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癌の化学療法(抗癌剤治療)
癌の化学療法とは、抗癌剤治療のことを意味します。その副作用のために一般の方々からは敬遠される傾向にあるようですが、抗癌剤用を持つ薬剤としては、これ以上のものは現在のところありません。理想的な抗癌効果を持つ薬剤は、副作用が全くなく、100%の効果を持つものと言えるでしょうが、現在の抗癌剤は副作用もあり、効果は30〜40%しかなく、理想とはほど遠いと言えます。しかし、研究は日々進歩し、理想に近づこうとしています。
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     抗癌剤感受性試験
     バイオケミカル・モデュレーション理論
     新薬
     将来の展望
抗癌剤感受性試験
切除した癌細胞を使って、種々の抗癌剤に対する感受性を調べ、感受性の高い抗癌剤を使用することにより抗癌剤の効果を期待する方法ですが、延命効果に対する客観的、科学的根拠に乏しいため一般に広くおこなわれるまでに至っていません。
バイオケミカル・モデュレーション理論
5-FUという代表的抗癌剤の効果を高める作用を持つ、他の抗癌剤を併用することにより抗癌効果の増強を期待する方法です。現在、消化器癌では最も多く用いられている方法です。
新薬
イリノテカン、タキサン系抗癌剤、S1、ジェムザール、イレッサ、ゼローダなどの新薬が最近登場し、従来のものより有効性が報告されていますが、単独で癌を治癒させることは難しいのが現状です。
将来の展望
人の遺伝子解析が進み、新しい抗癌剤の開発が期待されていますが、現状では研究段階です。