リッケンバッカーを持っているだけで、こいつビートル少年だとすぐ分かるくらいに、このギターはビートルズ、とりわけジョン・レノンのトレードマークになっています。また、初期のビートルズサウンドにはなくてはならない役割をしています。音質は固めでシャリ〜ンと独特の響きを持っています。ギターとしては一級品とは言えないそうですが、その優美なデザインは今も新しく、ビートル少年なら誰でも憧れるモデルです。コピーバンドを組んで本格的にやるなら、いきなり本物(20〜30万円)とは言わないまでも、先ず国産モデルを手にしたいものです。(各社から数種類出ています。ちなみに、お金の無いビートル少年ハッチ君の愛器は、10年以上前に大阪は梅田で初任給を握り締めて買った、各年式特長いいとこ取りのフェルナンデスモデル(当時約8万円)です。いまだ、無改造ノーマル仕様です。音質(raファイル10KB)もチューニングの狂いやすさ(笑)も負けていません。本物も円高でかなり安くなっており手が届きそうなのですが・・・・。いつかはクラウン(古い!)と同じ感じですね。)ジョンのギターワークを見ると、唄に集中するため、コードストロークが主で、それもテクニック無視のフィーリング一発という形容がぴったりです。平気でコードを忘れてでたらめを弾いたりと、あの危なっかしさがとてもスリリングで魅力的です。世のコピーバンドは、本人よりも弾き込んで、テクニックもあり上手すぎるので面白くありません(笑い)。また、ジョンはレコーディングにおいてはギブソンのJ−160E(11万円)という(ピックアップ付きでエレキギターにもなる)アコースティックギターも多用しており、音の厚みを増しています。こちらも本物でなくても、サンバースト系のギターならそれなりの雰囲気が出ると思います。ギターをバタやん(田端義夫)風に胸のところで高めに抱えるのがポイントです。もう一つ愛用したのがエピフォン・カジノです。こちらは、現在、ブランド引継で国産品となっており、比較的安く手に入るモデルです(10万円以下)。このセミアコエレキは甘い(マイルドな)音色で中・後期のサウンドの中心になっています。中期派は必携の楽器。