ジョージ・ハリソン サウンド




後期に開花した才能!フリー・アズ・ア・バードでも
泣きのギター健在

  グレッチPX6122

ジョージはもともとバリバリのチャック・ベリー少年で、彼のロックンロールナンバーのフレーズは殆ど完璧にコピーしていたそうです。ポールに一目置かれてバンドに誘われたのはそのお陰です。しかし、自分たちのオリジナルになると、弾き込み不足のためか、たどたどしいプレイが目立ち、ポールの長年の不満となっていた様です。コンサートでもたびたびミストーンをしています。しかし、それを差し引いても有り余る魅力的なプレイもたくさん聴かせてくれています。彼が初期に愛用したギターは、敬愛するチェット・アトキンスがグレッチ社と共同開発したセミアコのPX6122です。このギターでコード分散型のフレーズを数多く作り出しています。また、ビートルズサウンドに欠かせない新風を吹き込んだリッケンバッカーの12弦ギター360−12の存在も忘れてはなりません。今ではオクターバーなどのエフェクターを用いれば、6弦ギターでもそれなりの音は出せると思いますが、ビートル少年を極めるためには、是非加えたい楽器ですね。(今までコピーバンドが使っているのを見たことがありません。)中期からはジョンと同じエピフォン・カジノを愛用し、解散間際には、フェンダーのストラトキャスターやテレキャスターを用いて、ジョンのマイルドサウンドに対してメリハリをつけています。彼の才能はホワイト・アルバム以降くらいから開花し、アビーロードで最高潮に達しています。皆、ジョンかポールをやりたがりますが、ジョージ役には、秘めた信念を持ち、彼のスタイルをこよなく愛する人にやってほしいものです。     



ベストギターワークス10
〜これがジョージ・ハリソンサウンドだ!〜


ジョンレノン   ポールマッカートニー   リンゴスター