雑記帖 - 旅日記

No.14
2007春~カナダ「呆れた話」 その1

幸か不幸か、地震とは一日違いで出発出来てしまい、何とか無事帰って参りました。今回のラッキーは、まず往きが満席のため、ビジネスだったこと。「連れの方がおられるようですけど、一人だけ別でもいいですか?」「も、もちろんです」。しかし、なんと出発間際に、O君もビジネスに滑り込み。毎年JAL御用達のブッチャン夫婦は往きも帰りもラッキー席。当方往きは天国帰りは地獄。

数年ぶりのウィスラーは雨。しかも段々暖かくなるという。あーせっかく来たがに、なんちゅーこっちゃ、日本で、何人かお祈りしてるのがやろか。まずは、とりあえず、プールへ。15mのプールをくるくるくるくる約50往復。しょわしきないリゾートライフと言われようとこれは欠かせない。

宿は、最近開発されたノースビレッジの入り口に宏大な敷地を占めるデルタ・スウィーツ。ホテルルームは思ったより狭いが、コンドミニアム形式で、キッチン洗濯機付き。新婚さん用のように、ベッドがぴったりくっつけてあるので、早速、目一杯離す。しかし、翌日は又ひっつけてある。また離す、またくっつけてある。「えーい、こっちは野郎二人や、分かれまー」。でも、ひょっとして、変な誤解をされていたかも?

O君は、仕事柄コックもしているので、今回は自炊をメインとするべく、早速新しい大型スーパーへお買い物。野菜果物は豊富で安く、オーガニックを売りにしたものもある。二人でてんでに食べたいものをかごに入れていたら、それぞれ一万円以上買い物をしており、こりゃ外食の方が安いかと思わず苦笑い。しかし、結局、初日の買い物で、5日間の朝食と3日間の夕食をほとんどまかなった。

初日は、豪華な温野菜付きステーキを野郎二人で食事。ワインは、店員に勧めてもらった地元のワインの高めの赤、メルロー・カベルネなどの混交。なかなか、濃厚で旨いが、こちらのは総じてやや甘い。さて、これでは、侘びしすぎると、O君が、かって地元の顔役に連れて行ってもらった事のある、地元の人御用達のディスコ「バッファロービル」へ繰り出す。あいにくライブは無かったけれどむんむんがんがんの熱気。O君念願のブロンド娘との会話やダンスは果たされなかったが、雰囲気をたっぷり味わって、ホテルへ帰還。

夜中に待っていたのは、雷鳴のようないびき地獄だった。さらに明け方、時差ぼけで二人して寝たり起きたりしていたところ、O君がTVをつけた途端「トさん、大変、石川が地震や、鳥居がたおれとる」と叫びました。すわ、これはスキーどころじゃないと早速電話したところ、ペコさんから「いくつか被害はあったけど大丈夫やから、スキー楽しんでこられ、なん帰らんでいいよ」との有難いお言葉。うーん、そう言われても…。さてさてこの先どうなる事やら。

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