雑記帖 - 旅日記

No.18
2008正月〜バリ その3「バリでお楽しみ」

3日目:暗くなってムックと起き上がり「ええっ??ここはどこ?いま何時?」状態だったのですが、朝から飲まず食わずで一日眠りこけていたのが幸いしたのか、はたまた食い意地が元気の源なのか、大人気の「モザイク」の予約を決行するため、街にでかけて楽しい予定をしっかりこなしている凸さん一家に合流せんとて、ふたりはよろよろと立ち上がったのでした。合い言葉はもちろん、人の不幸が三度の飯より好きな悪友を「喜ばせてなるもんかっ!」

ちぃさんは、念願のモザイクの食事が叶うことになり大張り切り。素敵にドレスアップしてお待ちかね。出発前保育園で流行の風邪に愛想良くご相伴し、咳・洟タレに発熱とフルコースの症状で、「ほんとに出発しますか?」と担当の先生を心配させていた筈のたまちゃんだったのですが、「ええっこれも食べるの?」とたま母さんを驚かせる健啖ぶりをご披露!その日のメイン「つぐみ」もむしゃむしゃと食べちゃうのでした。

4日目:昨夜は、一皿を分け合って食べたト・ぺこのふたりだったのですが、予定をこなす為にはいつまでもリゾート?している訳には参らぬと、生来の貧乏性がむくむく頭をもたげ助けとも成、欲張りばぁさんのぺこだけは足下多少ふらつきながらもたまちゃんご一行様と行動を共にするのでした。おそろしや。

2年前、初めてのバリだった凸さん達は、お店の前には行ってみたものの「現地の人ばかりでごったがえす店内のあまり喧噪にドキドキ・ウロウロ・すごすご」だった豚の丸焼き料理店「イブオカ」に今度こそ挑戦しようと朝から気合いがはいっている。勿論ばぁさんが付いていればごったがえそうが、大入りだろうが十年前からバリに滞在しているような顔で「イブオカ」のお店深くに入り込んでしまうのです。

豚の丸焼きのぱりぱりの皮の美味しさと来たら北京ダックも真っ青! 腸も胃もみんな食べ尽くす本格豚料理にたまちゃんんも大興奮。生まれはバリ?と思わせる程に、なにお食べてもどれをのんでも平気な赤ちゃんなのです。毎日見事なウン○が証明してました。

飛行機の中で急ぎ調べたバリの面白そうな店をあっちもこっちものぞかねば!自然派石鹸工場、アンティークやさん、宝石店、ガムランやさん、老舗レースやさん。レースやさんの服はといえば、まるでちぃさんとぺこばぁの為に仕立てられたみたいにあれこれもピッタリ!うぬぼれ鏡に写った我が身に「うっとりぃ〜〜」している困った似たもの同士。優しぃ凸さんはたまちゃんをあやしながらにこにこ。「買わなきゃ」とふたりの瞳はバリの踊り手さんにも負けないのでした♪

途中に街の「スパ」(1時間で1300円なのです)で一休みもして、なんと都合8軒のお店を見事に回りきった4人は、こぼれっぱなしの笑顔に両の手にバックを目一杯ぶらさげお目当てのカフェに座り込み、お腹を満たした後には、一番メインのダンスを見んとて、すっかりバリの人と同化した様子てバリ食をがつがつ元気に食らうのです。

そこへ、よろよろやってきたのは、その日も本格的に豪華リゾートライフを余儀なくされ、落ちくぼんだ瞳が修行僧のような「たまじぃさん」でした。

[ その4へ ]