HELP!



四人はアイドル
楽曲も総天然色テクニカラーだっ!
HELP!
推奨ステージ・スタイル 1

レコードではジョンが12弦アコギをフィーリング一発でかき鳴らしていますが、ステージでは当人たちと同じくエレキで良いでしょう。曲中、いろいろニュアンスや強弱を変えて表情豊かです。また、この曲は楽器と同じくらいボーカル、コーラスが大きなウエートを占めています。迫力で勝負しましよう。また、ハイチューンのリンゴのドラム、ブンブン伸び伸びポールのベース、ミストーンも何のそのジョージのリードギター?と完全コピーするのには結構奥が深いです。パフォーマンス面では、ジョンのギターボディー叩き、ポールのベースネック持ち上げ、ジョージの立ち振る舞い等忠実に演じて下さい。彼らのステージでは、レコーディング直後の65年のエドサリバンショーあたりが、そのノリの良さなど多いに参考になります。                 

THE NIGHT BEFORE
推奨ステージ・スタイル 2

これまた後負いコーラスがカッコイイ名曲です。アーー、ザ、ナイビフォーとジョージの渋いコーラスが聴かせます、泣かせます。リードギターはオクターブでダブルトラック録音されていますが、現代ではオクターバー等で十分対応可能でしょう。チョーキング&ダウンでずっこけること無き様、十分な弾き込みが必要。リンゴ役のドラムもトップシンバルをうるさいくらいに鳴らしまくりましょう。                  

YOU'VE GOT TO HIDE YOUR LOVE AWAY
推奨ステージ・スタイル 1

ステージでは雰囲気を変えて皆で椅子に座ってアンプラグド風に演りたい曲です。この曲ではベースギターもお休みです。映画ではポールは弾いたふりをしていますが、レコードではギターコードのルートのベース音しか聞こえません。うすく弾いても構わないでしょう。あるいは、最後に出てくるフルートを吹くのも一考の余地あり。リンゴ役もタンバリンに持ち替えましょう。何といっても本編の淡々としたボーカル部分から一変して腹の底から出すヘイ!の部分のド迫力がポイントです。                           

I NEED YOU
推奨ステージ・スタイル ジュージソロ

ジョージのボリュームペダルによるギター奏法が独特の雰囲気を醸し出す一曲。ジョンのバッキングアコギもノリが良くいい感じ。歌いながらフェイドイン&アウトを繰り返すには相当の訓練が必要。けだるいアー、アーコーラスもこの曲には欠かせない大事な部分です。中間部のカウベルも忘れずに。     

ANOTHER GIRL
推奨ステージ・スタイル 2

ツービートの曲といっても、たけしの曲ではありません(笑い)。このノリはちょっと難しいです。だから、この曲のコピーを聴いたことがありません。是非挑戦してみてはいかが?なお、リードギターはポールです。これもなかなか難しいです。正直言って単調であまり展開がない曲なので印象に残らないのが残念。

YOU'RE GOING TO LOSE THAT GIRL
推奨ステージ・スタイル 1

日本ではヘルプや涙の乗車券以上のヒットとなった曲です。ジョンのファルセットボイスに絡むポールとジョージの掛け合いコーラスが超カッチョイイこと。演奏は比較的難易度が低いが、ボーカルが命です。しかし、「恋のアドバイス」って考えてみると変な邦題だな。「ふられちゃっても知らないよ」くらいがぴったりくるけど、これじゃ演歌か(笑い)。謎がひとつ。レコードのジョンのバッキングギターはギブソンジャンボかリッケンかってことです。あの高音はリッケンぽいし、映画で弾いているジャンボはビジュアル上の演出か?   

TICKET TO RIDE
推奨ステージ・スタイル 3

かつてないスローなリズムに重たいドラムがブルージーで発売当初はいろいろ賛否両論があった曲。ギターリフが命。また、ギターソロとドラムのおかずでずっこけたら最悪です。当人たちも結構ずっこけてますが、歓声にかき消されていてへっちゃらな顔です。鍛練、鍛練また鍛練。パフォーマンス的にはジョンとポールが一本のマイクを分け合い対面して歌うのが最高の見せ場です。スキー場に行くと何故か思い出す曲です。

ACT NATURALLY
推奨ステージ・スタイル リンゴソロ

ライブでの演奏は、シエア・スタジアム(アフレコ)、エドサリバンショーなどに見られるのみで、研究するのに資料が少ない曲です。C&Wにピッタリはまる、とぼけたダミ声リンゴのボーカルにポールのハモリが心地よく絡んできます。ジョン奏でるバッキングギターもジャカジャンと調子良く、ジョージのベンベンエレキチューニングもワンパターですが、センス抜群です。通好みの一曲。                   

IT'S ONLY LOVE
推奨ステージ・スタイル 1

ジョンの12弦アコギにジョージのトレモロ・ペダルスチール奏法のエレキが被ってくる、何とも言えない気だるく切ない雰囲気を醸し出している秀作。歌詞も良く考えられていて、随所で韻を踏んでいますので、歌詞カードで研究して、歌うときはそこを意識して強調して見て下さい。サビのイッツ オンリー ラヴ アンド...の部分は力強くメリハリをつけ、単調になりがちなスローバラードに味付けをしています。      

YOU LIKE ME TO MUCH
推奨ステージ・スタイル ジョージソロ

ポールと第5のビートル、ジョージ・マーチンが2人で1台のピアノを弾いています。(ジョンもエレピで頑張ってます。)ジョージの曲で何故か頑張るポールが、アレンジしまくった様子がありありと見えます。一般の人(?)には馴染みがない曲につき、労多くして報いなしの可能性あり。アンサンブルが大切な曲。

TELL ME WHAT YOU SEE
推奨ステージ・スタイル 2

アップストローク弾きのギターをきっかけにいきなりボーカルが始まるポールの曲。パーカッションが多用され、YOU LIKE...に続き、エレピが活躍します。ユニゾンボーカルは互いに競い合う様にハキハキ歌い上げて下さい。                                              

I'VE JUST SEEN A FACE
推奨ステージ・スタイル 2

解散後のポールが好んで歌うC/W。メロ&バッキングをギター3本でかっこよく決めたい曲です。チューニングは丹念に行って下さい。ライブは前述の解散後のものが多数あり、アレンジやハモリの研究に事欠きません。                                                 

YESTERDAY
推奨ステージ・スタイル 2

これまた、言わずと知れたスタンダード。皆が知っている超有名な曲だけに演奏力&歌唱力が要求されます。シナトラの「マイ・ ウエイ」と並んで、カラオケでへたに歌ったらシラける曲です。自信の無いむきは避けたほうが無難。小生もご多分に漏れずずっこけました。(笑)                    

DIZZY MISS LIZZY
推奨ステージ・スタイル 1

B面のおとなしく退屈な雰囲気を一転させるご機嫌なノリノリのロックンロールナンバー。アルバムタイトル同名の映画のラストシーンでも用いられた曲。ジョージのダブルトラッキングのリードギターは少々端茶めちゃですが、そのスリリングなところは、「I'M DOWN」や「SLOW DOWN」に通じるものがあります。ジョン役はべべべべべべべベのギターリフを弾きながらフェイクまじりでシャウトしなければならないので大特訓が必要です。勿論指板を見るなんていうのはビジュアル的にも御法度です。リンゴのシンバルンシャンシャン連打も健在です。