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青空に浮かぶ満月と オレンジ色の刈田の上に 一本の気流が舞い降りて 僕の愛とあなたの愛を 真空の魔法をつかって 吸い寄せている そうしてふたりきりの秋の 無制限な切なさは 償われるように見えたけど ひとすじの何者かのために ふたつの愛がすれ違ってく 僕の頬とあなたの髪の 僕の驚き顔とあなたの笑顔が そうっと意味をすり抜ける キラキラと鈴が鳴る 雲が紫色にちぎれ飛ぶ 秋の日の気流だから