雑記帖 - 旅日記
- No.11
2005秋~金沢・能登「1日目」 -
行程5月の終わりに「居酒寿司」にて運命的?な出会いをし、その2ヶ月後には、ト・ぺこさんが沖縄旅行へ出掛け、かの地ですっかりお世話になったサムさん&ノウサギさんが、今度は再び北陸へやってこらはることになった。これは、何が何でもお返しをせんならん。宿は「さか本」を2ヶ月前に予約されたとのことで、「ぜしとも便乗を」と強引に割り込ませてもらい(お返しのはずなのにかえってごやっかい)、北陸のうまいもんをリストアップし、希望を伺ったりして計画を練り、ウキウキとその日を待った。
さて、当日、待ち合わせをした金沢「ラ・ヴィータ」に、なんとのっけから我が家が遅刻して到着。とほほ。お店はこの日も盛況で、サムさんたちが待っている間に、何組も断られて帰っていったとのこと。息子ロクさんは、前夜のうちに東京から金沢入りし、昨夜は「更科藤井」で3時まで飲んでいた~とやや眠たげ。再会を祝して、まずは赤ワインで乾杯(運転手のロクさん・トさんは舐めるだけ)。料理は、おまかせコース、魚介コース、ピッツア&パスタコースをそれぞれ2名ずつ注文し、手動式回転イタリアンで賑やかにみんなで廻し食べ。
- たべたもの --- サラダ | フォッカチャ | 前菜盛合せ | 赤鯛のカルパッチョ | マルゲリータ | ズッキーニのスープ | パスタ - ズッキーニとトマト・白インゲン豆のトマトソースのリガトーニ・ポルチーニのクリームソース・海老とルッコラ? | 真鯛のポワレ | 黒豚のロースト | デザート盛合せ | チョコレートケーキ | 紅茶のプリン | エスプレッソ・コーヒー
- のんだもの --- 赤ワイン
「ラ・ヴィータ」を出て、能登へ向かう前に、金沢郊外の「陶房ななかまど」さんへ立ち寄った。大さん、かのこさん、Jrくん3人揃って出迎えていただく。キッチンスペースや玄関がすっかり素敵に改装されていて、相変わらずの楽しげな暮らしぶり。サムさんちは、珈琲カップや小さな土鍋などを、我が家も、すでに愛用している黒柚鍋と同じのを事務所用にもう一つ、贈り物用に離乳食の鍋、小さな土鍋、大さんの新作小鉢、珈琲カップなどを購入。かのこさん手作りの栗入り揚げ胡麻団子と烏龍茶でもてなしてくださる。心のこもった揚げたて団子の美味しかったこと!
金沢からは、やたらと料金所の多い能登有料道路をひた走り、まっしぐらに珠洲を目指す。6時半前には「さか本」に到着。この宿は、旅館のような至れり尽くせりのサービスは皆無。以前は、愛想係長だった犬のハチが出迎えてくれたのだけど、ハチは亡くなってしまって、おっとりクーちゃんだけがマイペースでとことこ歩いている。サービスゼロの心地よさとでもいうのか、里山の静かな時間と空間を、各自思い思いに心ゆくまで過ごすことができる。つやつやに磨き上げられた廊下を通って奥の広い部屋へ。ほんとなら、サムさん&ノウサギさんだけで、心静かにゆったり宿泊するはずだったのに、なぜかお邪魔虫がぞろぞろとひっついてきたのだった。
ひとっぷろ浴びて、さっそく夕餉。「さか本」の料理は、以前は魚づくしだった印象が強かったけど、今回はそれほどでもなく、ますます洗練されたように思った。旬の地魚や地野菜、手作り豆腐、手打ち蕎麦などが、輪島塗のとびきりの漆器や珠洲焼の器にざっくりと盛られて出てくる。サムさんは泡盛、ノウサギさんはワイン、ロクさんは何でもこい?の酒豪揃い。サムさん持参の特選泡盛数種類に、トさん持参の赤ワインと日本酒の瓶がずらりと林立し、泡盛には「友よせ」の豆腐よう、ワインには「ラ・ヴィータ」さんで分けて貰ったチーズと、嬉しいつまみもあれこれ揃って、みんなして果てしなくぐいぐいと呑みつつ夜は更けてゆく。
- たべたもの --- 汲み上げ豆腐 | 天ぷら - 蓮根・ししとう | 蕎麦 | 刺身 - 赤鯛・なめらばちめ | 煮物 - 高野豆腐・結び蒟蒻・人参・牛蒡・干し椎茸・干しぜんまい | 焼き魚 | 吸い物 - 真鯛 | 焼きおにぎり | 白菜浅漬け | 干し柿
- のんだもの --- 赤ワイン - Mas de Masos 1999 | 日本酒 - 「酔鯨」純米大吟醸酒旭友 | 泡盛 - 「松藤」限定古酒43度(老麹山水仕込み)・「北谷長老」限定古酒35度・久米島の「久米仙」数年もの
- つまんだもの --- ラ・ヴィータさんに分けてもらったチーズ(フィオレサルド・ペコリーノトスカーノ・ゴルゴンゾーラ・グラナパダーノ) | 「友よせ」の豆腐よう
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