ファーストアルバム。
METALLICAに在籍していたDave Mustaineが1983年3月に突然、解雇を言い渡されたことで、David Ellefsonとともに結成したバンド。
セカンド・ギタリストとドラマーの選出に難航した彼らはデモテープ作成の段階でSLAYERのギタリストのKERRY KINGに参加してもらっている。1984年に残りのメンバーが加入し、このデヴューアルバムを完成させる。当時、シーンに台頭しつつあったスラッシュ・メタルの中でも彼らの創り出すものは細部まで計算しつくされた構成とジャズ/フュージョンのもつ複雑さをブレンドしたものになっており独自のサウンドを生み出しており、インテレクチュアル・スラッシュ・メタルと呼ばれた。
4はナンシー・シナトラのカバー。8はMETALLICAのTHE FOUR HORSEMENの異名同曲。
セカンドアルバム。このアルバムでメジャー・デヴューを果たした。アグレッシヴで疾走感をもちながらも、テクニカルで複雑な構造の曲はしっかりとしたテクニックに裏打ちされており、インテレクチュアル・スラッシュ・メタルの名にふさわしいものとなっている。
7はジェフ・ベックのカバー。
サードアルバム。Dave Mustaine、David Ellefsonとギタリスト、ドラマーの関係悪化によりメンバーチェンジして制作された。作風は前作を継承しているが、ヴァラエティに富んだ曲作りによって、聴きやすいサウンドになっている。
3はSEX PISTOLSのカバー。
4thアルバム。Dave Mustaine、David Ellefson両者のアルコール、ドラッグ問題も絡み、マネージメントにも問題が生じたなかでMarty Friedman(HAWAII-CACOPHONY)とNick Menzaを迎えて制作された。
テクニカルで複雑な曲展開はそのままにアグレッシヴな面を強調したサウンドになっている。より普遍的なヘヴィメタルに近づいた印象を与える。
5thアルバム。インテレクチュアル・スラッシュ・メタルからヘヴィメタルへの発展が見られるアルバム。アメリカで初登場2位を記録し、全世界で200万枚近くを売った。スピードよりもヘヴィネスを重視した作風になっている。
6thアルバム。再度ドラッグ、アルコール問題が持ちあがったDave Mustaineのリハビリが済むのを待って制作された。ヘヴィネス重視のサウンドは本作でより推し進められ、ヴォーカルメロディにいままで以上に気を配ったサウンドは情感を強く表現している。
7thアルバム。プロデューサーにGIANTのギタリストだったDann Huffをむかえて制作された。アートワークがアルバムタイトルに合わなかったため、アルバムタイトルを変更し、アートワークを作り直すという経緯があった。オーケストラの導入やシタールなどを使った奥の深いサウンドながら、未だ彼ららしさを失ってはいない。原点回帰といった様相の曲もあり、この時点での彼らの集大成ともいえる。
来日記念ミニ・アルバム。1,2,3,6は1997年6月13日のフェニックス、アリゾナのメサ・アンフィシアター、4,5は1995年2月25日ロスアンジェルス、オリンピック会館でのライヴ。
再来日記念ミニ・アルバム。CRYPTIC WRITINGSからの曲をインストゥルメンタルにアレンジし直している。
8thアルバム。ドラマーが交替して製作された。前作の路線を維持しながらより一般的なリスナーを意識した聴き易いサウンドに仕上がっている。その楽曲はキャッチーでポップな色彩を持つものが増えへヴィメタル的なエッジは少なくなっている。
ベストアルバム。
9thアルバム。ギタリストに元SAVATAGEのAl Pitrelliを迎えて製作された。今までの彼らの作風を集約したようなスリリングな展開や叙情的なメロディ、奇怪なギターソロなどのサウンドを展開する。
ファーストアルバムをデジタルリマスターして再リリースしたアルバム。
デモバージョンの音源とカバーのTHESE BOOTSはオリジナルアレンジを施されている。
フルレンスライブアルバム。2001年11月にアリゾナで行なわれたライブの模様を収録。
セカンドアルバム。
10thアルバム。一時は引退をほのめかしていたDave Mutaineが再始動したアルバム。ギタリストに初期アルバムに参加したChris Poland 、ドラマーにジャズ・フュージョン畑のVinnie Colaiutaを迎えて製作された。初期の音楽性を彷彿とさせる曲展開と最近のメロディが合わさったクセのある正統派ヘヴィメタルを作り出す。
11thアルバム。メンバー一新で再生メガデスを宣言するヘヴィメタルな作品。12はLED ZEPPELINのカバー。
12thアルバム。ギタリストが体調不良のため交替している。スリリングなインテレクチャル・スラッシュ・サウンドを作り出す。
13thアルバム。David Ellefsonが復帰して製作されている。スリリングなサウンドとメロディが交錯するヘヴィメタルを作り出す。
14thアルバム。メロディを全面に押し出したヘヴィメタルを作り出す。11はThin Lizzyのカバー。
15thアルバム。ANGRAのKiko LoureiroとLAMB OF GODのChris Adlerが加入して製作されている。テクニカルでメロディアスなヘヴィメタルを作り出す。11はFEARのカバー。
1stアルバムを更にリマスターを加えた完全版として完成させた一枚。
16thアルバム。ドラマーが交代し、ベーシストが脱退している。テクニカルでメロディアスなヘヴィメタルを作り出す。13はDEAD KENNEDYSのカバー。