旧掲示板
> 大湯の急坂でばぁばがこけて眉間を切り、血だらけになったり、
というわけで、ぺこさんは、ただ今手と目の周り腰が紫マークで、「おいわさん」状態。
「ほれっ、おばけだぁ〜」とか言って、眼帯をはずして、とさんを威かしてます。
というわけで、誤字が多く失礼しました、適宜ご理解下され。
> 今年はもう、ぽこさんの誕生日
> > はないんですか?
きはらさま、ぽこさんを生んだ人の誕生会ありますですよ。六月だけどね。
ぺこさんが「こんな顔では、もうお嫁にいけん。正規のルートでは、うれんなぁ〜。アウトレットかぁ〜」と、友人に、「みたいけ、みたいけ」と言いながら紫パンダの目をみせようとしたところ
「アウトレットちゃ、ブランドもんだけ。
後は、夏のお化け屋敷のバイトぐらいのもんやろかね」と言われている。
> ぽこさん、僕のために、今年はもう一歳くらい歳取っ
> てください!!(笑
大ちゃん、りょーかい。そのかわりに寿命を一年頂けますか^^(悪魔の取引?)
ところで、突如、平泳ぎ25mに話は戻りますが、25m2ストロークという強者が登場しました。
ttp://www.swimming.jp/movie/mv_0606/mv_breast25_2srk.html(回線をクリック)
私はどう頑張っても25m3ストローク(しかもぎりぎり)でつ。
時々、ぽこさんの指導とチェックを受けてストロークを練習中のぺこばぁさんの最高記録を発表します。
パンパカパァ〜ン
じゅっかい です。
ただ今、一桁台を目指し、奮闘努力の日々であります♪
ぽこさんの誕生日は、前々から頼んでおいた河豚と地元の小鴨のうち後者が網にかかってくれはった。おめでとう。というわけで、居酒さんで賑やかにかもかも鍋会の誕生会となった。同じ一月生まれの居酒さんをまじえて。
プレゼントがいっぱい。
まえまえさん達は二人して三日三晩寝ずに考えた末、何処へでもマイコーヒー持参でお出かけのぽこさんにぴったりの素敵なポットと、飲み物が冷めにくいカップ。寒い北陸にぴったり。そして素敵な茶箱の本もそえて。
楽しい作家さん制作の猫はんこやぽこねこさん大喜びのペンギンモービルが、凸さんから届いた。
甘い香りの大きな花束と、とびきりの若若しい笑顔と、とさんが選びに選んだシャンパンとワインとお酒と・・
さて、私はなんだったでしょう?
事前に凸さんに相談。
得意の検索で凸さんが調べた窯元さんにまず電話でいろいろ問い合わせ、我が家の食生活に相応しいと当たりを付けて連絡してくれたのが大当たり。
重ねてぺこも直接電話して、寒い北陸でたっぷりのおでんやお鍋用に使える物を!と、相変わらず我儘に注文を申し述べて話しあって決めた一品が、信楽の鴨釉9寸土鍋。
おでんにも鴨鍋にも使えて選んで送った私が一番喜んでいたかも?
で、今夜は居酒さんが持たせてくれたお土産の出汁とつくねを使った二度目の鴨鍋。
「うん、この鍋はいい。かっこいい。」を連発しながらたいらげたのでした。
最後に、うどんだけでは足りなくて鍋用麺も平らげる怖いおいわなぺこばぁさんは、本物のお化けかもかも・・・・
鴨とワインの競演
大ちゃんの一生の後悔パーティは、このように始まった。
まずは、シャンパンと、開栓してみたが、何故かおかしい。コルクが痩せている、持参したリーデルシャンパングラスに注いでも、泡が立たない。とりあえず半信半疑で乾杯する。飲む。全然だめ。枯れていた。このあたりまでは後悔必要なし、しかし、、、、
ついで、気を取り直して、オーストラリアスパークリング「NO1」で2度目の乾杯。これは生きが良かった。やれやれ。
さて、それからは居酒のマスターが腕によりをかけて用意をした鴨料理の御パレード。
まずは、鴨の外側を軽くあぶった刺身が出てくる、何ともいえない濃厚且つマイルドなな味である。
これにあわせる赤ワインは、マウントフォードピノノワール。注がれたワインは、何故か濁っており、変な感じ。しかし、一人居酒のマスターは、香りが立ち、美味しいという。少し暖まると、居酒のマスターの言う通りのワインになってくる。ふわーとしたピノ特有の香りが立ち始める。
次に「アタランギ2002」「エルダートンシラーズ」など定評あるワインを次々に明ける。マスター大好きなアタランギが来なかったと言われたのが残念だった。
鴨鍋のスープの味が、三つ星レストランの極上コンソメに負けないほど美味しかった。
前回、岐阜のジビエ料理「柳家」さんへ出掛けた折り運転手君をしてくれた、Mさんは、これは美味しいを連発する。
鴨の塩焼きが出てくる、うめー、赤ワインの飲み方が、この辺に来ると、最初の上品な飲み方ではなくなり、グビーという感じになる。
デザートワインを用意していたが、そこまで、到達しなかったのが残念。
昨夜ちょっと耳にしたお話でございます。
「結局いけしょうさんに3泊してしまった」奇特なご一行がいらしたようで、
最終の夜は良味さんで食事、なめたけ豆腐、馬刺しなどなど
タラふく食べて、枡酒飲んで大満足。
ついでに隣に座った4人組のオーストラリア人達とは共通の知人がいることを発見。
ひと組の夫婦は奥さんがシドニーの美術館の学芸員!
もうひと組のほうの奥さんはシドニーの大学の教授で現在1年間だけ○大の客員教授
。4月に京都に来るらしくその時には我が家に来るかも・・・
と、話が展開したようでございます。
しかし、しかしです。
野沢は京都からは遠く、
ピーカンの青空に見とれて滑っているうちに、
日付が変更してしまうことに気がつかず
帰宅は月曜となり・・・
今回の長距離運転の為に取り付けたETC が役に立たづ
結局定額の通行量を払うことになり
どっと疲れを感じてしまうことになったのでした。
空耳でしょうか、
「あ〜あ残念。」という声がどこかから聞こえてくるのですが、
一泊のみで月曜の朝からいきなり激務に振り回されているぺこばぁさんときたら、
「ふっふっふ、それでこそ駄ら仏仲間のあるべき姿、真骨頂!
だらぶっちゃん、好きや!!」
と、拍手喝采・足踏みならしお腹をゆすって大笑いなのでありますよ。
純米大吟醸大寒仕込み「豊盃」
青森の日本酒と言えば、「田酒」や「陸奥八仙」が名高い。
豊盃は、弘前の三浦酒造のお酒。この蔵は、年間四〇〇石しか製造せず、県外には殆ど出荷しない。豊盃は、青森産の酒造好適米。
そんなお酒をとの唯一公認スキー弟子(要は、生涯とを超える恐れがない)通称マシンガン○子が、上尾のこだわりお酒屋「石川屋」さんから持ってきてくれた。
お代は、スカイライン三回滑降のお相伴にて、マシンガンさん大満足。
このお酒、純米大吟醸らしい軽さと、フルーティな香りが十分あり、とにかく春の雪解けの中から出てきたような柔らかさがある。山田錦使用米のような官能的なお酒ではなくて、純情可憐な青森美人のような味わいである。
弘前は、かって、ペコさんと素通りしただけだが、なんと言っても、弘前城の桜、津軽三味線、ねぶたなど見所が多い。ゆっくり再訪したい。
ぺこさん、家政婦さん、ぽこさん、とさん、
ぺこさん、お怪我大丈夫ですか?
大湯の急坂ってどこだろう。薬局の前かな?
あそこもツルツルだからな〜
まさか、そのまま温泉に入って再び血が
ドピュ〜ってことはなかったですよね?(笑
>6月の誕生日会
とさん、大ちゃん一生後悔の誕生日パー
ティって、僕、何回も一生の後悔をしてる
ような気がするんですけど・・・
それか6月の前に5月の誕生日会(きはらの誕生月)
というプランもありますよ!!
鴨じゃありませんが、きはら自らネギを
しょって向かいま〜す。
それなら、ぽこさんと悪魔の契約を結ばずに
済む。。。
>平泳ぎ
2ストってバイクじゃないんだから。。。
それに、もうその競技は平泳ぎじゃない気が
する。だって、蹴伸びで25メートルまで
行ったら、0ストロークってことでしょ?
そうなったら、平泳ぎ0ストローク、バタ
フライ0ストロークって何でも言えそうな
気がしますが・・・
さてさて、まだまだスノーシーズンが続き
ます。どこかで湯けむり&升酒に参加でき
たらいいのですが・・・
> 大湯の急坂ってどこだろう。薬局の前かな?
> あそこもツルツルだからな〜
大ちゃん、あなたが大当たり!
そこです。
豪華商品は?
きまりです。
あなただけに、そうっとおいわさんの素顔みせてあげる。
今日は、
「とさんって、あんな優しい顔して、実はDVで、こんな顔に・・・」
って、同情かおうとしたら
「それは、無実だ!僕は名誉毀損で訴える」
即座に、若先生が「僕は、どちらにつけばいいのか迷うけどなぁ〜〜」
「若さん、手数料はずむから、こっちこっち。使いっぷりがいいことしっとるやろ」と半ば脅迫しながら笑顔で囁いて誘ったら
迷いながらも「やっぱり真実が勝つやろなぁ〜」
だいちゃんなら、どっち??
> それか6月の前に5月の誕生日会(きはらの誕生月)
> というプランもありますよ!!
おうっ、凸・ちぃさんも5月じゃがいね。
五月といえば、風薫る、ほんにいい季節。
思いつくのは、
富山ではタケノコ・山菜(ワラビの昆布〆)・菜花・ホタルイカとひともじに地のいちごそしてなぜかぼたもち(母が必ず作っていたので)
というところ。
だいちゃん、どれがお好みやろかいね。
> さてさて、まだまだスノーシーズンが続き
> ます。どこかで湯けむり&升酒に参加でき
> たらいいのですが・・・
是非、是非。
今年はバンクーバーオリンピックも雪不足とか・・・
シャモニーはどうじゃろう。バレブラシュ氷河は入り口まで、ゲレンデは下見してありまっそ。
パラパンントに最適の絶壁(落差1000程度かな)あり
やりたいらろ
怖かったら、そっと後ろからつっついてあげっちゃ♪
> >6月の誕生日会
鱒のすしといえば富山、富山と言えば鱒のすし。
サクラマスの季節でございますが、ぺこばぁさんは忘れておいでのようで・・
この季節だけのにぎりが食べられますよ。
> ぺこさん、お怪我大丈夫ですか?
こめかみを切るとちょっとした(5ミリ位)ことなのにひどく血が出るって知らなかった。その上、切った処は直ぐに水でよく洗って消毒薬を付けその晩から湿布薬とヒヤシートで冷湿布したのがよかったのか、傷もそんなにはれることなく、ちょっこっとたんこぶで済み、そう痛みも無いのが幸い。
ところが、目を打った覚えは無いのに、目の周りが、まさに紫パンダになっている。
その上、だんだんその血が下に降りてゆくのか?鼻の横も縦に紫斑が広がっている。
肌色の湿布薬を貼って、目立たないようにして更に眼帯をしている。
ところが、片目ってとても都合が悪いのだ。
目って両目あってこそ役割を全うしてくれるのだということを、しっかと思い知る。
まず、距離感が計れない。光るものや透明感に弱い。
洗剤をキャップに注いでいるつもりが、逆さまのキャップに気がつかなかず、今日は大失敗しながら笑ってしまった。
先週、ボクシングの試合を見ていたら、試合中からもう顔面を腫らしていたので人ごとでないような気がして見ていられない。2,3日後にはどんなことになっているだろう?おいわさんどころではなさそうだ。
昔から、素顔を殴り合うという野蛮なスポーツが好きになれないのだが、つくづく疑問を抱いてしまった。
1月に仕事が始まって以来、あまりの騒々しさに連日残業が当たり前になってしまい、後頭部と肩と背中がばんばんに張ってきた。
今日は、なにがなんでもプールで歩いて泳ぐことにした。
「それにしても、このおいわさんの顔は人がびっくりするなぁ」
「夏休みの子供みたいに水中メガネかけてしまって行けばいい」
「ありゃ〜ほんまや、そりゃいいアイデアや」
そやれど、水中眼鏡でちゃ、紫がまだみえとるかな?」
「そんなら、シュノーケル用のメガネでどうや」
つぎつぎと出てくるぽこさんのアイデアに大笑いしながらプールに着いた。
眼帯では伝染性?と疑われては困るし面倒なので、サングラスして更衣室まで、こそこそ・・・
そして、水中眼鏡で歩行1,5キロこなして後は難なく平のストローク足とクロールを!
久しぶりのプールは、初め1人2コースという静けさ、やっぱり快適そのものだった♪
みなさん、大変ご無沙汰しておりました。
掲示板をチェックしている限り若干一名を除いてはみなさんご健在のようでなによりです。
ぺこさんほんとうに大変でしたね。
当日の夜はぺこさんなんかおしゃれなヘヤーバンドしとってやわぐらいに思ってたのですが、、。
さすがの僕でも翌朝には気がつくくらいにちょっと「おいわさん」でしたけど、時間が経つにつれ
もっとおいわさんになったのですね。お察し申し上げます。
さて、今回の野沢前回同様楽しい時間を過ごさせて頂きありがとうございました。
あまり調子にのり過ぎて3連泊もし散在してしもうたと反省しながら帰った月曜日でしたが
どこかの家政婦さんが見たようにETCを通り過ぎるときに見た料金に
「あっちゃ〜!!!帰りは1000円の筈やったがに!?!」と地団駄踏んでももう遅し。
やっぱり身の丈にあったことしとかんとあかんがやねえ〜〜。
しかし娘はしっかり一日学校を休めたので大喜びでしたわ、、。
> > それか6月の前に5月の誕生日会(きはらの誕生月)
> > というプランもありますよ!!
> おうっ、凸・ちぃさんも5月じゃがいね。
ええ〜!?!
きはらさんも凸さん、ちいさんも5月生まれですか。
実はこの駄ラ仏も5月です。さすがにできのいい人が揃ってますね(?)。
これはみんなでとぺこさんに祝ってもらわんといかんね。
> 五月といえば、風薫る、ほんにいい季節。
> 思いつくのは、
> 富山ではタケノコ・山菜(ワラビの昆布〆)・菜花・ホタルイカとひともじに地のいちごそしてなぜかぼたもち(母が必ず作っていたので)
> というところ。
5月は高岡のお祭りもあり、駄ラ仏の大好物はタケノコと「えびす」ですちゃ。
「えびす」のほの甘くそれでいて適度の醤油味がついたあのつるんとした食感が
なんとも大好きで母にせがんでよく作ってもらいました。それこそ大皿いっぱいでも
たいらげてしまいます。わらびの昆布〆もいいですね!
5月に期待しています。
とぺこさん、ぽこさんごめんなさい。
今掲示板を見ると駄ラ仏の書き込みが2件つながっていました。
1件目はまったく書いていないやつ。またへまをしでかしました。
どうぞ削除してください。お願いします。
それからぽこさん、遅ればせながら誕生日おめでとうございます。
ぺこさん、
サングラスで更衣室なんて、もっとも怪しい行動ですよ!!
前回のとさんの「水着忘れてサポーター前後2枚重ね着事件」
と言い、今回のペコさんの怪しいカッコといい、お二人して
プール出入禁止になってしまいますよ〜
>「それは、無実だ!僕は名誉毀損で訴える!」
う〜む。。。やんちゃ坊主をコントロールすることは
お母ちゃんの最も重要な業務であると思います。なので、
それに伴って少々厳しい言葉を投げかけたとしても、
お母ちゃんの業務として正当な行為であると思うので、
名誉棄損に関しては許してあげてほしいです〜(^_^;
そうじゃないと、世の中やんちゃ坊主やダラ坊主
ばっかりになって大変な混乱が生じてしまうと思わ
れます!!
ええーと、誰がやんちゃ坊主なのかについては
言及を避けたいと思います(笑
駄ら仏さん、
こんにちわ〜。お久しぶりです!!駄ら仏さんも
5月でしたか!!5月勢が多いですね〜。これを機会
に皐月会を発足させましょう!!
となれば、皐月会駄ラ仏組大阪支部 若頭 として
きはらががんばらさせていただきます!!
活動内容は、美味い日本酒を飲むとか、美味い
ワインを飲むとか、美味い焼酎を飲むとか、美味い
ビールを飲むとか・・・
> ええーと、誰がやんちゃ坊主なのかについては
> 言及を避けたいと思います(笑
ええーと、我が家には、やんちゃ坊主は、ペコさんしかいませんよ。
大ちゃんが、言及を避けた人は?
昨日に引き続き、今日もプールへ。
段々、大胆になってきて、今日は怪しまれないように何食わぬ顔して受付を通り過ぎた。
ロッカー室に入った処で、プール仲間とバッタリご対面。
「噂のおいわさんやね」
「いえいえ、家庭内暴力で・・・」
「うそうそ、だめだめ。とさんは左利きじゃないやろ。」
さすが、現役の医療従事者に一本とられてしまった。
プールで歩き始めたら、また仲間の1人が嬉しそうに話しかけて
「10キロ痩せたよ。週に5日目標で1日1,5キロはもくもく泳いだよ」と、とっても嬉しそうでにこやかな丸顔に更に笑顔がこぼれている。
「いいないいいな、こっちはおいわさんだよ」と、ゴーグル外してパッチを貼った目を魅せてあげたところ、
「たいしたことない、たいしたことない」と、笑っている。
「私なんか、大阪の姉の家の犬を散歩させていて転んだ拍子に車止めブロックで思い切り目を打ち、火花が散ったんよ。大事にしてる犬を迷子にさせてはならずと引き綱は放さなかったけど完全に不意打ちで転んでしまって、ようやっと姉の家に帰り着いたときには、既に顔面半分腫れ上がっとったよ。翌日、電車に乗って高岡に帰るときには帽子をを目深にかぶりサングラスして人に見られないよう下むいとった。会社は休めんと思って出勤したけど、あんまりひどい顔で休んで下さいといわれた。一ヶ月近くも腫れあがっとた。」
「それくらいなら、たいしたことないわ」ということで、しょぼん。
一週間の激務の疲れで後頭部も肩もばんばんだし、こんな時こそと「愛の中村さん」へ出掛けた。
そこでも、「きいてきいて」とマッサージを受けながら顛末を話したが、そこのご主人がドアで顔面を打ち付けて同じく顔が半分腫れ上がった話やら、お孫さんがコンクリートの柱に打ち付けて「かまいたち」で完全に顔が割れた話、階段から落ちてあごが切れてしまった話など、おいわさん仲間のこわぁい話で盛り上がってしまった。
いつにも増して丁寧なマッサージを受けているうちにすっかり気持ちよくなり寝込んでしまった。
更にパックもして貰い、リンパマッサージを受けてすっかりつやつやぴかぴかになり、ふと気がついてみれば、いっきに目の周りの紫が薄らいでいてびっくり。
リッラクスすると快復力が強まるというのはほんとうなのだ♪
冬になると脂肪を貯め込んで寒さに備えるのは厳しい自然を生き抜く動物界の摂理。
そこで、ぺこさんもしっかり脂肪を溜め込んだ結果、3キロ増とりっぱに発育しました。
時々、ペコさんの様子がヘンです。
体重計に乗って「この秤は壊れとるにきまっとる!」とぶつぶつゆぅとる。
「肉3キロ買うと、おおけあるなぁ」とお腹をさすりながら鏡を横目で見ている。
「転んでも怪我せんように、年取ると肉布団が必要なんよ」と、愛の中村さんで言い訳したら、やっぱり最近肉厚状態に自信満々な嫁殿は抱きつかんばかりに大喜び。
事務所のスタッフもばば事務長のお腹を見てすっかり気をよくし目尻の皺を深くしながら、おやつのお代わりを「どうぞ、どうぞ」としっつこく勧める。
どうも、他人のメタボ状態は雁の味のごときとなるらしい・・・
「2月は、なにがなんでも、3キロ減量してみせる」とペコさんが1人で寒空に向かって叫んでいるのが聞こえたような気がしないでもない。
鬼と言えば大江山。大江山と言えば酒呑童子。
小さい頃、下戸のじぃちゃん(ぺこの父はなかなかの美形だったが私は似ていない。残念)が、ハレの日にしか飲まないお酒に顔を赤く染めていると、きまって「まるで酒呑童子やがいね」と、ばぁちゃんが言っていたのを思い出す。
おたまさんは、「ばぁば、お豆さんをさんこたべたよ。ホール(保育園)に鬼がきはった。さいごに、どんとゆかをならして でてゆかっはったんよ」と鬼退治の行事の様子を関西弁で電話で話してくれる。
毎晩、どんな鬼が来るのか気になってしょうがなかったのだ。
ぽこさんが、大好きな炒り豆ご飯を作ってくれた。
毎年炒り豆を頂くのでそれを利用する。更に焙烙で炒ってお揚げさん(久在屋さん)や牛蒡・人参と混ぜこんでたいてくれる。
これが、めっぽう美味しい。夕方、大雪警報で降りしきる富山から、渋滞がひどくていつもの倍の時間をかけて戻った処、小腹の友のおにぎりが待っていた。スタップが美味しいお茶を入れてくれた。一気に2こもぱくぱく食べてしまった。ごちそうさま。
しばらく、減量宣言はしなかったことに・・・
きはらさん、おひさしぶりです。
> こんにちわ〜。お久しぶりです!!駄ら仏さんも
> 5月でしたか!!5月勢が多いですね〜。これを機会
> に皐月会を発足させましょう!!
> となれば、皐月会駄ラ仏組大阪支部 若頭 として
> きはらががんばらさせていただきます!!
いいですねえ。皐月会。
ということはこの駄ラ仏、駄ラ仏組の組長になれるのでしょうか?
いいないいな。組長の響き。
大阪支部の若頭にもがんばってもらってこの組を盛り上げていきたいものですね。
一度みんなに集まってもらって契りの盃を、、、。
> 活動内容は、美味い日本酒を飲むとか、美味い
> ワインを飲むとか、美味い焼酎を飲むとか、美味い
> ビールを飲むとか・・・
とりあえずアルコールであれば、、、なんでも。
> > 活動内容は、美味い日本酒を飲むとか、美味い
> > ワインを飲むとか、美味い焼酎を飲むとか、美味い
> > ビールを飲むとか・・・
下戸の凸ちぃさまはといえば、チョコとアイスにマカロン好きですがな。
なにしろ、おたまさんが、園のごっこあそびで
丸い積み木をおかしにみたて
「エルメのマカロンをどうぞ」と保母さんにすすめ、感激させているようなのです。
そして、スゥイーツといえば紅茶。
紅茶にもあれこれ拘っておいでのようです。
皐月会すぃーつ部も発起せにゃならんまい。
ただし、あまけりゃなんでもというわけには・・・
郷土の芥川賞作家堀田善衛を語る講演会が催された。
降りしきる雪もなんのその、会場は超満員で熱気が溢れていた。じぃちゃんばぁちゃんで。
歴史の真と称する物に批判精神を持ち、あくまで人間としての自由を尊び追求していた作家(おじさん)を、身近にしていた甥(といっても老齢の慶応大学名誉教授でこれまたおじさまにうり二つ)の目と立場で、日常生活の様子を交えて静かに語る会だった。
作家の生家は海のみえる伏木の高台にあり、結婚後にはやはり海のみえる逗子の高台に住まって作家生活に励まれたということでした。
長く海外で生活されたスペインでも海がみえたでしょうか。
伏木の人々に愛されている歌を紹介しておきます。
風はどこから吹いてくる 丘を吹く風 海の風
風はどこから吹いてくる 丘を吹く風 海の風
1 港の町に 育つ仕合わせは
風の故郷と行く先を
マストのかもめとともに知る
みんな行く手を知っている
広い世界で働こう
広い世界を知り抜こう
2 たといわれらの町の長い冬
空は暗くて海重くとも
未来明るい 羅針盤
さあ船出しよう エンジンかけて
広い世界で働こう
広い世界を知り抜こう
風はどこから吹いてくる 丘を吹く風 海の風
風はどこから吹いてくる 丘を吹く風 海の風
作詞は堀田善衛 作曲は團 伊玖磨 中学の音楽の先生が堂々たるテノールを披露され、拍手でした。
「ホクレア」を愛するぺことしては、エンジンよりも帆を上げたいところなのですが、好きな歌です。伏木では、先人の記念館「海風会館」もあります。
ttp://www.city-takaoka.jp/fushikit/kaifukaikan.htm
1月23日から高岡市美術館で「堀田善衛展 スタジオジブリが描く乱世。」開催されています。興味のある方は是非。
ttp://www.takaoka-st.jp/?itemid=3443&subcatid=23
明日は、「鶴のいた庭」朗読会も催されます。
ttp://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/TO20100131511.htm
定家明月記私抄 方丈記私記 ミシェル城館の人 ゴヤ 日本の偉大な知性加藤周一さんとの対談集等々 将来鶴亀ハウスに持ち込んでゆっくり再読したい作品がいっぱい。
ここのところぽこさんのお誕生祝いと称して、欲しい欲しいと思っていた(ぺこが)土鍋を贈呈したおかげを有難く美味しく被って頂いている。
うりこさんが「ぺこさんへのお土産を買う為」と称して出掛けた沖縄の豚足(花ぐすくさん)がやっぱりというか困ったというか変わらぬ味が嬉しいというかこの土鍋で炊き合わせるとホントにうまい!!
豚足とざっくり切った牛蒡の炊き合わせがやたら美味しかった。一足だけ残して今夜はその出汁を生かして鳥肉とジャガイモ・人参・玉葱・ブロッコリーを炊き合わせて食べ尽くした。
寒さが厳しくなってほんまもんの味になってきた大根と烏賊との炊き合わせもほっくり味がしみていてこの上ない美味しさ。
大根と豚三枚肉の飴煮(シメジ、椎茸)、ハリハリ鍋(水菜、豚肉、エノキ、あぶらげ) |白菜とジャガイモの蒸し煮(エリンギ、干し貝柱)と毎晩大活躍の土鍋さんに感謝、感謝。探してくれた凸さんと腕をふるってくれるぽこさんに感謝。
これだけ食べて減量も果たさねばならない私はタイヘンナコトこの上ない。
毎晩百回の腹筋がかかせない。
自慢じゃないが、1,5キロの減量に成功!やっぱし、自慢やちゃ。
ぽこさん、
平泳ぎのムービー見ました〜
最初の蹴伸びからの一かきはカウントに入れなくてOK?
昨日きはらもフィットネスクラブでチャレンジしてきました!
合計3回チャレンジして、一回目7、2回目6、3回目5ストローク
でした。最初の一かきをムービーのようにすれば、4回で行けそうな
気が。。。
あと、ダブダブのトランクスじゃなくて、水着をスピード社製と
かに変えた方がいいかもとも思いました。
やり出すと、燃えてしまいますね〜(笑
家政婦さん、駄ラ仏さん、いや、組長!
こんちわ〜
うーむ、皐月会、骨子の骨子が定まりつつあり
ますなぁ。今年の間に一度くらいは開催したい
ものです〜
甘い物が苦手なきはらなので、エルメの
マカロンなんてどんなもんなのかも分かり
ませんが、感激するようなスウィーツを
是非、食してみたいです!!
とさん、
確かに。やんちゃ坊主の専売特許と言えば、
顔に絆創膏。となると、やはり、顔に大あざ
作ってきたぺこさんは・・・(笑
話は変わりますが、角界のヤンチャ坊主が
引退してしまい、スポーツニュースを楽しみ
がまた一つ減ってしまいました。(T_T)
赤も引退、青も引退かぁ。。。
> 郷土の芥川賞作家堀田善衛を語る講演会が催された。
> 降りしきる雪もなんのその、会場は超満員で熱気が溢れていた。じぃちゃんばぁちゃんで。
数少ない若者の1人が講演後「はいっ!」と元気に手を挙げて
「先生の作品を読むこともなく、講演会に参加しました。
今日のお話しを聞いて、是非読んでみたいと思います。お勧めは?」
という問いに
「まず、手軽に読める文庫になっている作品、インドで考えたこと ゴヤ等如何でしょう」と答えて下さった。
ペコばぁさんは、初めて読んだ「鶴のいた庭」(光栄なことに母堂くにさんからお招きを受け、この庭を見ながら家族で手作りのお食事をご馳走になった)次に「広場の孤独」「誰も不思議におもわない」『若き日の詩人達の肖像」と読みすすみ、スペインやピカソやキューバの作品のあとに定家や方丈記は歳を重ねて読むと理解が深くなるのですよと、勝手にお節介にシュミレーションしていたのでした。
どうやら、「おたまさんの為」と称して(ここがクセモノ)全集を買う気のようでもありますし、「私だけがスパインにっとらん。やっぱしどうしてもはよ行かんなん!」と、ぶつぶつ。
そして、「インドで考えたこと」を読んだら、ついでに自称バカ作家椎名の誠ちゃんの「わしもインドで考えた」も読むと人生は益々楽しくなるじゃがのうと独りごちておいででした。
本日は朝早くから 「ぺこさん起きられんか」と、とさんに声をかけられ、20分で素早く全ての準備を整えて「出発進行!」というころで、ポンコツ愛車アウディにエンジントラブル発生!!
両隣さんに助けられてなんとか重い重いあうでぃさんを車庫に戻したのです。
日曜美術館見ながら、おでんを仕込むぽこさんを手伝ったり、薩摩芋を鉄鍋に仕込んだり、それはそれで忙しいぺこばぁさんなのでした。
大さん
> 最初の蹴伸びからの一かきはカウントに入れなくてOK?
正式?ルールにのっとって、1かき1けりはノーカウントということで 、ただし、これが最重要ポイントというか、これで何メートル進めるかで、かなり決まってしまうよね。
このビデオのお方は水面に出てきた時点ですでに17.5mということで、私はどうしても半分の12.5mが限界です。あと半分を4かきか調子の良い時でぎりぎり3かき。
> あと、ダブダブのトランクスじゃなくて、水着をスピード社製と
> かに変えた方がいいかもとも思いました。
おう、ダブダブは論外^^として、これもかなり重要かもね〜
今年、極楽坂スキー場第8リフトゲレンデで、土、日の午前中ポール教室が開かれている。どなたも興味ある方は参加して下さい。
実は、このことを知ったのが、先週金曜日、富山へ出掛けたついでに、カンダハー富山店へチュンーナップを頼んでおいた板をもらいに行ったとき。
なんと、二月にスキー板を取りに行くとは。
「とさん、山スキーにはまっとるようやけど、スキーの基本はレースやちゃ、明日もやっとっから」とのゆたかちゃんのお言葉。
早速、土曜日朝7時半起床で、山に向かった。あいにくの悪天。しかし、極楽坂駐車場には、若者などが既に沢山詰めかけている。
集合は、8時の筈だが、9時半にようやく第8リフトに乗ってゲレンデに向かう。
折りから、モーグルの大会もあるようだが、せり人さんらしき親子は見あたらない。
さて、ポールがセットされたゲレンデは、普段なんぞりげに滑ってくるコース。
しかし、いざポールがGS用にセットされレース的に滑ると途端にスピードが出る。参加者は、いずれも各種レース参加の強者や、俄レーサー達約10名。
寒いと行っても、暖冬の影響からか、コースは、直ぐ掘れてくる。とは、きのう貰ったばかりのストクリSLで最後に滑ると、殆ど溝滑り、それにいかに耐えるかという競技だった。最初は、おっかなびっくりだったが、段々身体がうごいてきた。
これはこれで、楽しい。
ゆたかちゃん、最近山スキーばかりいっているとに、レースさえマスターすれば、パウダーはお手の物といって脇の新雪ゾーンにGSの板で入って、ウェーデルンしてみせる。ともつられて入ってみるが、とてもそんな操作はできない。さすが、国体入賞者の強者。
午後、ブリザードの中、第3リフトで、上まであがってみたが、人は殆ど見あたらない。意識がボーとしてきて、ホワイトアウト。下手すると遭難かと、頭をよぎる。何とか、リフトを目印にして下まで降りた。寒かった。
日曜日、アウディちゃんのトラブルで出足をくじかれ、予定変更。
ウナギの寝床の町屋の車庫で縦に並んだ後ろの車は担ぎ手がいない御輿同然出られない。
「車、こわれたがいねぇ〜」に、大喜び?うりこさんが迎えにきてくれた。
持つべき物は、友の不幸を喜ぶ友♪(この格言が、この歳になって理解できるようになった。)たすかるなぁ〜。
おけげで、いつものコース プール1,5キロをこなして居酒蕎麦さんへ。
10年近く履いている愛用のスキー靴ライケルがへったってきている。
駄ら仏ねぇちゃんの靴崩壊事件やとさんのローバ登山靴ベロン事件、私のナパピリサンダルグチャグチャ事件(いずれもウレタン系)を体験して以来、危険は事前にさけたい気持ちが強い。
ttp://www.asahi-net.or.jp/~VS6N-MRYM/zatu/urethane/urethane.html
「滑っとる途中で崩壊して転んだら(実際に知人がこうなった)、おいわさんではすまんがい。新しい靴買われか」というとさんの強い勧めもあって、だんだん「買おうかな」という気持ちになってきた。
じゅんちゃんもスキー場での撮影がせまっている。必要な仕事道具とあっては買わねばならないのだ。
市民スキー大会小学生の部優勝者のうりこさんも、パートナーとしては、ついでのことなら買ってしまっちゃおう。という訳(どんな?)で、3人は富山のスポーツ店「まんぞく」さんへ意気揚々とレッツらゴー。
「私達は、『安い・貰う・ただ』を合い言葉にしているさんバカです。」「こんな値段じゃ割あわないような安値の靴があれば是非履いてみたいのです。」等と勝手なことを口々に述べながら店に入った。
前口上が功を奏し、うりこさんは、右足に1万円代、左足には3万円代を履いて試みることになり、たっぷり2時間もかけて熱心に選び調整した靴選びだった。
ライケルに代わる物を買うつもりながらも、一応持参していった愛用の靴を「なおるかな?・・・」と、そぉっとバックから取り出したら、「いい靴やよ。この靴の事故はきいたことがない」「まだまだ大丈夫」と足形を計ってあっという間に無料で補修を!「凄い、凄い、また履けんがだちゃ」と富山弁で大喜びしてしまった。
「わからん時は、おかねを出さっしゃい」(迷ったときには高い方を良い物を)という死んだじぃちゃんの格言は確かに生きている。良い物を買っておいてよかった。補修しがいがあるし、長く使えて結局は得ながやちゃ♪
> 駄ら仏ねぇちゃんの靴崩壊事件やとさんのローバ登山靴ベロン事件、私のナパピリサンダルグチャグチャ事件(いずれもウレタン系)を体験して以来、危険は事前にさけたい気持ちが強い。
しかし、どれも決して安くはないどころか高価なものに属すると思われます。
いったいどうしたことでしょう?!
登山靴といえば、最近の山小屋には接着剤が用意されていたり、登山道を歩く人が靴紐で靴をぐるぐる縛り付けている人が1人や2人ではないらしいのです。
いったいどうしたことでしょう。
スキー道具をしまっている納戸の中におねえちゃんと一緒なメーカーの靴を見つけたぺこばぁさん、「たいへんや、たいへんや、怪我せん先に 不燃物送りや。知らんと履いたらとんでもないことになっがいね」とぶつぶつ独り言を言いながら、せっせとゴミ置き場に運び出してしまったのですよ。
蔵の家の周りには蕗が自生している。当然蕗の薹がいっぱい。
とさんに雪の下に顔出し始めている蕗の薹を摘んできて貰った。
「ちべたいっ、ちべたてならん」と赤くしながらも手にはどっさり。
ぽこさんは、庖正さんにならって含め煮を、居酒さんにはお裾分けを持参して我儘天麩羅に、私は蕗の薹味噌造りに励んだ。
これが贅沢にもゆい自然農園さんの畑の大豆を「5人百姓」の皆さんで手作りされた味噌(勿論、麹も手作り)、農民連のおじさん達の手作り味噌、そして尾張の嫁様のおけげで知った旨味の深い赤味噌を隠し味にした贅沢蕗の薹味噌ができあったのだ。
ありがたいのでゆっくりゆっくり照りが出るまで腹筋運動しながら時々つまみ食いしながら造った。
どれも、苦みがなんとも美味しくてたまらない♪
最近地元の鰤が捕れている。お造りを作っていたら、なんだかやっぱり蕪寿司が作りたくなってきた。今シーズンは、いろいろな?忙しさにかまけている。
よしっ、というわけで今朝から樽を洗い蕪を漬け込んだ。
漬け物って、実にわくわくして楽しい。なにより自分が大好きなのだ♪
メンテナンスに出していた「アラジン」が里帰りしてきた。
なんと、新品同様!!飛び上がりたいほどに嬉しい♪♪
こんなささやかな暮らしの楽しみが好き♪
映画「おとうと」を見た。
東京の郊外で、一人娘の小春を育てながら夫亡きあと小さな薬局を営んできた姉・吟子。大阪で役者になりそこなったまま歳を重ねた弟・鉄郎。音信不通だった彼が突然、小春の結婚式に現れるとこから話が始まる。
昔、幸田文さんの「おとうと」を一気に読んだことを思い出し、市川崑監督の作品が元になっているそうなので、話の展開はだいだいわかっていたつもりだったのだが、監督10年ぶりの現代ものだけあって、お姑さんが同居していたり、昔ながらの商店街の薬剤店の経営も時代の波に流されそうになっていたり、弟は結核でなくて癌だったりして設定も話題も現代の社会を反映しながら、家族の絆や姉弟の関係を実に丁寧に描いている。
日頃、事務所の仕事でもいろいろに経験することなのだが、人生に躓いた人を助ける優しい天使のような姉や兄の存在を目の当たりにすると、状況が厳しくても「いつかきっと・・」と向き合える希望がみえてくる。
映画でも弟の鉄郎(笑福亭鶴瓶)が最後を迎える「みどりのいえ」は衝撃的だった。
昔、訪れたパキスタンのフンザ(世界に残された桃源郷)の村では、長老達が矍鑠として今も畑の水の守り役をしていたり、種まきのゴーサインを出していたりとしっかり役目を果たしながら長寿の村に存在感を示していた。日頃は実にのんびりゆったりした暮らしであっても、知恵と経験の豊かな長老が要に登場して暮らしの伝統が引き継がれ続いてゆく生活だった。
振り返って、今日の日本では、一つには経済優先、学歴偏重の社会構造と核家族化、ITの急速な普及が急激に暮らしのあり方を変化させ、様々なゆがみやひずみを生み出しているような気がする。
いつの時代も、人間は時代に翻弄させられるのだろうが、どんな時であっても家族や兄弟そして友人や近隣の人々との絆こそが、人間の心に暖かい灯をともし生きる為のよすがとなってくれるに違いない。
山谷に灯をともした「きぼうのいえ」のことを知り、その暖かいご夫婦の人柄に以前から注目していたのだが、山田監督やあこがれの吉永小百合さん達が実際に現場に赴いて撮られた映画と知り驚いた。哲学をもって人を許しながら優しさとユーモアを忘れない施設のあり方に日本の未来への希望を見いだしたいと思っている。
希望を見いだしながらも、公共福祉ってどうあるべきなのかといろいろ考えさせられた。
人は様々な失敗や痛みや弱さを抱えながらもどっこい生きている。
横綱だって人の子だし、オリンピック代表だって突っ張りたい気持ちが隠せない。桜の季節になると必ず聴く加藤周一さんの「さくら横町」を唱っている米良美一さんは、難病を患いながらも気持ちを持ち直して仕事をこなしている。「ヨイトマケの唄」に励まされ、人生の再生の道への切っ掛けを見いだしている。
人の弱さを認め受け入れることは、時として許し難いことがあるとしても、どこかで誰かが包み込んでくれるそんな社会の一員でありたいと思った。
サユリストとしては、田舎の映画館が一杯で(但し、殆どがじじとばば)皆が我ことのように涙を流しながら共感をともにして一緒に観れたことがとても嬉しいことだった。
子供のような笑顔と優しくて滑稽でどこか寂しげな鶴瓶さんが素晴らしかった。
フルートとトロンボーンの奏でる音楽もよかった♪
「やすこさんの味」のトップページには「本日の献立」があり、
朝から夕までのメニューの後には「本日の一言(?)」がある。
2月15日付の「本日の一言」は、「静かな月曜なんてない」だ。
私は、この「本日の一言」の大ファンなのであるが、とくに
この2月15日のものは秀逸である。
本屋に「静かな月曜なんてない」というタイトルで平積みされていたら
思わずに手に取ってしまいそうである。
さらに映画化されても気を惹かれてしまうだろう。
お父さんは会社へ、お母さんはみんなより早く起きてお弁当づくり。
長女は気になる男の子がいる学校へ。犬はゴミ収集車に対して、
ワンワンと自分の仕事を始める、なんていう一般的、日常的な
風景を切りだした四者四様のオムニバスか。
それとも、株式市場が動き出す朝を描き出した企業同士の闘いか。
ひょっとしたら、朝のスポーツ紙の一面を飾るのを取り止めさせ
たい、政治家と権力に対抗する新聞社の編集部との戦いかもしれない。
はたまた、安息日を終え再び銃撃戦が始まる戦地の話か。
幼稚園などの建物自体を擬人化して建物が一週間の始まりを語り
始めるのかもしれない。
と、こんな風に、いつも、ぽこさんの「本日の一言」は
私の妄想力を書きたててくれる、毎日のスパイスなのである。
ぽこさん、いつもありがとうございます。m(_ _)m
> ぽこさん、いつもありがとうございます。m(_ _)m
こちらこそ、いつもありがとさま。豊かな妄想力にパチパチ(なんか出しますけ^^?)
けっこう本能のままにコメントしていることが多くて、今日は続編、水曜日もやっぱり忙しい、でした。先導のぺこさん曰く「電話線切ってしまおうか」というほどで、その上、招かざる客ノロ旋風まで訪れて…
月に一度の「てるてる亭」へ出掛けた。
志の輔さんは、ますます語りに冴えが増してきている。
何事にも「なぁ〜ん」と控え目な県民性が顕著な聞き手の皆なも、だんだん笑い上手になってきている。きっと、語り上手がいると聞き手が笑い上手になるのかな・・
閉館した映画館の上階を「てるてる亭」にしたおかげもあり、賑わいがもどりつつある町並みに更に活気をと、江戸時代の町並みにならって「ほくほく通り」が新設された。ご隠居さんが腕組みしながら横町のご意見番を果たし、ちょっと口うるさい女将さんがいたずら小僧に睨みをきかせてくれるし、叱られた子供をかばってくれるばぁさんもいるし、という人が行き会い言葉を掛け合える町になって欲しいものやなぁ〜。
一つ目は、お雛様の季節に相応しく「雛鍔」
志の輔さんで聴くのは確か2度目。「丸くて四角い穴が空き、文字が書かれて裏
には波模様のあるもの」がお金だとは知らないお屋敷の若様の世間離れした無邪
気と、この話を聞きつけて「お雛さんの刀の鍔」とまねてはみたものの、最後にはやっぱり「焼き芋を買うんだい」と言ってしまう庶民の子供の無邪気さが微笑ましくも可笑しい。「青菜」と並んで好きな話。
中入り後は「柳田格之進」これまた、志の輔さんでも2度目の話だというのに、
「えぇ〜っと?えぇ〜〜っと?この話の演題は確か・・・」と、考えながら聴いていた。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E7%94%B0%E6%A0%BC%E4%B9%8B%E9%80%B2
終演後、いつものように繰り出したそば屋さんで、またもや美味しく小鴨と地の鱈を食べ、文字通り鱈腹状態で帰宅。
ところが、後日はっきり演題を思い出した。
朝のことです。
「50両がない、ない、ない」と、がらくた屋と兵衞じぃさまが言い出した。
「あなたは柳田純之進さんではございませんでしょうか??」
「あなたは大井角格進さんではございませんでしょうか??」
おそるおそる同行した友人に電話で訪ねることになり・・・
みんなに迷惑をかけた末に、額の裏ならぬ座布団の裏に50両置き忘れが発覚!!
訪ねられた友人知人は、「首をあらわんでいいのか?」と相方に囁いていたとか・・
大笑いになってしまった。
笑ってばかりはいられない?
いやいや、ここまで年を重ねてくると生きてるだけで儲け物!
笑い飛ばして暮らすのが、泥縄・とたばた落語的人生というもんやがいね♪
おばんです。
ぺこさん、てるてる亭、楽しそうやね。ぽこさんの雪の写真を見ましたが、雪すごい!
八王子は今朝真っ白に降って、昼にはとけちゃいました。
近頃、なにをつくろうかいね、と頭をなやましていたら、ぽこさんがブログに遊びにきてくれて、久しぶりに訪問。やっぱりここには美味しいもんがいっぱいあるっちゃ
またくるね。
雪の中からふきのとうが芽をだして、もうじき春よと言っているよ
バンクーバーも盛り上がっておりますが、
どこからともなく、シャモニックスシャモニックス
という噂が聞こえてまいりましたが・・・(笑
昨夜のことです。
なんか、密かにこそこそ野沢から帰ったお二人の一人がまたもや、杖をついてご帰還でした。
「とさん、洗濯もん早くだされんか。これは重いからあっち、それはこっち」
「あ〜〜あ、顎の骨ちゃ、ひびいかんもんかい」と、指図されてるとさんの独り言。
なんかここ数年ではみたことないような混雑(バンクーバーみてあつくなった人混み)ぶりのスカイラインとやらを快適にとばしていた筈が・・・らしいのですよ。
しかし、今回メインの楽しみが野沢インジャズだったので、車椅子に座ってのりのりだったようですし、まったく懲りないぺこばぁさんに、運転手さんとしてやってきた筈がにわか介護士を指名されたうりこ子先生もさすがに「あんたねぇ〜〜」
でも、ぺこばぁさんも負けてはいません。
「あんたにだけは、いわれたくないかもなぁ〜、
そんだから、ともだち♪」
さて、今朝のことです。
出発前に漬け込んだ「かぶら鮨」が何より気になるぺこばぁさん
瓶をのぞき込んではほくそ笑み
「よしよし、はいっ、これは、手入れすんだがやから、納戸やよ。
今日はゴミ出しの日ながやよ、はやくしられかっ」
まだ、ももしきのままのシャモじぃさんは、右往左往。
ところで、きはら様。シャモじぃさんが、ぺこさんとご出勤の車内でのこと
「あと2週間後かぁ〜、
ウィーンフィルは学友協会でマゼールさんやし・フォルクスオーパーはカルメンやし、ホテルはサヴォイやし、そんでもぶっちゃん先生のツアー代金より安いとくれば、もしかの場合にチケット買いそうなんわ、だいちゃんかのぅ・・・ 」でございましたよ。
2週間後ということは、3月8日とかに出発ですか?
むぅ。またすれ違いかぁ。
というのも、シャモ兄さんはマイレージの消化で
2月28日〜3月5日までラスベガスでごわす。
(T_T)
サヴォイにかなり食指が動く・・・(笑
> 2月28日〜3月5日までラスベガスでごわす。
> (T_T)
きはら様
以前、カジノのへ繰り出したぺこばぁさん。
儲けたところで同行の仲間を引き連れてさっそうと引き上げ、レストランで乾杯して大喜びだったようですよ。わずか1万円ぽっきりの儲けで大喜びとはなかなか安上がりのお方のようですよ。
「今年は春から縁起がいいしぃ〜
土曜日は可愛い女性とあたったし、
ここは、ひとつどぉ〜んと宝くじでも買うかいなぁ〜と思ったとこやしぃ〜
カジノかぁ〜、わるくないなぁ〜
帰りのビジネス代程度ならなんとかなるかもなぁ〜
グランドキャニオンは杖でも大丈夫だしぃ〜」等とぶつぶつ聞こえます。
いかがでしょう、ぺこばぁさんとトレードということで・・
「マイレージだから、だめ?!」あれっ、それは残念やちゃ。
昨夜のことでございます。
「これをあっちに、あれをこっちに」言われっぱなしのとの様曰く
「おまえは、家庭仕分け人かっ!」
言われたぺこばぁさんも決して黙ってはいません
「こんな時にこそ、さっさとかたずけんなんどうすっがけ
また、まえみたいにひっくり返ったらどうすっんがけ」
とエラソウなのです。ほんとに困った人です。
(骨折の際、ギブスはめて行ったり来たりしているうちに、足下の洗濯もんにひっかっかって、転倒したこと)
もう〜〜、骨にひびだけでなく家庭にひびは困るんでございますよ。
1時間もしないうちに
左肩と大腿骨折で全治3ヶ月の重傷から奇跡の回復をとげた高橋大斗くんのニュースに声援送りながら
「あちゃ、なんちゅう痛い目におうたったがやろか!
大腿骨骨折やといね
こんなにがんばってリハビリしたたっがいね。
えらいこっちゃ。
ひびなんか、けがのうちにはいらんわ。
回復せんだら、パラリンピックもあっしぃ〜」
「なんのせ、大斗くん、がんばれ、がんばれ〜〜!!」
こんなぺこばぁさんなのですよ。
私も介護士の勉強が必要かと思われて参りました。
うりこ先生と御一緒いたしましょうかね・・・
とさんに、敬称をつけたら、との様かぁ。(笑
とさん、ぺこさんほどではないけれど、
ラスベガスの準備もギリギリになってようやく完了。
と言っても、当然パッキングはこれから。
飛行機もレンタカーも宿もなんとか取れました。
わたしみたいな最下層のマイレージ会員には
なかなか思い通りの旅程は組めないのです
(T_T)
ちゃんと100万ドル入れるための空のアタッシュケースも準備したし、
予定通り、100万ドルをゲットしたら、
すぐにファーストクラスでシャモニックスに馳せ参じますよ〜
ウィーンのもりさんとトッコちゃんです。
ヨーロッパがいよいよ目前に迫って来ましたね!
お会いするのを楽しみにしています。
前回と同じく、午後のウィーンフィルの定期公演の後、楽友協会(ムジークフェライン)に迎えに行きます。
一緒にフォルクスオパーに行きましょう。
公演の後は又我家でオーストリアワインを堪能しましょう。
生ハムとチーズ、サラダ類を準備しておきます。
今回はムスカテラーを用意しようかな。
さて見事カムバックのダイト君ですが、昨日頑張って走っていましたね。
なんと彼はトッコちゃんのお姉さんの娘の旦那さん。
我々に取っては姪の旦那さん(義理の甥?)にあたります。
彼の息子、可愛い大飛君には昨年の暮れにハイドンフィルの日本公演の時に札幌で初めて会いました。
イッチャン婆ちゃんと奥さんのハルナちゃんと大飛君と3人でホテルまで挨拶に来てくれて
お土産のチョコレートを喜んで食べてくれました。
ダイト君に直接会った事はありませんが昨夜は夜遅くまで応援しながらTVを観ていました。
トッコちゃんのお母さんは、初めて生でダイト君のジャンプを見れたり、我々のコンサートを生で聴けたりと、一風変わった親戚が出来ておもしろがってくれています。
でも目の前で彼が落ちて大けがしたときは、さすがに孫の家族の将来を心配したそうです。
その点、音楽家はのんきなものです。
間違った音を引いても、出だしを間違っても、命に別状はありません。
思い切って間違っても怪我しません。
F1レーサーが、ちょっとタイヤを滑らせてしまった為にクラッシュ。
ジャンプで突然の横風、追い風でバランスを崩して落ちてしまう。
そんな恐ろしい事は音楽には無いので有り難いです。
良かったぁ、音楽家で。
> 公演の後は又我家でオーストリアワインを堪能しましょう。
今回はウィーンでの音楽会が先行し、高揚した気持ちでシャモニーということになります。
きっとシャモじぃさんのバレ・ブランシュの滑りは、ロリン・マゼールさんの指揮棒が描く旋律の如く(楽友協会のウィーンフィルは「ダフニスとクロエ」)滑らかで、ダフニスのダンスのリズムの如く軽やかで、時にはビゼーさんのカルメンの如く激しくなるだろうなぁ〜とあれこれ想像逞しくして期待に胸ふくらませています。
といっても、ぺこばぁさんはひびの入った骨のおかげでプレ・バンが滑られれば上等、だめでも今回はエギュー・ディ・ミディからの景観をゆっくり愉しみ、シャモニーのプールで泳ぐつもりで水着を荷物に詰め込んでます♪
ドビッシーさんのラーメールも楽しみです。
「ぺこ10冊の本」に入れている一冊にリンドバーグさんの「海からの贈り物」があります。読む時には、ドビッシーさんの音楽を聴きながらというのがぴったり。お正月のイル・デ・パンから帰り、読みたい読みたいと思いながら追い回わされるような仕事の連続だったのです。
モンブランの柔らかな山肌に抱かれて何度目になるか知れないのですが、また静かに本を読める時間を持てることが楽しみで、いやおうなく期待はたかまるばかり。
多分、出発直前まで、ぎりぎり仕事をかたづけていることになりそうなので、みなさんと美味しいワインを飲みながらお話しできるのがほんとに楽しみです♪
もうひとつ、試んでいることがあるのですが、これは秘密♪
「冬のライオン」幹の会+リリック プロデュース を観た。
ttp://lyric-aki.com/lion%20ura.html
誰もが知っているような王の名ヘンリーさんが、3人の息子を巡って後継者問題に悩み、フランスとの領土争いに権力欲をむきだし、裏切られた10才も年上の妻に代わって三度目の若い妻を迎えようとするがそうは問屋が卸さない家庭崩壊問題を抱えている。
日本の戦国時代を彷彿とさせ、現代の喰い喰われる経済社会の争いに重なり、毎日のように事務所で向き合っている離婚・不倫問題を思い、休憩時間には、身近な知人の家庭内の3兄弟の力関係が思い出され、だんご三兄弟の唄を口ずさみながら笑いがこぼれてしまった。
役者さんが素晴らしかった。
ウィーン世紀末の画家グスタフ・クリムトを思わせる衣装も素晴らしかった。
平幹二郎さんに(これまでの中で今回が一番円熟の演技!)対峙してひけをとらず光っている麻美れいさんにほれぼれとした。エレノア・オブ・アキテーヌだけで十分にドラマになりそうで、宮尾登美子さんの手になれば「アキテーヌの女達」というところでしょうか。
甘えん坊の末っ子・ジョン王子は国際的バレリーナ小林十一さん(落語家・花緑さんのお兄さん)が軽やかな動きで爽やかな印象がよかった。
例の如く、演の後にはKカッパさんになだれ込み、飲んで食べての満腹コースに大満足だった。
昨日の「冬のライオン」会場でのことでございます。
うりこ先生を先頭に、30代から60代までのデカイおんな(心持ちや態度も含めて)が4人。揃って俄宣伝隊になって「オオタスセリさんの爆笑ライブがありますよぅ〜」と元気に声を張り上げておいでましたよ。
ttp://suserin.exblog.jp/
おかしくて哀しくて、知的で、毒がある。
永六輔、立川談志、香山リカ、中野翠ら
目利きが絶賛する。超大型新人
デカイおんな
世相を斬り取って速攻であなたに迫ります。
めくるめく笑いの衝撃にあなたは耐えられますか??
ハッピーな人も、グレーな色に染まりそうな人も、ダークな気分の人も
よってこられか
会場 高岡駅地下「旧もみの木ハウス」(地下芸文ギャラリー向かい)
日時 2010年3月5日(金)会場6時30分 開演7時
料金 前売り券(スセリ饅頭にお茶が付いてます)3000円
当日券3500円
問い合わせは「わろんが」電話0766−21−6300まで
このページを印刷して持参の方には当日でも3000円
(特別にお饅頭が二個付くかも・・・)
前に、出勤途中の国道沿いで、カラスが車にひかれて死んでるのをみました。
すぐ傍に、呆然と立ち尽くす一羽のカラスがいました。
カラスって、そんな人間みたいなことをするのかと思って、
ずいぶん前のことなのに、ものすごく強烈に覚えてます。
きっと、あのカラスも、夫婦か恋人だったのね。
ぽこさんの日記読ませてもらって、またふっと思い出しました。
おしまい。
たまこさんこんにちは
> きっと、あのカラスも、夫婦か恋人だったのね。
そうなんですよね。カラス=群れっていうイメージにとらわれてましたが、
なるほど言われてみれば、つがいのカラスってよくいるんだなあと。
さてさて、我が家のつがい、おしあいへしあい夫婦は今朝帰国予定です…。
4日(木)
ぺこばぁ「6時以降の出発やからまだまだ余裕やよぉ〜」
ぽこさん「なんゆぅとんがけ、16時ちゃ4時やけど!」
ぺこばぁ「あっちゃっぁぁ〜〜〜〜」
例の如く間抜けな思い違いで今年のウィーン・シャモニーの旅の幕が落とされ、ぽこさんに見送られて無事汽車に乗り込んで旅は始まった。
でっかいスキーや大きなトランクの荷物を東京駅の宿に預け、「流石」で出発式と称して乾杯!女将さんと話が弾み、ついついお酒も食も進んで既にご機嫌な2人は明日の出発にむけて鋭気を十分に養って熟睡。
5日(金)
とにかく年末からお正月にかけやたら忙しかった仕事に一区切りをつけんとて出発間際までお昼の休憩も省略して働きに働いた。あれとこれとそれとなにと一応仕事の段取りをつけ気持ちもすっきりといきたいところだが、一つだけは気がかりを残して飛行機は成田を飛び立った。
ウィーンに到着し、一階のレストラン「オッフェンフォッホ」で鍵を貰い、もりさんに手配して貰った昨年と同じ懐かしいホテルに落ち着いた。今年のお部屋は台所やバスルームの他に暖炉のある居間とベットルームが別になっている。築200年近いと思われるのだが天井が高くどっしりしていて古くて落ち着きのある設えが好み。なんか自分の部屋に帰ってきたような懐かしい気分に。もりさん御夫婦とホイリゲ「MAYER]に出掛け再会を祝してオーストリィワインで乾杯!日本の蔵の天井を支える大きな梁よりももっとごっついまるで法隆寺の梁ほどもありそうなワイン絞りの梁がどっしりと店内に構えているワイナリィー。昨年で試し済みの血の入ったソーセージや鴨肉、牛蒡の和え物やジャガ芋のサラダ、インゲン豆等お馴染みになったウィーン料理を平らげ、すっかり気持ちよく酔って今夜も熟睡。
6日(土)
爽快に目覚めた2人は、機内で確保してきた貴重なおにぎりとお茶で朝食を済ませた。午前中にはモーツアルトのフィガロハウス見学と買い物を済ませておきたい。午後は楽友協会でロリン・マゼールさん指揮のウィーンフィル、夜はウィーンフォルクスオーパーの「カルメン」音楽会の後にはもりさんご夫婦とお食事会と予定がびっしり。ここはヨーロッパ。正午にはピッシャとドアを閉められてしまうのだ。いそがなっくっちゃ!! つづく
ザルツブルグの大司教とそりのあわなかったモーツアルトさんはウィーンに定住を決意して移り住んだのだが、引っ越しを繰り返すこと13回。現存している唯一の建物がフィガロハウスなのだそうだ。
宿から歩いても5分とかからないフィガロハウス(シュテハン教会裏)を、朝一番開館と同時に訪れた。
オペラ「フィガロの結婚」を作曲したのが1786年なのだから、それから230年以上もの時を経ていることになるのに、今日もそしてこれからもみんなに愛され続けるだろうモーツアルトさんの残した音楽の偉大さに改めて感じ入ってしまう。
だが、なんと、定職に就けないモーツアルトさんのフリーターぶりに父親が心を痛めていたことが記録になっていてびっくり。古今東西子を思う親の心はちっとも変わっていないということ・・
ウィーンの都市でも高額所得者に属していた筈のモーツアルトさんなのに、高価な衣装に身を包み浪費と博打に空けくれ、ビリヤードが好きでいつも借金を繰り返して、わずか35年の短い人生だった天才は、この世を駆け抜けるようにして逝ってしまった。
陽気で明るく優雅な曲想が、時には哀しい程に繊細な響きを持って聞こえてくる♪
土曜日とあって沢山の人で混み合うフィガロハウスを後にし、次へと急ぐ先は、お買い物。
辛い人生と向き合う人々の相談に根気よく付き合って仕事をこなしてきたとさんなのですが、最近はめっきり皺も深くなり疲れが目立っている。まだまだ必要とされる事件の多い毎日なので、なんとか元気に過ごして貰わねば・・・
心を明るく持って貰うためにも、お洒落心にカンフル剤を!というわけで、大好きなブランドの紳士服が勢揃いしているお店にむかった。
昨年は、銀座と同じ感覚で日曜日の買い物を目論んだと処、大失敗。今年は学習効果の甲斐あって、しっかり計画し、土曜日の午前中のうちに見て置くことにした。それもお昼休みでピシャッとドアーを締められないうちに・・
サイズも色もぴったりでまるで誂えたように似合っている。これでまた弾みがついて歩みが軽やかになること間違いなし!
これって、モーツアルトさんもきっとそうだったに違いない!という気がしてくるのでした♪
但し、こちらは天才ではないので馬齢を重ねて60ウンネン。結婚も40執念おっと周年を超してしまった凡才コンビは凸凹とあくせくしながらこれからも歩き続けてゆくに違いない。
「フォッヘンロッホ」さんでシャンパンやワインを飲みながら美味しい昼食。再度の訪問に乾杯!お互いに笑顔がこぼれる休日は素晴らしい♪ つづく
ウィーン楽友協会で聴くウィーンフィルの音はほんとに素敵!
今回はマゼールさんの80才の誕生日と重なって更におめでたく、会場総立ちで
嵐のような拍手の中マゼールさんがさっそうと登場。のっけから興奮の音楽会と
なった。
ドビッシーのラメール
お正月を過ごしたニューカレドニアのイルデパン島の真っ青な海を思い出し、沖
縄の珊瑚礁の海を思い出し、屋久島の浜に歩き出したウミガメの赤ちゃんを思い
だし、ノルウェーのフィヨルドの静かで深い海を思い出し、ベルゲンのおとぎの国のような対岸の家々を思い出し、パキスタンでみたウミガメの産卵を思い出し、子ども達と毎日のように通って蟹さんやヤドカリさんと飽かず遊んだ国分浜を思い出し、幼い頃横泳ぎの得意だったじぃちゃんの背中に繋がって沖へ沖へと泳いだ夏の暑い海と熱い砂浜を懐かしく思い出しながら聴いて感動を深くした。
休憩時間
更に感動が深くなる出来事に遭遇しました。
フロントに預けたコートのポッケに入れたままのカメラが気になる余り、隣のぺこばぁさんを大股で乗り越えて急いでシャモじぃさんが出て行った後、まだまだ動きが(特に立ち上がり際が)ままならないのだけど、場所が場所だけにめい一杯緊張し「よっこらっしょ」と胸の内だけでかけ声をかけて立ち上がろうとしたその時、横の席にいらした上品で美しい姉妹と思える2人連れのお一人が、さっと実に自然体で「どうぞ」と腕を差し出されたのです。
日本では、これまで経験したことのない優しい心根に、すっかり嬉しくなったのと、感激屋のばぁさんはどぎまぎし、咄嗟に「ありがとうございます、大丈夫です。」とめいいっぱいの笑顔で日本語で答え、次に「Thank you very much」としか言えなかったのですが、考えたら「Vielen Dank」だったのでした。まったく、もう・・
休憩後はビゼーさんの「ダフニスとクロエ」
もう感激の面持ちで胸が熱くなっているばぁさんは、ただただ夢心地だったのでした。
東京から成田に向かう地下連絡道では、朝の通勤ラッシュとも重なっていたことが災いし、前と足下がよく見えていない太っ腹のおじさんに後ろから突き飛ばされてしまい、とっても怖い思いをしていただけに、その後、フランス・イタリアの旅のあちこちで感激的に親切な人々の対応を経験することになります。
正に怪我の功名ってこの事なのでした。 つづく
とても贅沢なはしごなのだけどやめられない。どなた様にも申し訳ありませぬ。
終演後、興奮冷めやらぬ面持ちでホールに出ると、とっちゃんが出迎えて下さった。感謝と感激の再会。いっぱいお喋りをしながら次への会場ウィーン・フォルクスオーパー劇場へと急ぐ。
劇場の二階には軽食喫茶がある。みんなおめかかしして笑顔の人ばかり。友との再会を喜んでいる人、パートナーと待ち合わせてワインを傾けている人、親戚同士なのかよく似た表情で握手を交わし抱き合っている人。見ているだけでこちらも幸せな気分になってゆく。
シャモじぃさんとばぁさんも、ウィーンな雰囲気に浸ってシャンパンで乾杯、オープンサンドイッチでお腹を満たし、ワインで乾杯。てきぱきと沢山の注文を手品師のようにこなしていくサービスが実にリズムカルで気持ちいい。
ビゼーさんの「カルメン」は、話の筋が判っていて音楽も聞き慣れているのでまさにのりのりで楽しめる。その上、目の前でもりさんが楽しく演奏とあって尚更に盛り上がる。カルメンさんもホセさんもミカエラさんも素晴らしかった♪
終演後、秘密の通路でもりさんと落ち合い、電車に乗ってあっという間にご自宅に。とっちゃんの手作りをご馳走になった。一年ぶりに再会した息子さんはドイツ語も英語も日本語もこなすバイリンガルだし、その上ラテン語も勉強中。一輪車やジャグリング、卓球も得意で最近はクラシックも趣味にカイトスキーにも挑戦という多彩な好青年。一年ぶりの再会に乾杯、みんなの健康に乾杯、旅の無事を祈って乾杯!
これ以上は詰め込みようのないあくせくスケジュールで遊んでいる筈なのに、なぜかウィーン時間はゆったり流れているのが不思議な嬉しさなのでした。 つづく
7日(月)
ゆっくり朝寝を愉しむ筈だったのだがやっぱりもったいなくて寝てはいられない。
朝の散歩をかねて老舗のカフェで食事を愉しんだ。オーストリー航空の機内から
すっかりウィンナーコーヒーの美味しさにはまっている。
更に贅沢なことに、もりさんちでのホームコンサートに招待して頂いた。
結婚三十周年を記念した10年前のウィーン・プラハ・ザルツブルグの旅の際にもご招待を受け、間近に聴く三重奏(ヴァイオリン・チェロ・ピアノ)にすっかり感動したのです。
タローさんが、杖をついているばぁさんを気遣って迎えに来てくれた。
実に素早く荷物を運び下ろしてくれる。チェックアウトをする筈の大家さんが来
てくれないので、あっちこっちに連絡も取って貰った。ありがとう。ダンケです。大助かりしました。
今回は、「ピアノのNさんの演奏会に向けての練習会ですが・・」とのお誘い。勿論、二つ返事で「行きます。行きます。行かせて下さい!」と、遠慮を知らないじぃさんとばぁさんなのです。
上階に住む知的な雰囲気の若い女性ともりさんの卓球仲間の優しいおじさま、そしてお洒落な奥様というメンバーをお客様にお迎えして、ドイツ語が飛び交うホームコンサートでした。
モーツアルトさんの本を読むと「ドイツ語を大切にというよりも、この音の響きを抜きには唱えないのが僕のオペラだ」と繰り返して強調されている。
ちんぷんかんぷんのドイツ語なのだが、古くて天井の高いいウィーンの室内で聴くドイツ語は子音の響きが心地よく、モーツアルトさんの言いたかったことに頷けるのでした。
ラフマニノフとメンデルスゾーンを聴いた。先月金沢でメンデルスゾーンを聴きながら「恵まれすぎる音楽環境に育ち、美人の奥様を伴侶に迎えながら、天才はやっぱり早くに世をさってしまったことじゃ」と話しながら、殆ど食べ呆け状態が近づきつつある還暦前後の芸のー人仲間で酒を飲み交わしひたすら食べ続けていたことがを思い出され、笑いをうかべたりしながら聴いた。
二日間でドビッシー、ラヴェル、ビゼーと5人もの音楽を特等席で聴く人生なんて誰もが体験できる贅沢ではない。気分は最高そして、もりさんちに感謝、感謝。
とっこちゃん手作りのお昼をご馳走になり、もりさんはケンブリッジバスターズも真っ青のリコーダーを二本操っての演奏も披露。なんて器用で楽しいんだろう!!
出発まですっかりくつろいでしまった。チョコのお土産まで貰ってお名残惜しいのだけど、さようなら。「また、是非!」と手を振って別れた。
もうウィーンの方面には決して脚を向けては寝られない。 つづく
ウィーンの空港は、韓国の仁川空港がアジアのハブ空港であるように。ヨーロッパのハブ空港なのだが、これまた信じられないくらいに不思議にゆったりとした雰囲気が漂っていて、あっさりとしていて静かで小さい。うっかりしているとだまって飛行機が飛び立っていってしまいそうで、おいていかれそう・・なくらいに。
どういうわけか、またもや天候に恵まれ、ジュネーブまでの飛行は寝てはいられない。晴天の空に雪を抱いたアルプスの峰峰、まるで箱庭をみるように楽しい。いけども、いけども山々が連なっているではないか。昨年も興奮冷めやらぬ日本人の学者先生と同席し、お互い応援席に隣り合った同士のような連帯感を感じて実に親愛なる感情にお互い心熱くしてシャッターを切りつづけたのでした。
無事ジュネーブ空港に降り立った。十分違いで日本から到着の師匠ぶっちゃんとあけちゃん御夫婦と待ち合わせ。
じぃさんばぁさんは個人で航空券や宿をネットで手配してしまったので、空港から宿までの移動手段も手配が必要なのだ。
そこで、ぶっちゃん達御用達のユーロスポーツのさいさんにお願いしたところ、快く「どうぞ、どうぞ」とフランス的!またまた遠慮無く便乗させて貰うことになった。
でっかい荷物をずりずりしながら「どこかなぁ〜、まだかなぁ〜」と探していると、いたいた、美味しそうなおにぎりをほおばっているさいさんが。
「はじめまして、御世話になります。」と挨拶を交わしたのだが、その後、まさにおんぶに抱っこですっかり御世話をかけることになり、おかげでこちらは大変に楽しい旅となったのです。師匠に感謝。さいさんに感謝。
昨年、バルコンデサヴォイに宿を取っているとは知らず、ホテルサヴォヤードと勘違いし、どっさりスーパーで買い込んだ大荷物を両手にぶら下げ、てくてく・はぁはぁ喘いで登った思いで深い急坂の上に立つホテルサヴォヤードに到着した。今回は車でらくらく。
そん時、どんだけどんだけ凄い荷物だったかというと、
ウィズガスの水・1リットルのボトル(ヨーロッパはやけに喉が渇くのだ)2本に、チーズ・生ハム、人参・カリフラワーにジャガ芋(これがあれば世界中どこへっても体力が保てる)。感動のぶっといホワイトアスパラをみっけると買わねばならないと籠に入れてしまったのが6本。これでたっぷり温野菜も食べれるぞと、思いはひたすら湯気のほかほか立ち上る温野菜へと想像力は飛躍してしまうのがばぁさんの毎度の悪いクセ。それに蜂蜜・オリーブ・ピクルスとどれも瓶詰め。本物志向がここでもつい頭をもたげてしまった。イチゴも箱買いと大きなつづらの好きな欲張りばぁさんは、つい自分の非力を忘れ、買い物に夢中になり、あれもこれも買い込んだのだ。
誰が運ぶのか考えもなしに・・・
後先かまわないの性格はちっとも変わらないし、この頃は食べ呆け気味で殊に食に関しては、益々危なくなっている。こわぁ〜〜い。
さて、ホテルサヴォヤードは19世紀尾建物の中にあり、お部屋は山小屋風で木造り、天井が高く二階にもベッドが二つと机もあって私達にはこの上ない。それぞれのペースで1週間の滞在が楽しめる。大きなベランダもついて、部屋からはフランスの白山・モンブランが間近にみえるのだ。バスタブも小さいがついているしトイレは別だし、物入れもたっぷりしている。
木造の机が階段下にある。物を書いたり整理するのに不便なのでテレビ台やベットのサイドテーブルと交換し、使いやすいように模様替えしたところ後日マダムに「いけません」と注意されてしまった。「そんなお国柄なの?」と頑固なフランス人気質にちょっとびっくり。
食堂もこじんまりとしてお洒落な雰囲気だし、パンもバターも生ハムもヨーグルトも美味しい。ジュースも絞りたてだし果物も食べられる。お部屋もとても快適で家庭的な小さなホテルがすっかり気に入った。なにより、ペットを同行できるし、お庭を猫さんが散歩していた。ぽこ猫さんだって大丈夫だということだ♪
ttp://www.venere.com/ja/hotels/chamonix-mont-blanc/hotel-la-savoyarde/?ref=26169
8日(火)
ホテルサヴォヤードはプレ・バンのゴンドラ乗り場の隣に位置している。なので市内を巡る無料スキーバスの停留場にも近いという便利な処にある。
スキーの初日は、この上ない快晴の日の出から始まった。
エギュードミディからのヴァレ・ブランシュ滑降は明日の予定にし、初日はまずプレ・バンを!というお師匠さんの提案はなるほどなので大賛成。杖をついて私も頂上までのゴンドラに乗り込んだ。
ついてみれば、雲一つ無い真っ青の空に雪を抱いた峰峰がパノラマに広がっている。
コーヒータイムしている時間も惜しく、嬉しくてならない二人は早速スタンバイ。
「気をつけて、愉しんで滑られかぁ〜」と元気なふたりをお見送り。
何度見てもこの景色は見飽きない。見学だけに訪れレストランで食事を愉しむ観光客の人達が早くもあっちこっちに座ってコーヒーを飲んだりワインを傾けたり。人がまだまばらな内に特等席を見極めて席を決めた。ジンジャー入りのホットワインとケーキを注文。
天上の人になり読みたかった本を鞄から取り出した。本は堀田善衛さんの「路上の人」
ピレネーの山麓を歩きながら、鯨が陸地にはき出して生まれたことになっているヨナに代わって人の世のあれこれを思考する善衛さんの姿が思い浮かんでくる。
「法とはなにか。原始社会にあって単なる信仰のための取り決めという程度のものであった筈の法のゆくへは如何。聖霊は人を生かすが、法はしばしば人を殺す」ふむふむ。
戦後時代のように群雄割拠していた頃に寺社が強大な力を有していたように、教会の力もまた想像以上に強く、人が生きてゆくには僧になって諸国を放浪するのが安全だった。ヨナさんは、時には放浪の芸人でもあるのですが、特技はナイフ使い。そうすることで一宿一飯の恩義に預かりやすく、かつ古今東西変わらないのが人の情でもある。料理人っていざという時、世界中を渡るには強い味方なのですね。それとも、ジャグリングのナイフ使いなのだろうか。いずれにしても人を愉しませ喜ばせることに違いはない。
人間の生活にとってオイルが大切だったこと、江戸の近松物にも「女殺し油の地獄」で油屋さんが登場するなぁ〜と日本の戯曲を思い浮かべたり、「キリストは笑ったか」との問いかけに、「笑ったとなれば、神の子としてよりも、人間としての比重が重い」と語る善衛さんの忌憚ない考え方が実に面白い。静かで音のない天上の読書はやめられない。昔のように夢中になって読んだ。これがやりたかった。これもまた、怪我の功名♪
若い頃読んだ本も、歳を重ねて読み直すといろんな事に気がつく。物語として夢中になって読んだ筈が、行間の向こうに作者の顔が覗き、ヨナの声が作者の声と重なって聞こえてくる。
後日、訪れたクール・マイヨールやアオスタのローマ時代の遺跡群の向こうに、雪に輝く石畳に、アヌシーのお城の美術館の石造りの抜け穴に、確かにヨナの足跡が残されているのでした。
バルバレスコ1990
イタリアワインの1990年物を開けた。
先週土曜日の「居酒」での出来事。京都から凸助一家が来たときの一こま。
イタリアワインの1990年物は、果たして生きているのかが、最大の関心事である。
かって、ローマのワインショップで買ってきた年代物キャンティでの苦い思い出がある。
バルバレスコは生きていた。香りも透明感もばっちり。
このワイン、正確には、バルバレスコ・サント・ステファノ・リゼルヴァ1990。
今回、御世話になったユーロスポーツのSさんに案内して貰ったイタリアのアオスタの絶品プロシュート屋さんには、地元ピエモンテ州の極上ワインが揃っていた。
あれやこれやと迷ったあげく、スキー靴に突っ込んで持って帰れる一本にと選んだワインがこれ。イタリアワインの1990物はそれだけで話題性があるだろうと。
ピエモンテのピエは、足、モンテは、山。山の麓の州ということ、富山と似ている。
フランスのモンブランの裏側なので、この地名は当然なのだが、一番の中心地は、前回の冬期オリンピック開催地であり、今年のフィギアースケート世界選手権開催地のトリノ。
ピエモンテ州のワインを代表するのが、ワインの王と呼ばれる「バローロ」であり、「王妃」と呼ばれる「バルバレスコ」である。
これまで、飲んだ「バルバレスコ」の最高峰は、サムさん御夫婦に紹介して貰った名護市の看板のないイタリアン「クッチーナ」での、1998年物の「バルバレスコ・サント・ステファノ・ディ・ネイヴァ」ブルーノジャコーザ。こちらは、バルバレスコの二代巨頭の一つである。
これを飲んだおかげで、「クッチーナ」では、未だにあの高いワインを飲んだとさんと語り継がれている(?)
葡萄は、ネッビオーロ種だが、これが、ブルゴーニュのピノノワールと似ている。
繊細、上品、エレガントなどの形容詞が相応しい。
居酒のマスターは、出し惜しみせずに、がばっと注いでくれとグラスを差し出していた。ブルゴーニュの超高級ワインに比べると最後の余韻感が足りないかというのは、贅沢な要望である。
エギュー・デェ・ミディからの氷河滑降ルートバレ・ブランシュ。
今年も元気に訪ねることができ滑走できることに感謝。その上、天気も快晴
そして、更に今年のヨーロッパはとても歓喜が強く雪が多いと来ている。
昨年はでこぼこだった氷河も、今年は新雪が一杯で上質な上級な願ってもないゲレンデ。
師匠もとさんも、滑る気まんまんでにっこにっこ。
ガイドを依頼していないふたりは整理券を自力で確保しなくてはならない。
師匠とあけさんが先に整理券を確保して待っていて下さった。メルシーです。
お見送りがてら物見遊山に3642メートルある終点駅まで名物ゴンドラに乗った。
頂上はなんとー20度で昨日とは打って変わって風もあり半端じゃない寒さ。
私は、ウール100パーセントの上下下着を二枚重ねしその上にウールの二重編みのセーターと、これまた二重編みのカシミヤのカーディガンとマフラー(とさん用の高級品を拝借)を着こんで襟元もしっかりカバー、ごっついが軽く一枚仕立てで風を一切通さないフラノの半コートを着込んで出掛けた。袖付けもたっぷり余裕があっていかにもあったかそうで色は真っ赤ときているのでヨーロッパの冬にはぴったりだと自信満々なばぁさんなのです。確かに軽く、杖をついているばぁさんにとっては足裁きもよく最適で最高の(安いので実益効果抜群で懐が自ずと温かくなる)一品だった。勿論、古着屋さんで二千円で見つけた掘り出し物。おかげで寒さ知らずだった。
さて、ゴンドラから降りた4人は寒いので急いで記念写真をあっちでパチリ、こっちでパチリ。急いで出発地点の手前で装備を調えるふたり。ばぁさんもあけさんも興奮気味の二人の安全を願ってなんやかんやと声をかけながらお手伝いする。
シャモじぃさんはスキーを逆さまに装着したりしていて目が離せない。気が急いてアイゼンをはくのももどかしそうで、おせっかいなぺこばぁさんは、留め金やバネの具合を確認しなくては心配でならない。リュックの留め具(これがまたやたらヒモが多くてシンプルとは対照的)もしっかりカッチッと差し込み、こっちもあっちもそれもこれも大丈夫と指さし確認。
無事準備オーケーかと思いきや、手を伸ばせば届きそうな程に天井が低いトンネル状の通路に、おっと危ない
「とさん、とさん、スキー ぶつかるよ!ぶつけたらアカンよ!!あぶないよ!!!」と最後まで気が抜けない。
「愉しんでこられか!無事でモンタンベールに降りてこられ!!いってらっしゃ〜い!!!」と見送ってほっとした♪
あまりの寒さに、二人は頂上でのお茶を諦め、地元元料理を出してくれる駅前の中華やさんでホットワインを飲みながらゆっくり景色を堪能しながらテラスでお昼。
ついでにお昼寝しそうな位に長閑で暖かい日差しを受けているとこの上なく平和でしあわせ。
しかし、寝てはいられない。3時にモンタンベール駅に辿り着くだろうふたりを出迎えに、今度は谷間を走る登山鉄道モンタンベール鉄道に乗った。
師匠とシャモじぃさんは氷河メールドグラスに滑り降りてくる筈なのだ。 つづく
ふたりは、師匠とシャモじぃさんが無事滑り降りてくるだろうと目論んで登山電車に乗り込んだ。モンタンベール鉄道は冬期なので殆どが観光客と思われる乗客で一杯。カメラを構えている人や案内書を読んでいる人もいる。
すっかりお腹が満腹になっているシャモばぁさんは半分夢気分で、気がつくとこっくりふらりと背もたれに頭をぶつけて目を覚ましたりしている。山際を走る登山鉄道から見る山の景色は、まるで風景写真のビデオを見ているようで実に美しく見飽きない。飛び交うフランス語や英語ドイツ語を聴きながら窓外を走る景色に見とれていると旅気分満点なのだ。
駅に到着したのがちょうど3時15分前。終着駅にはお土産屋さんや小さなレストランがあって世界共通の懐かしさの漂う雰囲気。こちらはしっかり駅員さんも売店のおばさんも健在。クラブ活動なのかそれとも課外学習だろうか、双眼鏡を手にしたりメモを持ったりしてリュックサックをしょった子ども達の一団が先生に引率されて賑やかにやってきた。駅前には山小屋風だがりっぱなホテルもあってビックリ。別に温泉があるというわけではなさそうなので、ヨーロッパの人達にとってはきっと山歩きと景色が最高のご馳走なのだろう。
モンタベール駅直下まで滑ってくるとそこにはゴンドラがあって真上の駅に向かっている。「あぁ〜快適だった。ごくろうさん」と、滑りに満足しながらゴンドラを利用できることになっている。ところが、風の強い日だったのでなんとゴンドラは休止しているではないか。
これでは待てど暮らせど師匠もシャモじぃさんも現れない筈だ!
次々とやってくるスキーヤーはどうもモンタンベール鉄道駅を目指しスキーを担いで標高差百あまりを登ってきた剛の人達のようだ。
昨年村まで滑り降りた経験のあるシャモじぃさんがいることだし、「どうやら、下まで滑り降りてしまったようだね」と確認しあった。
感激のご対面をあきらめ、宿に戻ることにした、ほんとにトラベルにトラブルはつきもの。
さて、宿に戻ったところ、なんとシャモじぃさんは、熊五郎さんとなってご帰還だった!痛痛しいのだが、まさに熊五郎おじさんというやけ方になっていて笑ってしまう。
聴くも涙、語るも涙、階段状になっている折口で四苦八苦してしまっているスキーヤーのおかげで立ち往生。寒風にさらされること30分近くで、色白柔肌のシャモじぃさんはひとたまりもなく顔面が凍傷状態となったのでした。
付きものとはいえ、とんでもないトラブルとなったのですが、熊五郎さんは、「今年は雪が多くて滑りやすく、快適そのもの。今年もサイレトな音を聴けてしあわせだぁ〜」と大満足。「なにより無事でよかった(ではないのに)!」と今年もラモー・アルベール・プリュミエで乾杯したのでした♪
う〜〜ん、おかしいなぁ〜〜。
お正月のイルデパンの海で肌を出していた頃だけが日焼けを通り越して火傷状態。ようやく回復してきたかなと思える処なので懲りてる筈なのだが・・・
考えてみれば(かんがえなくても!)ひとのことを言ってる場合ではありません。
ナント似たものの懲りない二人なのでしょうか! つづく
10日
「今日はクールマイヨールで滑るから、ちょっと遅めのお昼を一緒に食べよう」と約束して、めげない熊五郎さんは、顔に馬油をたっぷり塗って元気に出発してゆきました。
さっと部屋を片付け、「しめしめ朝の内は静かに読書ができるぞ」とベットにひっくり返り本を広げてくつろいでいると、突然ルルルッルと熊さんから携帯の呼び出し音。
「あれっ、またわすれもんかいな?」と電話をとると、
「師匠とこも二人で出発だから、シャモばぁさんもすぐ準備して出ておいで!」
「すぐといわれても、熊五郎そん、ここからバス乗り場のまでの距離(確か1キロ以上あるのでは!)は、急坂降りて川を越えてモンタンベールの駅まではもっさ遠いけど!」叫ぶと同時に体が動きだし、とにかく出発準備をして大急ぎで持ち物確認。
どんなに急いでいたかというと「さ、か、き、け、て、め、ち」という具合。
財布、カメラ、キー、携帯、手袋、メガネ、地図(万一間に合わなくても独りで辿り着く為)を持ち、杖を突きながらどうやって走ったか覚えていないほど小走りでプレバンの駅前に行ったところ、ちょうどバスがやってきた。
「願ってもないタイミング!なんと素晴らしいことだ!」と、バスに乗り込んで
「わたしは、のぞんでいます。クールマイヨールへいくことを。バス亭にとまることありますか。とにかくおねがいしたい」という具合に必死の英語?で訪ねお願いしたのですが、運転手の若い娘さんは、フランス語で「ノン?ホワ??」と、通じていない。
「あちゃぁぁぁ〜〜どうしたもんやろう」と日本語で叫ぶと、どこにもオタスケマンは現れるものです。ノープロブレムなのも旅の醍醐味。
ちょうど乗り込んできた可愛いおじょうさんを連れたおとうさんが、優しく通訳してくれたのです。
「大丈夫、クールマイヨールへ行くバス亭の近くに泊まりますよ」
ほっと一安心です。さっそく熊五郎さんに携帯(空港でレンタルしたのが役に立った!)で、「とにかく、バスに乗ったし、もう少しで駅につけるからね」連絡。
バスが駅の近くに到着すると、杖をついているのも忘れて飛び降りた。
バス亭に近づいたら遠くに走ってくる熊五郎さんがみえてきた。
「お〜〜ぃ、ここだよ」と叫んでいるのに、心配して迎えに来てくれた熊五郎さんは踵を帰して向こうにいってしまう。
ふたたび、携帯を取り出し、
「熊さん、熊さん、ここっ、ここっ、後ろ、後ろだよ」
「これ以上早くは走れないから、とにかくバス止めといて」と叫びながらとにかく走利に走った。
というわけで、無事滑り込みセーフで、杖突シャモばぁさんは、奇跡的にバスに乗り込んだのでした。
クールマイヨールは小さな古い町。高台の教会を中心に町が栄えたのか、端から端まで歩いても1時間とかからない。まず教会で、深く頭を垂れ「罪深い悪い仲間達をお許し下さい」と懺悔の祈りをした。
雪がちらつく石畳の道はまるで京都の石塀小路のようだ。商店街と小さな学校とレストランが三つ。「よし、よし、こことあそこが美味しそう」と舌なめずりしながら目星をつけた。まずはジェラードのお店に席を確保して一休み。甘味で鋭気を養い、再出発。
カラフルなファッションの国イタリアはウィンドウショッピングしているだけでも実に楽しい。そして小さな小さな町にやたら子供服のお店が多くて嬉しくなってしまう。自転車通園のたまさんには雨の日が待ち遠しくなるようなコート。ぽこさん用にはおしゃれなグリーンのタートルとコート、手長ザルのシャモばぁさんにサイズがぴったりなのでめずらしく自分用にも紫のタートルとたっぷりしたカーディガンに目星をつけた。
ちょうど約束の時間に今日もニコニコ大満足の笑顔で滑り降りてきた師匠と熊さんと待ち合わせ。目星を付けたレストランが大当たり。陽気でお洒落なマスターが楽しい雰囲気をいっそう盛り上げてくれる。めでたい四人はワインで乾杯を繰り返したのでした♪ つづく
ここ数日のここは、けなるて、はがやっしいぃことばっか書いてあっぜ?!
こっちは年度末と年度初めでバタバタして、
業績上がらんゆうて、しかられっし・・・。
明日の八方スパーモーグルも見に行かれんし・・・。
さあ、仕儀との続きしょ・・・。
泣。
> ここ数日のここは、けなるて、はがやっしいぃことばっか書いてあっぜ?!
セリ人さん、シャモじぃとばぁも仕事でふらふらやゆうがに、
「みんなも歳いって、骨折してもひびはいっても、杖付いてもいかりょか?」
ゆうて、確かじぃさんは熱心な練習で骨折してギブスはめて、ばぁさんも練習でひびは入って杖付いてでも、「下見、下見」言いながら出掛けとられます。
「そやれど、駄らやもんで、一回でちゃなぁ〜んわからんもんで、反省会と学習会かねて二回三回と行かんならんなん。たいへんや、たいへんや」だそうです。
しかたもなんない。
11日
昨晩から雪がちらついていた。新雪滑りが三度の飯程大好きな師匠と熊さんには願ってもないどころか、これ以上望んではバチがあたるというもんだ。
あけさん(元中学の体育の先生)いわく「嬉しくて寝ていられない師匠は、新雪だ、新雪だと窓に張り付いて早朝から歓喜の表情で、まるで生徒と一緒!」
シャモニーも三度目となると、どこでなにが買えるのか判ってきた。到着してすぐに朝食に必要な物を買い込んだ。フランスパン・カマンベールチーズ・ヨーグルト・生ハム・オリーブとピクルスの瓶詰め・バナナ・オレンジ・リンゴ・イチゴに葡萄、ガス入りの水(沸騰した湯はポットに貰える。)勿論ワインとデザートワインも。厳選の美味しい物が勢揃い♪
というわけで、ホテルの朝食を頼むのは、買い物をしていなかった初日と、これで二度目。だというのにゆっくり食べてはいられない。「お先に」と部屋に戻ってあたふた準備。貧乏性のばぁさんは熊さんのために栄養剤とおやつを兼ねるオレンジと蜂蜜(万が一の場合には命の綱になるやも・・)を頂き部屋へ。熊さんのリュックにしかっり入れておく。
ふたりは、にっこにっこでグランモンテへおでかけ。
「今日こそ、一時すぎまでは静かにホテルライフだ!」ぽかぽか陽がさしていると言っても冬。しっかりコートを着込み帽子をかぶり手袋もはめて準備万端。これも朝食の時に貰ったティーパックでゆっくり紅茶を入れ、センター近くで買ったチョコを食べながら静かに読書なのだ。爽やかで澄み切った冷気の漂うベランダで椅子に背を持たれ体をのばしていると、肺の中も体を巡る血液やリンパ液もついでに心も全て清らかになってゆく。
モンブランがひときわ白く輝いている。「フランスの白山ちゃ、なんちゅう〜美しいがやろ。こんな美しいものを見ていると奥の深いフランス文化が生まれるのかぁ」等と改めて深い感動に浸る。ピレネー山脈の麓から生まれた善衛さんの文学をもっと深く知るためにはピレネー側にも行ってみんなんなぁ〜と、早くも次への旅へと飛躍してゆく・・・
あれこれ独り楽しい思いを巡らしながら、ふと目を上げたその時、思わず
「あれっ、あれっ、あれはなんやろ!」声を上げてしまった。
日の差してきたモンブランの雪面が、キラキラ、キラキラ不思議に陽光に輝いているのです。
その頃、熊さんも見たことないようなダイヤモンドダストと不思議な現象に興奮してシャッターを押しまくり。後からフィルムを見るとパシャ、パシャ、パシャ!!だったようです。
二日目エギュー・デェ・ミディーの頂上でもダイヤモンドダストと有難い日論に遭遇して思わず手を合わせたのですが。今日の輝きは特別記念日の大型花火のように華やか!自然のなせる技なので、ただただお天道様に感謝です♪
昨年、例の如く欲張り計画倒れになっていた「イタリアの小さな町ヴァッレ・ダオスタ州アオスタへの旅」。今年はナントしてでもと「アオスタ」に付箋を貼って花丸を付けていた。
飛行機に乗ったところで、スチュワーデスさんが勧めてくれた本の一冊を、ばぁさんがなにげに手にしたのが「旅」の本。なんと、「アオスタ」を特集しているではないか!!
「とさん、とさん、凄いことや。これは神の啓示に違いない。いかんなんまい♪」と短絡思考はぺこばぁさんの毎度の得意技。
願ってみるもんです。さいさんに話して見た処、話はとんとん進み、ばぁさんはお昼過ぎにホテルまで迎えに来て貰えることになったのです。グランモンテを滑り降りてくる熊さんを途中でひろい、いざ行かんアオスタへ!ローマ遺跡の中にある町、どこで振り返っても山がみえる町、1010年も前から続く手工芸品の伝統的なお祭りが開かれるという憧れのアオスタへ!
夜は二千年前の遺跡の中にあるレストランでお食事を計画♪それまではゆっくり町を散策。ローマ時代の野外劇場が天にそびえるようにどうどうと建っている。なんか不思議でしょうがないのだが大舞台が確かに目の前のそこにあって、向こうには雪を抱いたアルプスがそびえている。夢ではない。
この舞台で演じた役者さん達も観客の人達も、なんと贅沢な時間を共有していたのだろうか!心を一つにする歌声や笑い声は、きっと天に届きそうだっただろう♪
旅の楽しみの一つは、暮らしの中で使える一品・道具を探すこと、そしてちいさな手作りの猫のオブジェも。ウィーンでは10年前に記念の小さなアウガルテンのコーヒーカップを買った。今年は40周年を記念して可愛い花柄のコーヒーカップを、マグカップをぽこさんに、チョコ用の小さなトレーをたまさん一家用に。
アオスタは手工芸の伝統を守っている町と調べていたので、わくわくしていた。
市長舎の前まで来たところで足が止まってしまった。
見事な打ち出しのごっつい銅のお鍋が、ばぁさんに微笑みかけている!
これは挨拶しなければ失礼なことになる!
さいさんと話しながら先へと急いでいる熊さんを「お〜〜ぅい」と呼び止める。なんといっても杖をついている身なのだ。これは熊さんのスーツケースに入れて貰うしかない。納得して貰うために「大きなのが欲しいけど、今回はこの一番小さいのでいいから」と、我慢の共有を強要している怖いばぁさんなのでした。 つづく
12日 最後のシャモニーはまたもや晴れ。
連日のスキーで熊さんの疲れもピークとなっている。ゆっくり起き出してはみたもののやっぱりじっとしてはいられない。実は、熊さんがアンリミテッドのチケットを持っている。哀しい貧乏性が困ったことに共通・共有とダブルパンチで警護は堅い(なんのこっちゃ)。使わないことは悪いことという気がするから困ったもんだ。
「やっぱし、いこっ!」ふたりなので簡単に衆議一決。エギュー・デ・ミディは素晴らしい景色が広がっていた。言葉もない。たまたまその場にい合わせたというだけで心が許しあえるような気がする。笑いあって素晴らしい背景を取り込んで記念写真を撮りあう。きっとまたこの景色を見にくるぞと密かに誓いをたてながらしっかり目に焼き付けてシャモニィーへ下るゴンドラに乗り込んだ。
このゴンドラでは景色に勝る感激の体験をした。
初日プレバンへ3人で登り楽しい昼食を済ませ、再び滑り降りる師匠とシャモじぃさんを見送り、独りで下りのゴンドラに乗り込んだ時のことです。
運転手さんが杖をついているシャモばぁさんを気遣って、どこからともなくまるで風が運んできたみたいにさっと椅子を勧めて下さったのです。
そうして、更に椅子から出入り口まで、氷が張り付いてつるつるになっている床(杖も滑り結構緊張しながら歩いた)をコテのようなもので掻き出し、箒で掃いて安全に歩けるようにして下さったのです。感激屋の私は「メルシー、メルシー」を連発してしまい、マイナス10度近い寒さなのですが、気持ちがこの上なく温かくなりました。
モンタンベールの鉄道列車に乗り込んだ時にも中年のおばさんがさっと席を譲ってくれました。クールマイヨール行きのバスにようやく乗り込んだ時にも、後ろの方の席から「ここが空いているよ」と手招きしてくれる男性がいました。空港で乗り換えの時にも「エレベーターが近くにありますよ」と教えてくれた若者がいました。あっちこっちで、フランスのヨーロッパの福祉社会に暮らす人の行動のおかげでホットしたことです。
海外旅行での決まり事がもうひとつ。一回は世界中どこでもお店がある中華料理に頼り、最後には日本料理が恋しくなります。
今回も最後のお昼はゴンドラ駅前の中華料理で野菜をたっぷり、夜はさいさんのご招待で日本料理「さつき」へ。熊さんは刺身定食、ばぁさんはうどんを食べて大満足なのでした つづく
駅前の中華料理店で野菜をたっぷり食べシャモニー最後の昼食を記念してワインで乾杯。宿に戻るバスを待っていた時のことです。
時間になってもバスがやってこないのです。後から確かめて判ったのですが、一つとばしてしまうなんて普通。最終バスはきっと来るだろうから誰も抗議はしないようなのです。ふぅ〜〜んこれもフランスかぁ〜!
ところが、ここでも怪我の巧妙。
「今日は誰かパラパントしないかなぁ〜」「去年はあそこを飛んでいたなぁ〜」と空を見上げていたその時、なんとプレバンから飛び出したパラパントが半端じゃないのです。
「あちゃぁぁ〜〜、あれっ、なんけ、なんしとってやがけっ!!」
アクロバットなパラパントなのです♪ぽかんとして見とれておりました。
プレバンで3人で食事をしていた時もそうでした。
殆ど崖としかいえない斜面を滑り降りようとする3人のスキーヤーが目に入りました。ほんとに降りれるだろうかと食事もしばし忘れ、シャモじぃさんのカメラの望遠を回し見て「凄い、凄い」を連発。真っ赤な繋ぎのウェアに身を包んだコーチと思えるスキーヤーの見事な滑りは、美しい雪煙に映えているのでした。
ヨーロッパやカナダのスキー場ではとんでもない危険な処を滑るスキーヤー とても信じられないような軽業師のようなボーダー等を目の当たりにして驚いてしまうのですが、まるで映画のシーンを見ているような一時なのでした。
13日
さいさんにお迎えに来て貰い、ホテルサヴォヤードをチェックアウトし、シャモニーにさようなら。
一足先に帰国の師匠夫婦をジュネーブ空港でお見送り。
だいぶん凍傷が回復して熊三郎さんと改名したとさんとぺこばぁさんはパラパントのメッカ・湖の町、山のヴェニス・アヌシーへ移動。
最後まで決まらなかったアヌシーのホテルだったのですが、師匠との約束の時間が迫りグランモンテへ出掛けてしまった熊さんに代わり「私達は泊まりたいのです。シャモニーから明日いくあるのです。」式の片言英語で私が予約を決行。相変わらずの片言だというのに、何処へ行ってもいつでも「お願い聴いて貰えますか」に始まって「湖に面していることを望みます。美しい景色が好きです」とはっきり注文を申し述べる欲張りばぁさんなのです。
どきどきしながら着いたホテルはお部屋は現代的(改装されたのか)で清潔、確かに湖に面していました。ホッ。
最後の一日もじっとしてはいられません。まずお城を美術館にしている高台に登り、美しい町を一望。ちょうど開催していた昔日のアヌシーの写真展を愉しみ、まるで美術館全体が美術品のようなお洒落な建物のあちこちの設えに感動しながら堪能。
そして、善衛さんの本で読んだばかり「真っ暗の秘密の通路がある」のを確かめてふむふむとうなずきながらその闇とひんやりした乾いた空気感を体験したのです。その先には、きっと動く石があって出口に繋がっていたやもしれません・・・・?!
やっぱりというか当然というか、お昼にはピシャと閉まってしまう美術館を後にして町へと下り、古い町並みを見学。川沿いのレストランはどこも人で賑わっている。ここでもさいさんから教えて貰った海鮮レストランに席がとれた。町行く人々のファッションを愉しみながら、周りの人達の驚異的な食欲に感動しながら、こちらも元気に食事。
旅の無事を祝いシャンパンで乾杯!新鮮な牡蠣を肴にワインで乾杯!海鮮リゾットやお魚料理でまた乾杯!
休日の贅沢・遅い昼寝とシャワーを済ませると再びじっとしてはいられない。湖を照らす月の光やメリーゴーランドの明かりに旅情をかき立てられ2人は再び町へ。
ぶらり、ぶらりと散策しているとピアノバーが。音楽に合わせてリズミカルに実に気持ちよく働くサービスの女性に感心しながらグラスを傾ける。
ゆっくりたっぷり食べたお昼のおかげでそんなに空腹では無い筈なのに「少しは食べておかなくちゃ」と、またまたふたりは小さくて家庭的な「中華店」へ。
夜の町に出ると、石畳が街灯の光と夜気に映えて一際と美しい。熊三郎さんはいつまでも名残を惜しんでカメラのシャッター音を石畳に響かせ、ブラブラふらりふらりとゆっくり宿へと戻ったのでした。昔読んだ「おやすみなさい フランシス」を思い出しながら。
14日
空港近くの自動車ショーにやってくる自動車のラッシュが事前に判っていたので(さいさんのおかげ)予定より早めに出発。無事免税品への税金バックの印鑑も貰い手続きは無事完了。個人旅行は手数もかかる分、手配も工夫も下調べもあれこれ最後まで気が抜けないし緊張の連続。なので楽しみもきっと倍増しているのだろう。
しっかり景色のいい席を確保しウィーンへの飛行機に乗り込んだ。
またまた青空と雪を抱いた息を呑むようなアルプスの素晴らしい景観が広がっている。
最後までヨーロッパを楽しませて貰った。
さよならシャモニー、さよならモンブラン。
さよならアヌシー、アオスタ、クールマイヨール♪
ウィーンで成田行きの飛行機に乗り込むと早速お食事時間。美味しいシャンパンに始まりワインは白も赤も欲張ってこれ以上食べれないほど満腹になり、モンブランやグランドジョラスを夢見ながら、「アオスタへ行って良かった、今度は是非泊まりたい。もっと大きな銅の鍋を・・・・」後はひたすら熟睡に継ぐ熟睡。
あっというまに朝食の時間となり、成田に到着してしまうのでした。
気持ちよく送り出してくれ留守を守ってくれた事務所のスタッフのみんなとぽこさんぽこ猫さん、そしてすっかり御世話になった師匠夫妻やさいさん、熊三郎さんの帰りを待っている仲間達みんなに感謝して旅は無事終わりをむかえたのです。
日本に帰り着くと「松翁」さんで蕎麦を食べながら日本酒で乾杯し早速反省会。
東京から乗り込んだ電車が強風で二時間以上も停滞しているとはつゆ知らず眠りこけているぺこばぁさんなのでした。結局、三時間の遅れとなり熟睡していたのに払い戻しを受け、氷見線は発車してしまった後のまつりとなり、戻して貰った料金でタクシー帰宅と相成ったのでした。めでたし、めでたし。 読者の皆様・ダンケ・メルシーです。
今年のシャモニーは寒くて雪が多かった。
シャモニー前のウィーンでも雪がちらついた。
かたや、冬期オリンピックが開かれたカナダヴァンクーバーは暖冬で、上村愛子ちゃんのモーグルは気の毒なくらいグチャグチャの雪だった。
ウィーンのもりさんちのパソコンで、シャモニーの天気を見ると、シャモニーの気温はマイナス10度になっている。エギュ・ディ・ミディはマイナス25度になっていた。
あっちゃーじゃやまないがけ。
これは尋常じゃないと思いつつ、午前中にもりさんちで聴いたメンデルスゾーンやラフマニノフが耳に残る中、ヨーロッパアルプスに沿ってウィーンからジュネーブに向かう。ジュネーブに入るには、ダイレクトコースが無いので、ヨーロッパのどこか経由なのだが、このコースが実に良い。後はアリタリアがミラノ着なので、ヨーロッパアルプスを行ったり来たりしてくれるので、これも楽しい。
身構えてシャモニーに入ったが、意外に暖かい。翌日は、一日中雲一つ無い晴天かつそれほど寒くない。
堀田善衛のヨーロッパ中世の物語「路上の人」を読むペコさんは、ブレバン頂上で「天上の人」となった。この主人公ヨナは、それこそ今回行ったクールマイヨールかピエモンテ州出身なので、リアルに感じられてまことにタイムリーだった。中世ヨーロッパの歴史は凄まじい、あちこちに残っている城や教会は、流血の塊にみえてくる。
あくる2日目は、お約束のヴァレブランシュ氷河滑降。
晴れてはいるが、風がビュンビュン空を飛び寒い1日。
今回同行の四人で、3842Mの展望台見学をした。登山記録をいろいろ読んで手に汗握ったグランドジョラス北壁に雪雲が飛び散る。北壁は黒々として冬の北壁は斯くの如しという厳しい様相である。あそこを冬に登りたいとは。他方シャモニーの名ガイドガストンレビュファーは、夏にはありとあらゆる壁を登っているが、冬は危険すぎるとして登らなかった。登る勇気と登らない勇気と、どっちが価値があるかと考えさせられる。
いよいよ氷河滑降へ向かう。
おりから大渋滞。2本下降路があるが、片方は烈風吹きさらしなので、左側に集中する。今から考えると右側を駆け下りれば良かったと思うが後の祭り。ここで約30分烈風にさらされてすっかり顔面が凍傷になってしまった。せっかくアイゼン装備だったのに残念。しかし、後で知るとこの日のここは、マイナス20度以下更に烈風だった。
これまで冬の志賀高原で、マイナス15度くらいは体験しているのでとたかをくくっていたが甘かった。
少し降りても寒すぎて、スキーが滑らない。明らかにワックスが違うという世界。途中緩いところはストックでこいでこいで腕が筋肉痛になるくらいだった。同行のお師匠さんの髭があっという間に氷ついて真っ白になる。周囲の針峰群も白くかすんでみえる。
さて、例年は、こぶこぶの斜面が延々と続くセラック地帯にさしかかる。ここがなんと、今年はフラットバーンだった。雪が多かったことと、例年より早い時期に行ったからだろう。いつもは難儀するこの斜面をるんるんと滑り終えた。
そこを滑り降りると、正面はグランドジョラス横のタンデジュアンの針峰、右手にシャモニーから見える針峰群の裏側などが広がる氷河の円形劇場。初めて訪れたとき、フランス人のガイドから「サウンド オブ サイレンス」を聴いて欲しいと言われた場所だ。とが地球で最も好きな場所の一つ。ここで一休みするのが至福の一時。
しかし、今年はここも寒くて寒くてたまらない。腹にわずかな食料を入れて後ろ髪を引かれつつ立ち去った。少し降りるとグランドジョラスへ向かうレショー氷河との分岐点。
とにもかくにも約15キロを滑り降りて、モンタンベール駅へ向かう登り口まで降りる。しかし、この日はあいにく強風で、途中のゴンドラが止まっている。
それでも登ってゆくのは、ごくわずか、殆どが村までスキーで降りる。とは昨年一回経験しているが、これがなかなか足に来る、しかも、雪が所々無かったので、スキーを脱いだり履いたりしないといけない。
モンタンベール駅でペコさん達が感激のご対面を待ちわびているとも露知らず、村までスキーを選択。今年は雪こそあったがほとんど氷道で、カーブはバンクが出来ており、Xゲームの世界で、体を傾けて愉しむ。何とか21キロ滑って村まで、ついた。
宿に戻ると、顔面が真っ赤で、更に左頬の下部が、こぶとりじいさんみたいにぽこっとふくれあがる。これはやばいと、町の薬局に出掛ける。ベテランの店員が早速2種類のクリームを出してくれる。他方ペコさんは、ぽこさん等に凍傷特効薬は何かと問い合わせてくれる。馬油がいいとの事で、3種類朝晩塗りたくってなんとか日に日に回復していった。
凍傷は、火傷と変わらず顔中が火照る、この日は、昨年も行ったラモーアルベールを予約してあったので、顔を火照らせ、極上料理とそれにあわせた美味しいワインを味わうという奇妙な体験をしたのでした。
さて今年のフランスは、レストランの付加価値税が17%から5.5%にさがったので、レストランに行きやすくなった。他方政府は政府で、その分雇用を増やすようにと求めている。フランスは、また、休暇を4週間(5?)取るよう決めている。
これらは、不景気対策である。それでも、デモがあちこちで起きる。さすが、世界で、唯一市民革命を経験した国である。
シャモニーは、町の両側に衝立がある。
モンブラン側は、エギュ・ディ・ミディからのヴァレブランシュ。しかし、ここはスキーゲレンデではなくて、オフピステ。
もう一つのゲレンデは、シャモニー最大のスケールのゲレンデのグランモンテ。ここはシャモニーの中心部からバスで約15分の位置にある。
反対側はブレバンとフレジュールスキー場。朝日が最初に当たるスキー場。ブレバン頂上は、モンブランの格好の展望台となっており、今回ペコさんが暖めたワインを飲みながら天上読書を愉しんだ処。殆ど岩にはみ出すようにレストランがある。ここのゴンドラ中間駅のプランプラ(2000M)は、昨年ペコさんがパラパントを飛び出した崖である。
フレジュールは、ブレバンの隣にある。ブレバンとは、横断ロープウェーでつながれている。ここは、ヴァレブランシュ氷河滑降の氷河である、メール・ドゥ・グラス氷河が一望の位置にある。いずれのスキー場も快適な中級斜面が広がっている。
さらにシャモニー手前に、レ・ズーシュというワールドカップ滑降コースがある。
さて、グランモンテ。頂上は3275M。ロープウェーは2本。このロープウェーがいつも混んでいる。予約客やインストラクター引率客が別の入り口からすいすい通る。
それでも待つこと約30分で乗れた。
ロープウェー終点から約50M階段を上って展望台に到着する。右手にモンブラン・ドリューが近い。左手にアルジェンチェール氷河とその奥のモン・ドーレンが見える。
スキー好きならば、一度は行きたいと願うオートルートはシャモニーから、マッタホルンまでの約一週間のコースである。このオートルートの出発点がグランモンテ頂上から、アルジェンチェール氷河を横断することから始まる。
グランモンテ頂上に着くと、俄に当たりがキラキラ光り出す。ダイヤモンドダストだ。
真下のスキーヤーやボーダーが、映像でしか見たことが無い、珊瑚の産卵のような現象に見える。ペコさんも、ホテルの部屋からこれを見たのか。
アルジェンチェール氷河に乗りだした。ユーロのSさんから、ここは毎年クレパスに落ちる人がいるので、くれぐれも氷河に近づかないようにとアドヴァイスを受けた。
できるだけコースに沿ってと行くが、今年はなんと言っても雪が多いので、オフピステに誘惑的な斜面が広がる。ええいとはいるとまことに快適な新雪バーン。これぞシャモニーと、もう一度ロープウェーを利用して、2度目のチャレンジ。
2度目は少し大胆になり、やや氷河に近づいたコースとなり、クーロワールぽい狭い谷を降りると一休みしていた先行者が、おまえもきたのかエールを送ってくれる。氷河の舌端が、目の前にある。氷河は一年に約50Mも移動するという。この辺は、5年前に来たときとは、全く様相が違っていた。
中間駅からひたすら降りて、しばし待つと、ペコさんSさんが、アオスタ行きということで、ピックアップに来た。
今度はもっと大きな銅のお鍋を買うために、若くて力持ちの助っ人を連れて行かなくては、ですね(笑)
私もいつか行ってみたい場所になりました。
おおっ!ぺこさんの連載が終わって残念だな〜っと思っていたら、
とさんの連載が始まった!!
もう少し、読者の我々もシャモニーの旅が楽しめます♪
あっちゃ、との出番は2回だけだったのに。
大ちゃんの熱烈な要望に応えねばならぬ。
とりあえず、箸休め。
題名は、ウィーンのエレヴェーターにご用心。
今回のメインイベントの一つ、ウィーンフィル。
午後3時半開演だった。
午前中フィガロハウス見学、買いものをして、旧市街の宿の下のレストラン「オッフェンロッホ」でランチ。このレストランはホントに美味しい。
日本のガイドッブックにのっているのか、日本人もチラホラ。
しかし、そのうちの一組の中の若者がワインに酔っぱらって大声を張り上げているので、ペコさんが注意する。ウィーンの優雅なランチを愉しむ人達の中で、日本の居酒屋ののりは困りものである。
レストランの上に宿があるので、シャワーをしてコンサートへという目論みはそんなかんなで外れて殆どぎりぎりになってしまった。
大慌てで、コンサート用のタキシードとイブニングドレスに着替えてと言うのは、真っ赤な嘘で、とりあえずコンサートぎりぎりセーフ路線の服装に着替えて、3階の部屋からエレヴェーターに乗った。とがキーを差し込む。一階のボタンを押す。エレヴェーターが下がる。一階に着くやいなや降りようとすると、途端に上に上がり出す。ええい、急いどっがにと下降ボタンを押す、るるるーと下降、降りようとするとまたまた上昇。繰り返すこと3度。殆どパニックに。
そういえば、このエレヴェーターは、キーを差し込むと上昇し、下降は、鍵なしで良いのだった。それをすっかり忘れたどじ。
戦犯のとは鍵を取り外し、あわてて、外へ走り出しタクシー乗り場でタクシーを捕まえて、杖つくペコさんを待ち受けてなんとか楽友協会へ滑り込んだのでした。
優雅に、コンサートどころか、汗だくで、駆けつけたのでした。
とさ〜ん、リクエストにこたえてもらってすみません^_^;
エレベーターでのあわて具合、分かるなぁ。
最近、鍵を差し込むタイプのエレベーターは多いですよね。
でも、よく、そんな大慌ての状態で気付きましたよね!!
私なら、誰かが乗ってきて指摘してくれるまで、延々上へ下へを繰り返してそうです。
ほんで、エンエン泣いてます(T_T)
話は変わりますが、最近、寒すぎじゃないですか?
>話は変わりますが、最近、寒すぎじゃないですか?
今年の極楽坂は、3月の連休にパウダーもどきの新雪が上部で40センチありました。
その後、終了する28日まで2回積雪がありました。
今も八方がゴンドラ前まで滑られるそうです。
田舎の寒さ情報でした。
あっ、
でも、とさんの事務所前の桜は咲いてます。
花見は今週中に。
シャモニー3日目は、クールマイヨールへ出掛ける。
スキーパスの「モンブランアンリミテッド」は、シャモニーのスキー場だけではなくて、クールマイヨールスキー場もO.K、クールマイヨールまでのバスも無料だった。
シャモニーへ来るとこのパスを買うに限る。
おかげで、クールマイヨールは大人気。土曜日まで予約が一杯で、とにかく朝出掛けて、キャンセル待ちの列につくしかないという。朝一は、8時45分発。
とが一人で、急な坂道をスキー担いで下りて、バス乗り場のシャモニー駅(鉄道駅)へ向かう。お師匠さん妻は、10時半の2番バスときいていたので、ペコさんは、それに併せて出てくる予定だった。しかし、駅近くで、お師匠夫婦と出会う。おや話が違うでは無いですか。でも行けるかどうか判らんしなーとまだペコさんに連絡せず。
やがて、鉄道駅傍にあるバス切符売り場の小さな小屋に、係の女性が現れる。
お師匠さん妻が、英語を駆使して、観光案内所のベルナデットさんの名前を繰り返し、必死に頼む。やがて、4人O.Kとなった。しかし、既に出発時間に30分の猶予もなくなっている。あわててペコさんに電話する。「直ぐ出てきてくれ、昨日下りたモンタンベール駅下車。」と指示して、鉄道のシャモニー駅から陸橋を渡った所にあるモンタンベール鉄道駅に迎えに出掛ける。途中とにかく8時35分発ブレバンゴンドラ駅でバスに乗ったと連絡。
ここまで、バス約5分、杖突歩きで、5分でバスまで行けるかどうか半信半疑。半分以上無理と思っていた。
バスから降りたというのに、真っ赤なコートのペコさんは何処にも見つからない、携帯で、「おーい、何処や」と叫ぶ。「後ろ」というペコさんの声。なんとこの日は、青のダウンジャケットだった。とが走って戻って、バスにスキーを積んで、タラップに足をかけて、杖ついて走ってくるペコさんを待った。間一髪間に合った。ふー。
> レストランの上に宿があるので、シャワーをしてコンサートへという目論みはそんなかんなで外れて殆どぎりぎりになってしまった。
この話の真実はこうなだったようですよ。
お出かけから帰ってシャワーの時間が無い時に、ぺこばぁさんは足を洗う(改心してま人間になる?)というのが慣例(昔の旅籠のように)。
そうすると疲れがとれるというか気持ちがスッキリするそうです。
さて、その日もシャワーの時間がないのでいつものようにシャワーで足だけでもと洗っていたところ
「おい、ばぁさん、そんなことしとる場合か。はやくせんだら、おくれてしも!」
と、シャモじぃさんから檄がとんだので
マフラーも手袋もコートも帽子も手に持ったまま、その上ネックレスも手に握りしめてというワヤワヤのかっこ(=様相)で、部屋を出、目の前のエレベーターに飛び込んだのです。
中で、またもや「ネ・マ・て・コ・ぼ」と、順に服装を整えながら髪も手櫛でとかし、とにかく大急ぎで大慌てだったところ
「おいっ、とまらんがい。
おっっっっ、あがっていってしもがい!!」
という雄叫びを繰り返しているシャモじぃさんの悲鳴に、
「とさん、おりっとき(下りる時)に鍵さしこんだら、あかんちが!
かぎぬかれまん!」
と、叫べども
またもや
「おいっ、とまらんがい。
おっっっっ、あがっていってしもがい!!」
となったのでありました。
ぺこばぁさんは、おかしくて、可笑しくて 笑いが止まらず
「あっちゃ、じぃさん、そんなことしとる場合け。はやくせんだら、おくれてしも!」
クールマイヨールのスキー場は、モンブランのイタリア側。
モンブランは、イタリアに入るとモンテ・ビアンコとなる。名前が変わるだけではなくて、様相も異なる。シャモニー側が、加賀平野から眺める白山のように頂上が丸いが、クールマイヨールからは、剣岳のような厳しい岩山である。
クールマイヨールのスキー場頂上(2755M)までは、ロープウェーが3個。
シャモニーから来ると、前回は、最初のロープウェー乗り場のエントレーブ(1306)から、乗り込んだが、今回は、いったん、クールマイヨールバスステーションまで行き、そこから村内を走るバスに乗り換えた。石畳の村ドローネで下りる。ここに、ロープウェー駅が新設されていた。チケット売り場で、シャモニーで買ったアンリミテッドをみせる。すると機械で、チッェクされて、O.Kとなる。
頂上からは、オフピステしかない。滑るときはサインして滑らないといけない。何人かのスキーヤーが最初からそのつもりで、オフピステに飛び出す。お師匠さんは、いかにも行きたそうであったが、全く斜面の知識が無いので、今回は自重する。
頂上へのロープウェーで一人の日本人にあった。フェローツァーできてクールマイヨールで泊っているとのこと。ツァーの他の人達は、アオスタのピーラスキー場に向かったという。それにしても、今回スキー場で会った、数少ない日本人だ。
2個目のロープウェー頂上(2624)から、トラバースして新雪斜面を目指す。あったあった。約2、300M程続く新雪が。外人グループ(こっちががいじん?)が先行して、コーチがまず突っ込み、華麗なウェーデルンを魅せてくれるが、下部で、すってんころりとなった。下部の雪質が重そうだ。
お師匠さんが、まずは、パラレルで、突っ込む。やおらとも続く。軽い雪では無いが、まずまずの雪。下部に来るとさすがに重かったが、やがて、整地斜面に到達した。
クールマイヨールは、広大な斜面は無いが、イタリアでも人気のスキー場である。
特に目につくのが、ジュニアスクールである。
赤のウェアーのインストラクターに引率されたジュニアーがあちこちの斜面をいっぱしのスキーヤー気取りで、滑っている。未来のワールドカップレーサーもイルに違いない。とにかく、ここは、明るい南向き斜面である。
さて、スキーは、12時早々に切り上げて、ここのもう一個の楽しみである美味しいランチを目指したのでした。ランチは、スキー場内ではなくて村に帰ってからの方が断然美味しい本格的な(当然か)イタリアンが楽しめます。
ここの村中での買い物も楽しみの一つなのですが、お店は、12時から3時、又は3時半までクローズしてしまいます。その時間はランチを楽しんで下さい、我々もランチして、昼寝しますという生活が浸透している。
ペコさん達が目を付けておいてくれたレストランで美味しいランチを地元アオスタワインでちょうだいした後は、3時から3時半までのわずか30分の買い物タイム。
ペコさんが目を付けておいたショップで、買い物をして、またまた、3時半のバス最終乗車客として、とが先行して、スキーを積み込み、タラップに足かけて、右手に杖ついて左手に買い物袋をひっつかんで階段を下りてくるペコさんを待ってなんとかバスに滑り込んだのでした。私達かなり懲りない人達みたいです。
せり人さん、こんちわ〜
なんだかんだと、今年は例年より雪が残ってるっていう話はよく聞きます。
ゴールデンウィークとかも人が多そうだな〜
志賀とか立山とか。。。
とさんのレビューを読んでると、ウズウズしてきます(^−^)
ヨーロッパアルプススキーは、国境越えスキーを楽しめるところがある。
かっては、検閲があるからパスポートがイルとかいわれてザックに入れていったこともあるが、いまやフリーパス。
クールマイヨールはシャモニーの反対側にあるが、間に谷が一本あるので、モンブランの反対側斜面のスキー場では無い。しかし、スキー場よりほんの少し離れたLA PALD(1370)からロープウェー2本で、モンブラン反対斜面を登りTORNO(3375)まで到達。ここからヴァレブランシュ氷河へ滑り込める。エギュ・ディ・ミディからの恐怖の階段降りを避けるために使われているとか。
ここはエギュ・ディ・ミディからヴァレブランシュを超える3基の空中ゴンドラが架かっているエルブロン(3462)のある峰。この両者のつながりは、行ったことがないので判らない。この、ゴンドラ、いつも氷河上空にぽっかり浮かんでいるが、夏しかうごかないので、未だ乗ったことがない。さぞかし大絶景が楽しめるものと思われる。
クールマイヨールから車で約30分行ったところにラ・トゥィールというスキー場があって、ここもフランスのラ・ジュールというスキー場に滑りこめてなかなか楽しいと、アオスタ行きの途中にユーロのSさんから教えて貰った。
マッタホルンのあるツェルマットからはイタリア側のチェルビニアスキー場滑り込める。約10ウンネン前に体験したが、謹厳実直なスイスから陽光きらめきめちゃ明るいイタリア側を訪れて、ホントに楽しかった思い出が残っている。
クールマイヨールのショップのマンマからペコさんは、来年は、こっちに泊まりなさい、こっちの方が安くて数段楽しいからと言われたそうだ。
ユーロのSさんも、ツェルマットかチェルビニアといわれれば、チェルビニアの方にするという。
日頃、テニス仲間のかんちゃんとともに、○○のイタリア人といわれているが、しかし、周りを振り返ってみると、類は友を呼ぶのたとえの如く、周りには、○○のイタリア人ばっかりだ。イタリアのスーパースキー場はドロミテエリア、フランスは、ティーニュ・バルディゼーレ。大ちゃん ヨーロッパ中のスキー場を廻ってレポートして下さいませ。
先週の土曜日、富山てるてる亭で志の輔落語があった。
志の輔師匠の出番は、いつもは、現代と古典の2席なのに、今回は3席もあった。
彼の言い訳は、ベトナム公演で、左手中指の靱帯が切れた。今は落ち込んでいるので、発奮する意味で、あえて、3席に挑戦しているんです、という。落ち込むと、鬱状態になる人が多い中、見習いたい態度である。しかも、靱帯ネタをあちこちで取り入れて笑いを誘う。おそるべし、芸人魂。同行者も感心する迫真の席だった。
落語会の後、空きっ腹を抱えて飛び込んだ高岡の居酒屋κ。κはイタリア語のKである。そこへ、たけどんと、山岳ガイドの多賀谷さんがなだれ込んできた。
多賀谷さんは、映画「剣岳点の記」の山岳ガイドの元締め役であり、木村監督の信頼が厚く、アカデミー賞授賞式にも参加してきた。秋田県出身ながら、富山の山に惚れ込み、富山に移り住んだ。日本の誇るソロクライマー長谷川恒夫氏の愛弟子であり、ウルタルでの彼の最後にも立ち会ったという。カラコルムや世界中の山を経験している。
とが、外国へ行くと、自然にカメラのシャッターを切ってしまうが、日本では殆どシャッターを切る気がしないというと、彼がぴくりと反応する。とは、彼の地と日本の街の風景を意識していったのだが、多賀谷氏には、山の風景と聞こえたらしい。
とさん、そういうけど、俺は世界中の山を登ってみて、立山が一番、特に富山県の裏側の東側が最高。雄山頂上横のサル又のコルから御前谷カールを下ったところ。おれ、マスコミにいつも室堂からの立山だけではなくて、裏側を紹介してくれといつもゆーとがやちゃ。
オー御前谷は、たけどんと2年連続滑り降りたところやんけ。確かに、あの広々としたカール状の風景は出色である。広大だけど日本の山独特の優しさがある。
しかし、日本の山は、山スキーにシールを付けて、登ったり、アイゼンを付けて、スキーをかついで登らないと、頂上には到達しない。
他方彼の地は、頂上まで、ロープウェーを付けている。
どっちにするかは、各自の判断である。
多賀谷氏の情報によると、今シーズンは、2月雨が振ったりしたのが、その後冷え込んで、アルプスはカリンカリンに凍っているので、ご注意とのことでした。
お初の筍の味噌煮に筍ご飯、そして焼き筍と筍づくしは大好物。
とろとろに溶けた昆布と筍よ味噌の取り合わせが絶妙、
どんだけ食べても飽きない。
やっぱ、日本の里山やわ。
なんといっても、竹いっぱいあるもんなぁ〜
今日はJRの沿線火災のために急きょお休みです。
関東は雪で電車が見合わせみたいですが。。。
季節外れの寒波、富山はどうですか?
国境越えといえば、きはらはツェルマット‐チェルビニアしか経験ないです〜
あ、あと、長野群馬の渋峠(笑)
まだ、スタッドレス外してないんだよなぁ〜
> まだ、スタッドレス外してないんだよなぁ〜
>
この指とまれ、今から志賀へ行く人。行ってきマース。
だいちゃん、現地集合です。