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癌の放射線治療
以前は「コバルト」と呼ばれた治療です。現在でもある種の癌では有効であることが実証されていますが、すべての癌を根治させることはできません。
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        三次元原体照射
        粒子線治療
        放射性同位元素
三次元原体照射
CTなどで得られた三次元画像を利用して、三次元の方向から放射線を照射することによって正常組織への照射線量を減らし、癌組織へより多くの線量を照射することができます。転移性脳腫瘍に用いられるガンマ・ナイフがこれに当たります。
粒子線治療
通常の放射線治療はγ線などを使いますが、これとは異なる粒子線を用います。これにより体の深部の癌に多くの線量を照射でき、表面の正常組織はほとんど被爆しません。ただし、粒子線の発生装置は非常に高価で、一般の病院に普及するには至っていません。
放射性同位元素
放射線を発生する元素を体内に注射して、癌の組織に集積させ、癌の部分に特異的に放射線を照射する方法で、従来は甲状腺癌で行われていました。今後はその他の癌でも同様の治療が行えないか、研究中です。