地球温暖化


 石油・石炭などの化石燃料の大量使用などによって地球大気の温室効果が進み,気温が上昇すること。温室効果の中心となる物質は化石燃料の燃焼によって発生する二酸化炭素,メタン,フロン,亜酸化窒素などである。とくに二酸化炭素は,1991年時点の全世界の排出量が61.9億tC(炭素換算トン)と推定され,1950年から約4倍に増大している。1880年代からの100年間に地球の平均気温は0.3〜0.6度上昇,これに伴い海水面も海水の熱膨張などによって10〜20cm上昇した。《気候変動に関する政府間パネル》(IPCC)の予測によれば,大気中の二酸化炭素が現在のペースで増加すれば,21世紀末に平均気温は約3度上昇し,海水面は30cmから最高で1m上昇することになり,いくつかの島しょや都市の低地部では,何千万人もの住民が移住を余儀なくされる可能性もある。地球温暖化の防止は現在,地球環境問題の中で最も解決の難しい問題の一つとなっている。

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CO2少しの工夫でこんなに減らせる


生活の中のちょっとした工夫で、私たちの家で消費する電気、ガス、水道などから排出されるCO2を減らすことができます。   
それぞれの節約がどれだけの削減になるのか、いくつかの例を紹介します。

○石油ファンヒーターの使用を1日1時間減らすと
                 ↓
           1か月でCO2 6.0s
           約11,100リッタの削減

ドラム缶(200)X55.5本分


○エアコンの冷房を1日1時間短縮すると

ひと夏(70日)でCO2 9.5s
約17,600リッターの削減
ドラム缶(200)×88本分


○テレビ(21型)の視聴を1日1時間短縮すると

1年間でCO2 4.8s
約8,900リッターの削減
ドラム缶(200)×44.5本分


○車のアイドリングを1日5分間やめると



1年間でCO2 16.4s
約30,400リッターの削減
ドラム缶(200)×152本分

○水の出しっぱなしを1日3分間やめると


1年間でCO2 3.2s
約5,900リッターの削減
ドラム缶(200)×29.5本分

○びんや缶をリサイクルすると

ガラスびん1本当たり
0.03sのCO2 削減
スチール缶は0.01s
アルミ缶は0.05s


○1週間のゴミの量を5s減らすと

1年間でCO2 62.4s
約115,600リッターの削減
ドラム缶(200)×578本分

資料提供: 加賀市生活環境部 生活環境保全課