メタル色がちょっとでもあったら無理矢理押し込もうと思ったけど、違和感が拭えないのでこっちでいってみよう。
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レミングス/ジン |
PALM BEACH INC. QQCL-23 [☆☆☆] >>>>>BUY...?
ネット上で話題騒然の4人組バンド、東京・府中出身のジンのファーストアルバムです。
独特の歌唱法が聴き手の度肝を抜いた女性ヴォーカル擁するバンドの注目のアルバムは、ヒーリングミュージック的な穏やかさを持ったトーキングヴォイスのポエティックな1でそれまでの印象を覆すと、へヴィなリフとクリーントーンのパートとのコントラストが鮮やかな2でエモーショナルなロックナンバーを聴かせていきます。気だるいムードが漂う3は孤独感と自由な空気に包まれる柔らかい曲。ドライヴ感が強まる4はカオスな歌詞が炸裂する小気味良いロックナンバー、孤立感が遠い未来へ消失していくミドルテンポのモラトリアムな5、東京のバンドなのに沖縄風味の6はスケール感をアップさせていくカントリー風な一曲。超人気ロボットアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」の二代目主題歌の7はテレビ基準だと激しいと思われましたが、メタル耳でじーっと聴くとそうでもなかった、もののスピード感が心地良いやっぱり日本語が転化されていて何を唄っているのか脳が反応しにくいハードロッキンナンバー。リリカルなムードに包み込まれる8は大陸的な空気感も生み出す伸びやかな曲。フュージョン風のギタープレイに混濁した感情を叩きつけるトリッキーな9、超不人気アニメ「BLOOD+」の4代目主題歌の10は鬱屈したムードを切り裂くやっぱり脳が判断を拒絶する歌詞が特徴のロックナンバー。ポエマーでリリックな11、普通にセンチメンタルなムードでポップに進む12は何だか落ち着かない。緩やかなムードの13はお風呂に入ってるみたいな脱力感が生み出される柔らかい曲。
発声が独特なのか感情がオーヴァードライヴしているのかは定かではないですが、タモリ倶楽部の空耳アワーの常連になれそうな日本語を解体して再構成していくような歌唱法は、歌詞を見たって理解不能のデスメタルとか気にせず聴いているメタラー的には全く問題無い、というかホームグラウンド?そもそも歌詞もポエムなので日本語と思わなければどうってことはないわけで、音に集中できて良いかも。基本的にポエティックな世界観を提示するサウンドは、カオスな側面とエモーショナルな側面が感情の起伏に呼応して際立つ代物で、経験による感情の整理が進んでいくうちに、この感覚が薄れていくような気がしないでもしない感じです。何かの拍子に壊れそうな独特の空気を持ったサウンドが味わえる、最初のイメージよりは抑えた感じの色んな意味で個性的な一枚です。
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3月13日付変動相場制アルバムランキング。
- NOTHING TO UNDO -CHAPTER SIX-/METALIUM
- TAROT/DARK MOOR
- GOTHIC KABBALAH/THERION
- MANIACAL RENDERINGS/JON OLIVA'S PAIN
- WALK THE EARTH/SILENT FORCE
- UNITED/DREAM EVIL
- VISIONS OF EDEN/VIRGIN STEELE
- WARBALL/VICIOUS RUMORS
- CHRIST 0/VANDEN PLAS
- THE BLACK CIRCUS, Part 1 - Letters/MANTICORA
もっとも2chのヒーローだけどな!(´∀` )
まあ、そんなわけで予言的中スカイラークオワタ\(^o^)/
3月19日付変動相場制アルバムランキング。
- NOTHING TO UNDO -CHAPTER SIX-/METALIUM
- TAROT/DARK MOOR
- GOTHIC KABBALAH/THERION
- MANIACAL RENDERINGS/JON OLIVA'S PAIN
- WALK THE EARTH/SILENT FORCE
- UNITED/DREAM EVIL
- VISIONS OF EDEN/VIRGIN STEELE
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- CHRIST 0/VANDEN PLAS
- THE BLACK CIRCUS, Part 1 - Letters/MANTICORA
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