僕に残酷がある 人を愛さぬ残酷がある 心寂しさのプラチナをまとって 目の当たりに傷つく人を見ないようにして そういう非情に抗おうとしない 最低の残酷がある 君が教えてくれたのは どうしようもない寂しさの薪を 一生懸命に燃やして 人を温めるなら 僕も温まるということ 君はいつもそういう風にして 僕を両手で包み込んで いい匂いがしていた 僕の中に消えない炎は 君のために燃やされている それなのにもしかしたら 誰かを温めている 君のいない空しさでさえも 君の教えに貫かれて 見知らぬ誰かの 温もりとなる 溢れ出る想いと 若き震えは 止められもせず ただ君の教えのままに 生きてみようと思っているから 僕の炎もしばらくは 温かいままだ これが果たして良いことなのか それはわからないけれど