ぞうきん[雑巾]
「雑巾は何といっても手縫いが一番」。ミシン縫いのはごわごわ固くて使いにくいけど、手縫いだと柔らくてとても使いやすい雑巾になります。
雑巾は「きゅっ」と力を入れて絞り、半分にたたんで「ぎゅっ、ぎゅっ」と拭き、反対側を使って拭き、さらに裏返して全面をくまなく使うというのはやすこさんの父まさおさんの教え。
また、やすこさんがまだ幼かった頃。素足で遊び回って帰り、昼寝をしていると、真っ黒になった足の裏を、ゴシゴシと拭いてくれたのも父のまさおさん。きゅっと絞ったつめた~い雑巾で、土踏まずの辺りを拭いて貰うのは、今思いだしても、何とも言えず気持ちのいい足裏の思い出なのだそうです。
うちでは、できたてほやほやの雑巾は、台所まわりや食卓などで使って、汚れてきたら掃除用となり、それでもぼろが出てきたら、ご苦労様でさよならとなります。掃除の時は、あらかじめ絞った雑巾をたくさん用意しておいて、どんどん使って、最後にまとめて洗濯するととても効率よく掃除が出来ます。
材料
- 古くなったタオル(銀行などでもらえるような33cm×77cm位の大きさの薄手のタオル)
- 木綿糸(太#20を使っている)
- 縫い針(木綿針3号位の長くて太めのものがよい)
- 指ぬき
作り方
- 薄手のタオルでもそのまま雑巾にすると厚ぼったくて使い勝手が悪いので、まず4つに折って1/4を切り取る(1)。ただし、使いやすい雑巾の厚さは、使う人の手の大きさなどによって違うと思うので、いろいろ試して見るとよいでしょう。ちなみに切り取った1/4は、さらに縦半分に切ると、ガスレンジなどの汚れたところをちょこちょと拭くのにちょうど良い。
- 切った端が内側になるように両端を折る(2,3)。
- 針に糸を通す。糸は2本取りとして結び目は大きめに作る(4)。
- 折り合わせた右端から並み縫いで(4)、外側から内側へと渦巻きを描いていく(5)。※左利きの人は反対ですね。また、このほかにもばってん模様に縫ったりもします。