タケノコの下ごしらえ
春と言えばタケノコ。タケノコを選ぶ時は、持ってみてずっしりと重いもの、また、丈が短く底面の広い「ずんぐりむっくり」体型のものを選びます。さて、首尾よくタケノコが手に入ったら、まずは下ゆでをします。
タケノコの下ゆで
やすこさんは、たいてい一度に2本のタケノコを下ゆでします。どうしてかというと、タケノコをゆでるときに2本を交互に並べると、ちょうど鍋に入って効率がいいからです。
- タケノコは、根元の泥のついている堅い皮を2~3枚むき、穂先を斜めに切り落とし、縦に1本切り目を入れる(中のタケノコに傷をつけないように注意)。
- 圧力鍋にタケノコとかぶるくらいの水を入れ、米ぬかひとつかみ(米ぬかがない場合は、米のとぎ汁を使うとよい)と鷹の爪2本を入れる。落としぶたをして、さらにふたをセットし強火にかける。おもりが動いたら弱火にして10分ゆで、火を止めて15分おき、ふたを開けて冷めるまでほっておく(普通の鍋を使う場合は、沸騰してから弱火で40~50分くらいゆで、冷めるまでほっておく)。
- タケノコについた米ぬかをきれいに洗い流し、包丁目を手がかりにして皮をむく。
タケノコの料理
下ゆでがすんだタケノコは、先端の柔らかいひめ皮の部分はワカメと一緒に味噌汁に、真ん中の部分は、みそ煮やしょうゆ煮や焼き物に、根元から2cm位のしゃきしゃきした部分はタケノコご飯にと、様々な料理に使えます。
タケノコと木の芽
木の芽(サンショウ)は、タケノコ料理にはかかせないあしらいの薬味。煮物の仕上げにそのままのせたり、すりつぶして木の芽和えにしたり、タケノコと味の相性がいいだけでなく、タケノコがにょきにょき出てくる頃に、ちょうど木の芽も芽吹き出すなんて、自然てほんとにうまくしてますよね。