吉井さんの衣装:当時愛用のベージュのキャスケット、襟元に白のファーがついた革(?)ジャケット、 クルーネックのグレーのカット。
ジャガー話…司「1944年っていうと、ミックジャガーも生まれた年ですよね」
吉「え!知らなかった。なんか俺、ぞくぞくっと来ちゃいましたよ。」
司「いやー、知ってたんじゃないの?このダブルミーニングに今更気
づくなんてとか、思っているんじゃぁ?」
吉「いやいやほんと知らなかったですよ」と驚きの表情を見せる。
--当時Japanの巻頭表紙になっていることから--司「表紙ですよね」
吉「あぁ」といいながら手元にあるJapanを開くが布袋さんのところを開いてしまう。吉井さん少し慌てる。
初々しいお姿です。
司「アルバムを出す度に、評論家とおぼしき人がいろいろと並べますけど、
そこらへんはどう思っていますか?」
吉「いやぁ、謙虚にうけとっていますよ」「ちゃんと聴いて批評するならいいんですけど、『聴いてないでしょ、それ』
っていうのは『一回流しただけだろ』ってのは、頭にきますね」
S「あたりまえの事を偉そうに言わないでほしいなーっていうのはあります」と
照れながら喋るシマチャンを優しく微笑みながら見守る吉井さんであった。
シマチャンをほぐそうと、吉井さんの飲み友達というローリーさんとの
四方山話へ・・いこうとするがシマチャンはやはり舞い上がっていた。
SHIMA-changとTHE YELLOW MONKEY話へと進む
司「(シマチャンに)あなたにとってYELLOW MONKEYはどんなバンドなの?」
S「あたしねぇ・・ファンなのぉ〜(一同笑)。今日ちょっとね、緊張してます」
吉「僕が初めてシマチャンを観たのは、静岡(吉井さんの地元)なんですよね。
サーカスタウンっていうライブハウスで。まだすかんちにシマチャンが入ったとき
ぐらいで、僕はまだ17歳でした。あぁ、面白いバンドだなぁと思って」
S「その時のお客さんが3人しかいなくて、そのうちの一人が・・だから
あたしたちも覚えてたんですよ」が、しかし!!
吉「で、8年後ぐらいに某イベントで一緒になって・・僕まだアマチュアだったんですけど
『覚えてますか?』って言ったら」
S「あたし、別の人と勘違いしてしまって、『久しぶりー!』とかいって
完全にまちがえてしまいました!すみませんでした!」
司「そのサーカスタウンからして親しくなるべくして知り合ったというか」
吉「そーですね。音楽性も近いものがあるし」
★悲しきASIAN BOY
司「ミッドの中域にこんだけ言葉をつめこむのはすごいなぁって思いますが」
吉「そうですか・・・エンジニアさんにはよく『お前はミッドに音が多すぎんだよ!』
って言われますけど。。(笑)」
S「メンバーがみんな楽器の似合う体型なのが羨ましい。あたしなんて楽器に
弾かれてるみたいで・・」
吉「女の子がでかいねぇ、ミュージックマンとか持っているのはかっこいいじゃ
ないですか」
ここで、「日本のメインストリームを感じよう!」ということで すかんちの「ラブレターの悲劇」ライブVへ。
ファン層話
司「すかんちとファン層の違いとかありますか?」
S「いやっ、あのっ、イエローモンキーのファンの方はっ・・ね・・」
(ここで、早く言えよぉ!という司からの突っ込み)吉井さん笑う
S「ボディコンの…おねぇさんが・・」
吉「俺見たこと無いよ。最近少ないよ。俺追い出したから。ボディコン系は」
ここで、何故ボディコンの人が引きつけられるのか?という話しになる。
・・確かに、今よりも客席の平均年齢が高かったかも・・
吉「何ででしょうねぇ」司「ステージからボディコンを見ると
ボルテージが落ちるとかは?」
吉「(そっと)ちょっとあります」S「うちは反対ですよ」
司「でも、詰め襟が客席でうわぁーってなるよりいいでしょう?」
吉「いや、今はその方がやる気出ますよ・・よけー危ないっていう。。(笑)」
・・と自らつっこみながらも、本気さが見える!
この他にも、吉井さんは本を全く読まない・・これはその後の雑誌 インタビューでも言っていますね。この方の愛読書といえば、 美輪さんの「紫の履歴書」しか出てきたことがないかも・・とか、 映画は超大作をビデオでチェックするだけ。という話がありました。 このころ(今もかもしれませんが)「ロッカーは軟派そうな外見に合わず 実は結構堅い本を読むし、アングラな映画を愛好しているのよ」 というのが一つの売りだったものなのですが。。。
この日はいまや輝くLUNA SEAの、ポップヒルでのライブ映像も
流れていました。他は谷口宗一さんとか。。懐かしいですねぇ・・
そして、プレゼントには「サイン入りJapan」。吉「在庫処分じゃ無いですよ」
シメのお話
吉「新潟ではジャンクボックスでやります。蟻地獄にはまりに来てください」
シマチャンは、当時レコーディング中だったらしいのですが
S「東京公演のどちらかには・・なんとか・・」
吉「大先生を連れて来て下さい」当時の東京会場は中野サンプラザでした。
村「今日は、二人の仲をとりもつお見合いのような…」
司「(シマチャンに)本当に今日は君に全部任せようと思っていたのに」
S「任されようと思っていたけど駄目でしたぁ・・」
吉「そんなこと言って、オフになったら冷たいんですよ(笑)」
司「あなたが来る前の週も、その前の週も、ずっとシマチャンは話をしてたんですよ。
イエローモンキーの」
吉「(シマチャンに)あぁ〜、言ってくれれば」・・何を言うんやっ!(笑)
司「また来て下さいね!」吉「いつでも来ます。毎週でも」
と言った吉井さんは、最後にカメラ目線をはずしてしまったのでした。
そしてこの後、吉井さん=THE YELLOW MONKEYは 新聞に載るようなロックスターへの階段を昇っていきます。