雑 記 |
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■末娘の結婚
末娘が職場で出合った彼氏と1年の恋を実らせてこのほど結婚した。親としてはやっと一人前になったかとやれやれの感がある。人間は1人では充実した人生を送れない。男と女が助け合いながら共生していくことで幸せになれる。
挙式を教会でしたことから、私は娘と赤絨毯のバージンロードを歩くことになった。神父様を前に、無我の心境でできるだけゆっくりと歩を進めたけれども、あっという間に笑顔の新郎に娘を手渡すその時が来た。娘を持ったからこその経験。しかし、それは寂しくうれし悲しの複雑な思いをするものであった。
友人中心の披露宴に連れ合いと一緒に列席した。友達から祝福される新郎新婦の幸せで、会場は満ち溢れていた。私は娘からの真心こもったメッセージに涙した。感極まって泣いた友人。皆が感動した披露宴であった。
新婚生活は娘にとって大変なようで、月3万円で生活を賄えと、夫となった人から言われ、どうやり繰りしたらやっていけるのか、と母親に仕切りとぼやいている。とくに、新米の主婦としては食事の支度に頭を悩ませているようだ。連れ合いは、娘の愚痴を聞くたびに、おかずの1−2品を作ってやったり、いろいろと持たしたりしている。そうすることがうれしいのであろうか。これで飢えずにすむ、助かるわという娘に、母親は生き生きとした表情で頷いている。母親と娘の間柄に不思議の薬ありだ。
新婚時代から専業主婦であった連れ合いには、家事をこなすだけの十分な時間があったのに、娘は働いている分だけ大変で、時間に追われていて寝不足気味のようだ。通勤時間も長くなったし、食事の支度もしなければならなくなっただけに、大変ないことは良くわかる。結婚によって女性は強くなるのかもしれない。そのうちにコツをつかみ、手抜きの仕方を覚え、手際良くこなすようになるであろう。
暫くは温かく見守ってやりたいと思う。
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