとあんまり良くないというか。

HEAR IN THE NOW FRONTIER/QUEENSRYCHE

TOSHIBA EMI TOCP-50160

[☆☆]

前半は死ぬほどだるいです。ビートルズみたいな感じもします。後半になってちょっとだけ馴染みのある雰囲気になりますが、少なくともここには僕の知っていたクイーンズライクの残骸しかありません。彼らだという事を忘れられればそんなにひどくはないかもしれません。

LIVE FROM THE VAULT/RAGE

VICTOR VICP-18015

[☆☆☆]

曲がすくないんじゃないの。フルレンスアルバムにしてね。

EVERYTHING LOUDER/RAVEN

ZERO CORPORATION XRCN-1295

[☆☆☆]

うまいんだか、下手なんだか、よくわからないヴォーカルのレイブンの最新作。ノリはいいです。前のアルバムより。勢いもあるし。歌メロもあってんだかどーか、よく分からないです(笑)。お気に入りの曲は6のHUNGRY。

LEGENDARY TALES/RHAPSODY

VICTOR VICP-60156

[☆☆☆☆☆]

スーパー・ブライテスト・ホープ・バンド(by キャプテン和田(笑))のアルバムはシンフォニック・ヘヴィメタルという言葉が似合う、ドラマティックでオペラティックなクラシカルなフレーズ満載の壮大なサウンドです。ストリングスやフルートなどが劇的な雰囲気を盛り上げています。HEAVENS GATEのギタリストが関わっているせいか、ジャーマンメタルみたいな大仰なコーラスもあります。スピードチューンも多いし。方向性としてはANGRAに近いです。ヴォーカルは同じイタリア出身のバンドLABYRINTHにいたそうですが、その時とは名前がちがいます。芸名だったんでしょうか(笑)。、このアルバムはロール・プレイング・ゲームみたいなジャケットなんで間違って買う人もいるかもしれません。異世界地図もついてるし(笑)。

ANGEL EYES/RIOT

ZERO CORPORATION XRCN-2018

[SINGLE]

INISHMOREアルバムからの4曲入りシングルです。3曲が未発表曲です。2はアルバムに入ってても良いかも。ファンの人かコレクター向けです。

INISHMORE/RIOT

ZERO CORPORATION XRCN-2005

[☆☆☆☆☆]

数々の不幸を一身に背負う(笑)RIOTの新作は相変わらずメロディアスでツインリードも決まってます。今はやりの(?)アイリッシュのメロディも取り入れられています。女性コーラスも効果的に機能しています。妙に手数の多いドラムがアグレッシヴさを強めています、といってもそんなに攻撃的じゃないけど。マネージメントも替わって心機一転して頑張ってほしいものです。っていうか日本でも売れないとやばいっていうか(笑)。

THE FOUR SEASONS OF LIFE/ROLAND GRAPOW

VICTOR VICP-60031

[☆☆☆]

はじめて聴いたような気がしない(笑)、このソロアルバムでは彼が殆ど唄ってます。ハロウィンにクラシカルなギタープレイをふりかけたようなサウンドは、ハロウィンの新譜を待てない人には絶好のつなぎとなるでしょう。ヴォーカルもカイ・ハンセンより上手いし(笑)。

PARADOX/ROYAL HUNT

TEICHIKU RECORDS TECW-25535

[☆☆☆☆]

クラシカルでメロディアスでドラマティックなサウンドを追求する彼らの新作は、期待を裏切らない優れたアルバムになっています。美しい音楽を愛する人は絶対、買いでしょう。 しかし、激しいのが好きな人はやめとくのが無難でしょう。でも一回は聴いた方が良いかも。いいアルバムだし。

CRUST/SADIST

TOY'S FACTORY TFCK-87144

[☆☆☆]

イタリアのプログレッシヴ・デスのSADISTですが、大幅なメンバーチェンジの影響も感じさせず、相変わらず複雑怪奇な曲をやってます。メロディアスな部分はかなり後退して、アグレッシヴな部分が前面にでています。

SOUL SEASONS/SANVOISEN

VICTOR VICP-5825

[☆☆☆]

これこそ正統派ヘヴィメタル、でハイトーンヴォーカルもかっこいいしツインギターも決まってるのでがんばってほしい。

THE WAKE OF MAGELLAN/SAVATAGE

VICTOR VICP-60079

[☆☆☆☆☆]

コンセプト・アルバムのストーリーを描き出す歌詞世界を支える劇的な楽曲が一体となって聴く人の感情を揺さぶります。まさにロック・オペラといった感のあるサウンドは前作のダークな印象とは異なり、感情豊かなものになっています。

UNLEASH THE BEAST/SAXON

AVEX D.D.,INC AVCB-66016

[☆☆☆]

NWOBHMからのベテランバンドの新作は、正統派のヘヴィメタルで安定した演奏とメロディ、パワー、スピードを兼ね備えたサウンドは安心して聴くことができます。つまんない曲もありますが。

DOWN/SENTENCED

VICTOR VICP-5827

[☆☆☆]

正統派ヘヴィメタルという感じの曲が並ぶ、のはいいが、ヴォーカルがよくない。歌いかたもヴォーカルラインも変だ。デス声のラインを無理してなぞっているようだ。改善を期待する。(簡単にいえばこんな声のやつは嫌いだってこと。)

WILL TOMORROW COME?/SIRRAH

PONY CANYON INC. PCCY-01160

[☆☆☆☆]

女性ヴォーカルとヴィオラ奏者を含むゴシック・メタル・バンドのセカンドですが、ゴシック的な面はすっかり後退して、ドラマティックでダイナミックなヘヴィメタルになっています。女性ヴォーカルがリードヴォーカルからコーラスに下がったため、ファーストアルバムの妖しい雰囲気も薄れています。デス声も入りますが、あまり気にはならないと思います。前作とは違ってジャケットもタイトルもさっぱりしています(笑)。

DRAGON'S SECRETS/SKYLARK

US CD-017 DP

[☆☆☆☆]

メロディアス・シンフォニック・ヘヴィメタルというジャンルができそうな今日このごろですが、またまた凄いアルバムがありました。QUEENSRYCHE風のヴォーカルがANGRAしているといえば分かりやすいでしょうか。ピアノやフルートも大胆に取り入れられており、ドラマティックに、オペラティックに楽曲を盛り上げています。ですが、いかんせんプロダクションがあんまり良くないです。 えー輸入盤だから、どうしようかなーと思ったんですが、ビクターかポニーキャニオンがそのうち何とかしてくれるでしょう。(ゼロ・コーポレーションかも…)

'TIL DEATH DO US UNITE/SODOM

BMG JAPAN BVCP-6021

[☆☆☆☆]

絶滅寸前のスラッシュメタルの生き残り、ソドムのニューアルバムは、いつもどおりの突撃スラッシュです(笑)。ハードコアとかパンクの要素もありますが、それはスラッシュメタルには必ず含まれるものなので気にはしません。前のアルバムよりもギターソロがはっきりしてます。モーターヘッドみたいに聞こえるところもあります。サイモンとガーファンクルの「冬の散歩道」のカバーは、あんまり違和感がなくてちょっと(笑)。

VICTIM YOU/SONOFABITCH

VICTOR VICP-5823

[☆☆☆]

NWOBHM風のオーソドックスなヘヴィメタル。サンダーヘッドはどうなる?

VISIONS/STRATOVARIUS

Victor VICP-60026

[☆☆☆☆]

様式美&メロディック・スピード・メタルの王道を突っ走る彼らの新譜は今回も日本人受けする内容に仕上がってます。まーこのバンドだけを聴く人は何も感じないと思いますけど、オリジナリティあふれるアルバムとは言い難いです(笑)。ハロウィンとかクイーンズライクとかは(あと、イングヴェイも)今までも入ってたんですけど、今回目立つのはアングラ(笑)。別にそれが悪いと言う訳じゃないです。曲がよければそんなことはどーでもいーです。安心して聴けるということには変わりありません。ボーナストラックはいらない。

BEHIND/SUPERIOR

VICTOR VICP-5824

[☆☆☆]

プログレッシブな感じでわりとよいんじゃないでしょうか。

THE ROBE/TEN

ZERO CORPORATION XRCN-2009

[☆☆☆☆]

リリースのペースがはやいTENですが、作品のほうはいつもどおりの質の高いメロディアス・ハードロックをやってます。混声合唱団が入ってたり、アラビアンなフレーズが出てくる曲などがあってちょっと新しいワザも使ってます。

DEMONIC/TESTAMENT

BANDAI MUSIC APCY-8395

[☆☆☆☆]

レーベルのドロップや解散などでゴタゴタしていた彼らの新譜はデスメタル的なディストーション・ヴォイスを中心としたヴォーカルスタイルのヘヴィな作品になっています。デスメタルとは違い、バックの音像がはっきりしているためヘヴィなスラッシュメタルといった感が強いです。スラッシュ的な楽曲が多い訳ではありませんが。パワー、ヘヴィネス重視の楽曲には凄まじい重量感、圧迫感を感じます。個人的にはこのヴォーカリストには普通に唄ってもらった方が好ましいのですが。

VELVET DARKNESS THEY FEAR/THEATRE OF TRAGEDY

MARQUEE INC., MICY-1009

[☆☆☆]

ジャケットが艶っぽい(笑)ゴシック・メタルですが女性ソプラノのほうがリードヴォーカルのようで、静かな雰囲気で曲が進んでいきます。ドラマティックではありますが、荘厳といった印象のほうが強いのでおとなしい感じも受けます。女性ヴォーカルの唄うメロディは普通の人にもアピールできるものがあると思います。このバンドの日本盤のファーストってバンド名間違ってませんでしたっけ?

EXTINCT INSTINCT/THRESHOLD

FANDANGO RECORDS TKCF-45015

[☆☆☆]

プログレッシヴでメロディアスなヘヴィメタル。一言でいうならDREAM THEATERタイプといったところでしょうか。こっちの方がヘヴィメタル寄りですが。メロディアスなキーボードやドラマティックに唄い上げるヴォーカルは、なかなか心地良いんですが、今一つ決め手に欠けるのが難点でしょうか。

A DEEPER KIND OF SLUMBER/TIAMAT

VICTOR VICP-60034

[☆☆☆]

デスメタルでスタートしたティアマットも、前のアルバムあたりでデスメタルではなくなってしまい、このアルバムでヘヴィメタルの枠も超えてしまったようです。浮遊感のあるヴォーカルが心地よいんですが、アグレッシヴとか、ヘヴィメタル的な展開とかは皆無なのです。 UPDATE テクノやオリエンタルなフレーズが飛び出したり、環境音楽みたいな曲があったりと複雑な様相を見せ、サウンドトラックみたいな印象を受けます。全体としては……よく解らない(笑)。

SOLID/U.D.O.

Victor VICP-60022

[☆☆☆]

ACCEPTの解散によって再結成されたU.D.O.のニューアルバム。曲はACCEPTのOBJECTION OVERRULEDに入っていてもよさそうな感じで、強力なパワーメタルは今も健在です。 悪くはないけど、すごく良くもない。なんか足りない気がする。(疾走ナンバーかな…?)ACCEPT最後のアルバムよりはよっぽどいいんだけど。マティアス・ディートに復帰してもらいたい。

RELOAD/UNITED

VICTOR VICP-5821

[☆☆☆]

ハードコアっぽいヴォーカルで昔のスラッシュみたいな感じもある、勢いのあるアルバム。

WATCH OUT/UNREST

FANDANGO TKCF-45020

[☆☆☆☆]

正統派ヘヴィメタル・バンドのサードアルバムで日本デヴューアルバム。PRETTY MAIDSを歪ませたような雰囲気を持つヴォーカルにツインギターが絡んで、勢いとパワーがあってメロディもある80年代的なヘヴィメタルをやっています。IRON MAIDENみたいなツインリードもほんの少しあります。絶滅の危機に瀕している正統派バンドには頑張ってほしいものです。

BLACK TO THE BLIND/VADER

MARQUEE INC.,JAPAN. MICY-1026

[☆☆☆]

ポーランドのヴァイオレンス・デスのサード。切れ味鋭いリフとツーバスの連打が決まってますが、出来としては前作には及ばないかなと。突っ走ってはいますが。メンバーのグループショットは危ないです(笑)。フォトショップのフィルタ炸裂のジャケットも今一つかと。

DE PROFUNDIS/VADER

MARQUEE INC.,JAPAN. MICY-1016

[☆☆☆☆]

輸入盤で大人気のデスメタル・バンドですが、切れ味鋭いリフやタイトなドラムが疾走感あふれるサウンドを聴かせてくれます。歌詞もオカルト満載の真正デスメタルですが、シャープなサウンドはSLAYERを彷彿とさせるところもあり、破壊的な音に飢えている人にはもってこいのアルバムです。

RENAISSANCE/VANDAMNE

PONY CANYON PCCY-01075

[☆☆☆]

メロディアス・ハードといった感じのアルバム。曲は悪くないです。2が一番ヘヴィメタルしてるかな。

HIGH DEFINITION/VITALIJ KUPRIJ

ROADRUNNER RECORDS PRCY-1052

[☆☆☆☆☆]

ARTENSIONのキーボーディストのソロアルバムでオールインストです。バンドよりはヴォーカルが無いぶん楽曲のスリリングな面がより強く出ていると思います。ギターもキーボードもまさにバトルってかんじで凄いプレイをします。ネオ・クラシカル、様式美ファンの人にはお馴染みのパガニーニの奇想曲をフィーチュアした曲も上手く消化されています。そして、4のプログレッシヴな展開とパワーには圧倒されます。最後まで緊張感の途切れない楽曲には優れたセンスを感じます。

KILL FUCK DIE/W.A.S.P.

VICTOR VICP-5835

[☆☆☆☆]

あぶないW.A.S.P.が帰ってきた、のかと思ったらそれは序盤だけで後半は最近のアルバムに似た傾向の曲が続きます。今までの集大成みたいなアルバムです。打ち込みドラムがインダストリアルな感じを醸し出すのは狙いか?

SCARLET SILHOUETTES/WITHERING SURFACE

MARQUEE INC.,JAPAN MICY-1031

[☆☆☆]

いわゆる叙情メロディック・デスメタルというやつです。IRON MAIDENばりのツインギターやフレーズが、ちょっと印象的です。が、もっと印象的なのはヴォーカリストでしょうか(笑)。

悪くはありませんが、多くのバンドがメロディック・デスメタルをやっている現在としては、抜きんでているとは言えないでしょう。平均的な内容でしょうか。それにしても中ジャケットとかケースの中とかの写真が凄く妖しいんですが(笑)。

ところで関係ないですけど、今のメロディック・デスメタルの状態は以前のスラッシュ・メタル乱立状態に近づいてるような気がするんですが、この先大丈夫なんでしょうか。

FACING THE ANIMAL/YNGWIE MALMSTEEN

PONY CANYON INC. PCCY-01154

[☆☆☆☆]

いつもどおりに弾きまくっているイングヴェイの新作はコージー・パウエルが参加してパワフルなドラムを聴かせています。前2作よりもギターソロが良くなってます。ヴォーカルも前作とは変わってますが、上手く唄いこなしています。最近の作品の中では一番の出来ではないでしょうか。

MADE IN TRIBUTE/VARIOUS ARTIST

TOY'S FACTORY TFCK-87101

    メイド・イン・トリビュート
    メイドゥ・イン・トリビュート
    メイデュ・イン・トリビュート
    メイデイン・トリビュート
    メイデン・トリビュート……

基本的に、こーゆートリビュートアルバムは評価しないんですけど、アイアンメイデンのトリビュートと聞いて黙っているわけにはいかない訳で、 今月のアルバムへいきなりここ?

ALLEGIANCE

えー、オーストラリアのバンドからメールがきました。BURRN!誌の輸入盤のところにのってるバンドでした。ホームページはhttp://www.crystal.com.au/~allegです。音も聴くことができます。品質が悪いので良く判りませんが、ANTHRAXみたいな感じもします。買うこともあるかもしれません、手に入ればですが。