ポール役がハンドアクションを伴ったワン・ツー・スリー・フォーのカウントをカッチョよく決めるのが先ず一番目のポイント。そして歌いながらベースラインをよどみなくスムースにこなさないと様にならないので猛練習が必要。もう一つのポイントはジョン役の無感情ハモリライン。これも以外と難しく、相手につられて音を外しやすいので単独での猛特訓が必要。ジョージ役のギターはスリリングなドライブ感を出すことに心がけること。リンゴ役は例によってハイハット半開きの往復ビンタ攻撃で迫ること。
この曲のコピーはあまり聞いたことがないので、演れば渋いこと間違いなし。最初のイントロコーラスをビシッと決めないと最後までダラダラといってしまうので注意。ジョン役とポール役のユニゾンコーラス部分も息を合わせて張り合うこと。ピアノ部分はジョージ役のギターで代用可能。エンディングの裏声もひっくり返らない様に!
この曲というかアルバム全体を通して言えるのは、ジョンのハスキーボイスが印象的となっています。ボーカルの人は喉を枯らせて歌うと感じがでるのではないでしょうか(笑)?バッキングギターはコードべた弾きではなくおいしい弦をセレクトしていますのでレコード(できれば昔のアナログステレオ盤の片チャンネルの演奏側のみを抽出したもの)を繰り返し聴いて研究してみてください。
西部劇のテーマ曲を思わせるこの曲は、ジョン役のハモニカが必須。ポケットに忍ばせておくこと。どちらかといううと単調で最後まで一本調子の曲なので面白みに欠けるが、パフォーマンスに変化をつけるために取り上げるのも一考の余地がある。
リンゴ役の出番です。ドラムを叩きながら歌いやすい作りになっていますので、ダミ声でシャウトしてください。他の三人のシュワップコーラスも負けないくらいに頑張る必要があります。
この曲は静かなバラードだけに、ハーモニーがバッチリ決まらないと全く様になりません。また、ジョージ役のバッキングギターもいい仕事していますのでよく研究のこと。ポール役のウ〜・ウ〜コーラスも綺麗に再現してください。「I CAN'T BELIEVE IT'S HAPPENED TO ME. ・・・・ MISERY」の部分が一番の聴かせ所です。
この曲は百万回コピーバージョン聴かせていただいていますが、なかなかしっくりするものに出会っていません。レコードの様なハモニカは不要です。ギターのオクターブリードでOKです。また、ジョージ役のギターはジョン役のボーカルにかぶせる形で、かすかに主旋律に近いフレーズが鳴っています。これらはコピー符に載っていないので、百万回(?)聴いてコピること。また、ジョン役ボーカルの「I DON'T WANNA START COMPLAINING・・・・」の部分の早口部分は完全にマスターすること。エンディングのコーラスも気を抜かないで綺麗に決めないとズッコケるので要注意。
この曲の主役であるハモニカはホーナーのNo.1896/20(通称マリン・バンド キーC)を用いたい。同じフレーズの繰り返しだが、一回一回吹き方が違うので、何度も聴いてニュアンスの違いをつかむしかない。ジョン本人はレコーディング時、唇から血が出るほど繰り返したというから恐れ入ります。
バックに流れるジョン役のリッケンバッカーの思わせぶりな高音シャリシャリサウンドと、地味ながら切々と歌い上げるポール役のボーカル、そして、中間部の絶妙な無感情ハモリ絡みがポイントです。
この雰囲気ある独特の感じを再現するのは容易ではありません。本物は殆ど一発録りでここまでいいものを作るのですからやはりすごい!シャラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラァの部分は照れずに頑張りましょう。また、LIVE AT THE BBCのバージョンで間奏やエンディングを研究すると良いでしょう。
ジョージ役のイントロボーカルはリズムキープが難しく走り気味になる恐れあり。最後の・・・CAREの後のベンベベベベベベのギターを入れるタイミングが重要です。ギターの音は三味線風ベンベンサウンドを心がけること。ボーカルは舌足らずで頼りなげにすると感じが出ます。また、バックのトゥーラル〜はエコーびしょ濡れにして幻想的な感じを出しましょう。また、ポールのベースのミス(数カ所有り)までコピれば完璧でしょう。
リンゴ役の腕の見せ所です。ブラシを用いて、あの何とも言えないシュワ〜ッ?という雰囲気を出しましょう。また、ハーモニーも猛練習が必要です。最初の第一声が命です。バックで鳴り続けて少しずつ変化するギターのステー音をキッチリ再現するのもポイントです。
なんといってもゼ〜ェェエのハモリがポイントです。レコードはオーバダブしまくっているので、できれば海賊盤で出回っている一発録り段階のバージョンでコーラス、ギター、ベース等研究しましょう。結構ミスも多く雑な作り方になっていますよ。なお、ハモニカは省略してもOKでしょう。
この曲はコピーバンドなら必須のマスター曲です。なんといってもジョン役にはエモーショナルな歌唱力が要求されます。ア〜、ア〜のコーラス部分は外しがちなのでバッチリ決めること。また、首振りシェイクも忘れずに行うこと。高田純次の首振りよりも速いので練習必要。