6月から、福井弁護士会から京都弁護士会に登録換えさせていただきました。よろしくお願いいたします。 事務所は、烏丸丸太町の香山先生のビルをお借りさせていただくことになりました。事務所の屋上からは、御所の森を通して大文字山がきれいに見えます。御所を通り抜けて裁判所に通うと、昔ながらの緑の香りや木洩れ日が懐かしく感じられます。町中には、いつの間にかきれいなビルが立ち並び、しゃれた洋食屋がいろんな所にでき、その合間に昔のままの路地や格子戸のある町屋がたたずんでいます。町全体にお香の匂いが立ちこめているようです。そんな町中を歩いていると、昔ながらに街角で挨拶や近所話が交わされていて、そこをラッパを鳴らしながら豆腐屋の自転車が通っていきます。高校生までは感じることのなかった街の風情で、大変新鮮な驚きを感じています。きょろきょろ辺りを見渡しながら町中を歩くのは、おのぼりさんのようで、毎日がまるで観光旅行のようです。 東京では、倒産処理の事件を割と多く扱う事務所に5年ほどいました。その後、司法制度改革審議会の事務局に出ておられる丸島弁護士の事務所に4年ほどいました。福井に移ってからは、私の修習指導担当でもあった吉村弁護士の事務所にいて、えん罪福井女子中学生殺人事件(1審無罪・2審逆転有罪・上告棄却)や市民オンブズマンの事件等をやっていました。委員会は、司法問題関係や刑事弁護関係が中心でしたが、福井では、人手不足で消費者・環境・人権・法律相談・法律扶助とあらゆる委員会に駆り出されていました。ここ数年は、行政事件訴訟法改正問題に主として関わってきました。
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