雑記帖 - 旅日記
- No.15
2007夏〜黒島 前編 -
嵐を避ける夫婦ト・ぺこが、台風５号、６号の隙間をぬって、今回もまた出発＆帰還に成功しました。行き先は昨年にひき続きまして「黒島」。日本の南端に位置する先島諸島ー石垣島、竹富島、小浜島、黒島、西表島、鳩間島、波照間島、与邦国島ーの一つです。黒島は、人間約200人、牛3000頭の島。ここの魅力は、観光スポットがないところ（それを目当てに最近観光客が増えてきましたが）。ここの仲本海岸で、潜ったり、海風を浴びてるのは最高の気分。
そして何と言っても「豊年祭」の時代絵巻。エメラルドグリーンの海を背景にした「豊年祭」は、相変わらずすばらしいものでした。今年は、客が倍増したと思えるくらいの賑わいでした。といっても、宿泊客以外に石垣からその日1000人が来たという程度ですが。みなさんもぜひ一度、見てくだはれ。
パナリのシュノーケリングは、今回は地元の運道将太くんのツァーに参加。「くまのみ」団地とか、竜宮城で、極上珊瑚と熱帯魚の乱舞を堪能しました。船から青い海に人生最高の飛び込み！も夫婦揃って成し遂げました。竜宮城を堪能した後は、美ら海を眺めながら、オリオンビールや泡盛をぐびぐび。夏の島の愉悦は、海風に吹かれて昼寝することにつきます。黒島の仲本海岸には風の道があり、最高の昼寝床。夕方には西表に沈んで行く夕陽を眺めながら、将太君兄弟や、自分探しの若者達とオリオンビールを酌み交わしました。
夜は、同宿の若いおねーちゃん達に誘われて黒島研究所のナイトツァーに参加。あわよくば海亀の産卵に遭遇するかもということでしたが、ざんねん、海亀には会えませんでした。しかし、ガイドさんのお話は楽しく、星は手が届くほどに近く、流れ星がひっきりなし。対岸のちゅらさんの小浜島はリゾート開発が進んで煌々としています。それにしても、海亀がこの島で産卵・孵化してメキシコに渡り、また還ってくると言うのは、これぞ帰還のウルトラC。
石垣島での夕食は「こっかーら」さん。石垣島の古民家「宮良殿内」の息子さん夫婦のお店。石垣の山腹にあり、その建物が立派。お嫁さんがお姑さんに習った料理だというが、殆ど京都の懐石料理。ぺこさんと会話が弾み、ベストテンに入りそうな高い評価と満足感。泡盛にも驚いた。店主お薦めの10年古酒。黄色くとろっとしていてすばらしい味。店主に聞くと「請福」という。25年物より美味しいかも？。泡盛も年代は或る意味では関係がなく、奥が深い（詳しくは→yo:ku:nel）。今回は石垣島の泡盛を買い占めてきました。最低10年は寝かしておくぞと誓っていますが、来年まで、持つやろか。
石垣での二夜は、連日民謡酒場。一日目は「安里屋」。最初しみじみと安里勇さんを聴いていたら、突然埼玉グループが乱入してカチャーシモードへ。沈着冷静が売りのとぺこもカチャーシー渦に巻き込まれてしまった。舞台の前でスイッ・スイッ・スイッ♪
二日目は黒島出身の嶋仲君一家が総出でやっている「琉歌」。何と、見覚えのある小学一年生位のはな垂れ小僧兄弟がおりました。
「あんた、もしかして昨日の豊年祭で“ハーリー競漕”にでとった？」
「ウン、今日は夏休みで石垣まで来とるんさ〜。」
その彼が、見事に太鼓を叩き、道化踊りをする。流石、芸能の島・黒島！ この辺の世界は、ブタペストのレストランや路上で見かけたヴァイオリン弾き一家の世界と同じ。 5，6歳の子が、お父さんやおじいさんがヴァイオリンをかき鳴らす様子をじぃ〜っと見ていたかと思うと、早速マネして熱心にかき鳴らしていたのです。やっぱし血か。
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関連情報
- 八重山膳符 こっかーら（八重山宮廷料理）
→詳細 - 島唄 安里屋
〒907-0012 石垣市美崎町10-2センタービル１F
Tel: 0980-88-6008
営業時間: 20:00〜
定休日: 水曜日
URL: http://homepage2.nifty.com/asadoya/ - 島唄家「琉歌」
〒907-0022 沖縄県石垣市大川264
Tel: 0980-83-6788
Fax: 0980-82-8100
営業時間: 19:00〜24:00
定休日: 不定休
URL: http://www.kawajo.jp/ryuka/ryuka.html