タージマハルを見る
(97.02.16)

05:00 ホテルから出発
デリー空港からホテルへ送ってくれたガイドがまた迎えに来てくれて、ニューデリー駅までタクシーで送ってくれた。駅はまだ暗かったが人はたくさん座っている。ガイドが自分の入場券を買いに行っている間にも何人もが‘ガイドはいらないか’と話しかけてきた。
ホームに入ってしばらく待つと列車が入ってきた。列車の入り口に紙が貼ってありそれを見ると自分の名前と座席が印刷してあった。
出発までの間、ターバンを巻いた人が何度も出入りしている。どうも車掌らしい。出発すると、車両の連結部にライフルを持った軍人らしい人が立っていて少し恐い。
列車の中で朝食が出てきたのでそれを食べる。列車の中では全部の客にベジタビリアンかどうかを訊ねていた。
この列車は特急でかなり快適だった。切符をとるのはかなり難しいらしく、あとで学生達からうらやましがられた。
08:30 アグラに到着
駅を出ると人がどっと集まってくる。駅の近くで乗り物に乗るとぼったくられそうなので、とりあえずはすべてを無視してとりあえず歩き始める。最初は何人も寄ってきていたが、10分くらい歩き続けるとサイクルリキシャの1人だけになった。
運転手は英語を話し、私が日本人だと言うと、自分のことを紹介してくれているというメモの固まりを見せてくれたが、結構古いものだった。
5分位乗っていると1台のサイクルリキシャが寄ってきた。運転手は‘彼は弟だ’と言い、運転手が交代になった。新しい運転手は英語が話せない上に、駅にいた運転手とは顔が全然似ていない。駅にいた運転手は駅に戻って行った。どうも客引きと運搬が分担になっているようだ。
10:00 ホテルで休憩
ホテルにチェックインし、しばらく休憩する。
11:00 タージマハル見学
ホテルの横でサイクルリキシャをつかまえてタージマハルへ向かう。
タージマハルの入口の前で日本人の学生が2人座っていたので、彼らと話をした後で一緒に見学する。
ちなみに彼らは3人で2台のオートリキシャに別れて駅から来たのに、途中で1人がはぐれてしまい、それを待っているとのことだった。30分位入口で待った後であきらめて入場した。 タージマハルは入り口から見ても美しいが、途中から見ても、近づいても美しい。この時点でインドに来てよかったと感激する。
靴を預けて、建物の中に入り、歩いてきたところを眺める。次に入り口を見るとガイドらしい人が中へ手招きし、説明してくれる。赤い部分にライトを当てて、透けて見えるところと光らない部分があるという。透けて見えるのはルビーで、そうでないのは石が盗まれて偽物の石が入っているとのことだった。
ガイドに'Thank You'と言って別れようとすると、チップをよこせというので、コインを渡すと、'No、Paper'とわかりやすい英語で断るので10ルピー紙幣を渡す。
12:00 アグラ城の見学
タージマハルの近くで学生たちと食事をし、また後で会いましょうと別れを告げたあと、一人でサイクルリキシャでアグラ城へ向かう。しばらく乗っていると、レッドフォートと言ってサイクルリキシャが止まって人が集まってきた。
恐くて降りれなかったが、しばらく話をしていると、レッドフォートというのがアグラ城だと分かりサイクルリキシャを降りる。
門の前の物売りの間をくぐり抜け、入場料を払おうと思ったらおつりがないからと受け取ってくれない。しばらく様子を見て、細かいお金を他の人が払うのを確認してからお金を払おうとしてもやっぱりおつりがないと言う。しばらく交渉するとやっと入れてくれた。
このころからアグラがいやでたまらなくなる。
城を見学中に遠く、タージマハルを眺めめながらこれからどうしようかと途方にくれていると、群馬から来たと言う親切な2人が‘一緒にタージマハルまで行かないか’と誘ってくださった。彼らは、インド人女性をガイドにして見学しており、タージマハルまではタクシーだった。
11:00 2回目のタージマハル見学
群馬の人達と4人でタージマハルに行く。歩いている途中での宿の呼び込みが妙にしつこい。観光客に対してしつこいだけかと思っていたのだが、今回はインド人が1人一緒にいてその人が断っているのになかなか離れない。
今回の見学は時間をかけてゆっくりと回った。その後、暗くなるまで座ってタージマハルを眺めていた。
ここで2組の観光客と話をした。フランス人は今回の旅行はたったの2週間だと言っていたし、オランダ人は4週間の旅行だと言っていた。私が1週間だと言ったらみんな驚いていた。
暗くなったので、昼間の学生に会いに行こうとしたら、門が閉まっていた。別の門から出て、彼らとの集合場所へ行こうとしたら道に迷ってしまった。途方に暮れていたら、追い討ちをかけるように町中が停電になり、真っ暗になった。
暗い中を10分くらい歩いていると突然賑やかな一団が現れる。蛍光燈を何人もが抱え、笛や鐘を鳴らしてお祭りのような一団だった。それを通りすごしてさらに10分くらい歩くとサイクルリキシャが捕まり、ようやくホテルに帰ることができた。


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