雑記帖 - 旅日記
- No.3
2002夏~島旅シリーズ「屋久島」その1 -
屋久島までの地図舳倉島に続き、そのまた翌週も島旅シリーズ第2弾で鹿児島県の屋久島へ。
今回の「とぺこツアー」のメンバーは、と、ぺこ、ぽこ、そして今春結婚した弟の凸(でこ)さんとそのパートナーちぃさん。と、ぺこ、ぽこの3人は、富山から大阪まで汽車(電車のことよ)に乗っていき、京都に住むちぃ凸さんとは、大阪伊丹空港で待ち合わせの予定。初めての5人での家族旅行ということもあるし、待ち合わせ時間にも余裕たっぷり、のはずだった。。。
富山組3名は早朝5時に高岡駅を出発、新大阪駅に着いたのは8時半頃だった。飛行機の出発時間までには2時間ほどあるので、新大阪駅のうどん屋さんで朝ご飯。事件は、うどんを食べ終わった頃に起こった。とさん、おしりのポケットのあたりをぽんぽん叩き不審げな顔、それからリュックを手探っている。「どうしたがけ?」「さ、財布がない。。。」。
「スられたがかな?」「だから都会は嫌ながや」「ちょっこ待たれ、落ち着いて考えられ」「さっきの汽車の座席に落としてきたんじゃないがけ?」「寝呆けたまま慌てて降りとったもん、きっとそうや」「だからバッグに入れとかれ言うたがに」「だから都会は嫌ながや」「はよ聞いてこられ」。急いでホームに走るとみさん。もちろん乗ってきた汽車はすでに大阪駅に着いている。新大阪駅の駅員さんは冷たかった「私が電話して確認するより、自分で行って聞いてきた方がはやいよ」。とさん、仕方なく大阪駅へ向かう。
財布は、大阪駅にあった。親切な人が届けてくださっていた。ああ、悪運の強いことと言ったら。
急いで下さ~い新大阪駅にとさんが戻ってきたのは9時半頃。「あんまり時間ないから、タクシーで伊丹空港へ行こまいけ」「そうせんまいけ」「でも、何でうちはいつもこうなるが?」。10時頃に伊丹空港に到着。ちぃ凸さんは、どうしてこんなに遅いのかと不思議な顔でお出迎え。全日空のカウンターで搭乗手続をとって、荷物を預ける際にまたまた問題が。
屋久島までは、時間の都合上、鹿児島を経由して向かう予定。ところが、鹿児島-屋久島間は航空会社が違い、しかもチケットの手配を頼んだ旅行会社の手違いで、チケットが手元にない。そのチケットがないと、荷物をいったん鹿児島空港で受け取らなければならないので面倒くさい。予定では余裕のよっちゃんで伊丹空港でチケットを購入できるはずだった。が、なぜか、すでに搭乗時間まで後20分、しかも日本エアコミューターのカウンターは、反対側のウイング。そうして凸さんと私が走るはめに。
へえへえはあはあ、チケットを手にして全日空のカウンターに戻ってきた甲斐もなく、時間切れで荷物はすでに機内へ。ふぇー。しかしへたりこんではいられない、搭乗時間まで後10分もない。「搭乗口どこけ?」「一番遠い7番ゲートやと」「急がんなんねか」。また、走るのか。「あ、誰か、手荷物検査でひっかかっとるよ」「ソムリエナイフだって」「誰けー?」。何となく嫌な予感がしたところで、場内アナウンス「○○と様、○○ぺこ様、・・・様、7番ゲートまでお急ぎ下さい」。。。
追記 空港で係員の人に付き添われて走っている人を見かけても、けして笑ってはいけません。どんな事情があるのかわからないのだから。
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