2002年1月22日


スタジオゲスト・片寄明人(GREAT3)

衣装…ボーダーTに紺のピーコート
飲み物…TWO DOGS(飲んで良いのですか?!片寄さん!!)

片寄「ありがとうございます・・ここに来れて良かったなぁと。いつもねぇ、東京に来てくれて」
村田「やっとここで会えましたよ。今日も相変わらず格好良くてねぇ」
片寄「とんでもないです(笑)。。。こないだ18才のゲストだったんですか?」
村田「や、15才。何を話して良いのか迷ったんですけど、意外に盛り上がりまして。音楽はね、世代を越えるなとか・・まぁ良く分かりませんが(笑)」
片寄「(村田さんの年齢は)同じくらいですか?僕と」
村田「はい、多分」
片寄「あぁ〜・・・」納得?

村田「ファンの方も待ちこがれていたみたいで。金沢は凄い久しぶりでしょ?ソロで来た時以来」
片寄「バンドで・・来たこと無いんじゃないかなぁ。もしかしたら。ライブとか来たいんだけどねぇ。 (村田さんに)呼んでよ」
村田「(笑)でも、なんとかしましょうよ、ほんとに。ねぇ」

ここで
片寄「賛否両論ありますよね。好きな人は好きって言うんですけど、つまんない人はつまんないみたいで。。僕ら出てこないから(笑)」
というビデオに

Ruby

メール「GREAT3のビデオはいつも変で、かつ格好良いと思うのですが、メンバーはビデオ制作にどのように関わっているのですか?」
村田「確かに変ですよねぇ」
片寄「変だねぇ。とにかく、他人がやっていないことをやりたいっていうのが結構前からあって、 最初にビデオ作った時からずーっと変なんだよね」
村田「最初にビデオ観たときはどういう人たち何だろう?と思いました」
片寄「やっぱり?思いましたか(笑)アイデアはねぇ、自分たちが出すんですよ。 今観た[Ruby]だったらジャケット一緒に作っているデザイナーとアイデア出し合って、 古い中国の掛け軸なんかを謹賀新年な感じで行こうかな、とか」
村田「(ビデオは)あんまり作りこまないでイメージ膨らませた方が良いし」
片寄「そうだよねぇ。でも結構ベタベタで、ドラマっぽいビデオとかやってみたいんだよね」
村田「(笑)そういうのも観てみたいですねぇ」
片寄「ちょっと興味は有るんだけどね」
村田「無いですよね、GREAT3そういうの」
片寄「普通に演奏しているのも、あんまり無いかもしれないよね」
村田「(笑)そうですよね。。居酒屋で飲んでいるのとか、先駆者ですよね」
片寄「今有る?そういうの」
村田「今って本当に、わざとそういう[普段の生活を撮る]感じのビデオとか有るけど」
片寄「あの時10万とか20万しか予算無かったんですよ。ぶっちゃけた話をすると。 で、どうしようもなくて移動の新幹線とか打ち上げの居酒屋とかで。セカンドアルバムの頃だね」。。凄いぶっちゃけ話だ。。
村田「いつも驚かされるビデオなので、今回も期待を裏切らずというか、凄いビデオを」

新アルバム「When you were a beauty」発売中!!

村田「アルバムのジャケットは、スタジオの写真だそうですね」
片寄「トータス、っていう、シカゴのバンドのメンバーと一緒にレコーディングしたんですけど、 ここに彼のスタジオが入っていて、上にはトータスのメンバーも住んでいるんですよ。普通のマンションみたいな感じで。 で、ネオンが見えるんだけど、その辺りがバーになっていて、そこでトータスのメンバーが働いていたりとか(笑)」
村田「働いているんですか!」
片寄「そうなんですよ。バーテンやっていたりとか。で、結構みんなの拠点な感じになっている、そこの写真を撮ってジャケットに使いました」
村田「中の写真も凄く素敵で」
片寄「写真集みたいな感じでね」
村田「そう!ポッケに、いや古いですね。バックに入れておきたい感じで」
片寄「ポッケ(笑)。ポッケ、良いですね(笑)」
村田「いつもしのばせて、詩を読みたい感じ」
片寄「あぁ、ありがとうございます。詩集としてね」
村田「特にこの季節、金沢は雪が降るので、雪の朝とかにね」
片寄「あぁ、雪降ったときに良いかもしれないね」
村田「冬には本当にぴったりなアルバムですよ」
片寄「なるほどね(深く納得)。シカゴ自体が、まぁ今回のレコーディングは夏だったんだけど、 僕のイメージでは冬の街というか、風の街。だからそういう音の雰囲気はあるかもしれないね」
村田「こんなに風景が広がってくる音っていうのも」
片寄「広がりました?ありがとうございます」
村田「もう日本海をバックにしていても、気分はシカゴ」
片寄「気分はシカゴ。(シカゴは湖からだけど)同じように海からの風が吹く街ですからね、ここは」
村田「ちょっと色とか違いますけど」
片寄「違いますか?」片寄さん、反応が早い。
村田「海の色って場所によって凄く違ったりするじゃないですか。空の色とかも」
片寄「そうだねぇ」

お気に入りジャケットのコーナー
THE ISLEY BROTHERS「INSIDE YOU」
片寄「82年のアルバムですね」
村田「82年!」
片寄「これCDになっていないんですよ。すっごく良い曲が入っていて、[初恋]っていう曲があるんですけど、 それが非常に泣ける曲になっているんです。このジャケットは日本制作ですね。当時あの。。[なんとなくクリスタル]とか(笑) 知ってますか?田中康夫さん、知事になってしまった(笑)」
村田「なっちゃいましたよ」
片寄「それを意識した感じで。本当はこの裏ジャケットの。。厳しい感じのファッション(カウボーイ?)の人たちがね。 で、表はアーバンな感じでね」
村田「カフェバーなんかに飾れる感じで(笑)」
片寄「(笑)カフェバー、ありましたね」
村田「ビリヤードとか」
片寄「足が床につかない、高い椅子ね(笑)。これが結構珍しいかなぁと思って選んでみました」
村田「この方達も長くやってらっしゃいますよね」
片寄「だってこのアルバムの時点で24年目26作目ってことは、もう40年くらいやっているってことですよね」
村田「立って演奏できているってところが凄いですよね」
片寄「そうだね。一人もう、座ったままの人がいるみたいですけど。もうおじいちゃんになっちゃって」
村田「いやー、継続は力なりですね」
片寄「(おもむろに)もう、何年?」
村田「私、これで13年目ですが」!
片寄「ここで13年前の写真がドン!と」
村田「いやいや出て来ないです。放送できないです。まぁとにかくこのアルバムには良い曲いっぱい入っていますよね」
片寄「そうだね。AORっぽいというか。。今聴くと新鮮な感じかもしれないですね。メロウな感じで」
村田「メロウといえば、メロウランキング一位の片寄さん」
片寄「どんなランキングなんですか(笑)」
村田「わかんないですけどー(笑)本当に今回のアルバムにはキュンとさせられまして。 いつもいつも、今度こそやられないぞ!と思うんですけど、まんまとねぇ」
片寄「はめられてしまいましたか」
村田「男の方が書いたとは思えないほど凄く繊細な詞じゃないですか」
片寄「そうですか?ありがとうございます。。。どうなんだろうね、女の人にしか書けない詞とか、 結構憧れるんですけどね。例えば全然ジャンルが違うんですけど古内東子さんとか。 僕からすると彼女のような詞は絶対に書けないから、凄いなぁとか思うんですけどね」
村田「心のひだにぴたっと入ってくるような。何でそんな事がわかるの?!って感じなんですけど。 私からすれば」
片寄「あぁー、そうですか。それは人生の経験から(笑)」
村田「そうですか。女子は勿論ですが、ロマンティストの男子なんかは、キュンときてるんじゃないですかね」
片寄「そうだね、そうね。そういう繊細な方が」
村田「男の人の方がロマンティストですもんね」
片寄「わりとね。女の子って現実的で、ある意味ショッキングですよね」
村田「色々なことを感じるアルバムで、私も明日もがんばろう!という気持ちになりました」
片寄「そういうふうに思ってくれると嬉しいですね」

QUINCY

村田「ちょっと前のビデオなのに、もう懐かしい感じがしますね」
片寄「そうですね。色々と思い出しますよね。このビデオは徹夜続きで・・徹夜2日目か三日目の朝、 みたいな撮影だったんですよね」
村田「え?!じゃぁ凄い疲れていたんじゃないですか?」
片寄「疲れていましたね。全然自分で運転できない。ヨレヨレで」
村田「大丈夫だったんですか?バンド復活したばっかりだったのに、また違う人が」
片寄「そうそう。そうなりかけた(笑)。忙しい時で」
村田「あの(ビデオの)時、私も東京に取材に行かせていただいて」
片寄「来てくれましたねぇ。東京が、大雪だった時。ありがとうございました」
村田「いえいえいえ、それ以来、金沢来てくれて本当に嬉しいんですけど、 他のお二人は元気ですか?ところで」
片寄「元気ですよ。CHARAのツアーをずっと年末にかけてやっていて。地球中、じゃないや日本中を廻っていて、 それにちょくちょく僕も遊びに行ったり。今はまぁ、元気にやっていますね。圭もすっかり元気になって、 エルマロのアイゴンとセッションしたりしてるようだし。色々それぞれ」
村田「うんうん。いつお会いしても個性的なお三人なんですけど」
片寄「(笑)褒め言葉なんですか?それ」
村田「よくぞ3人集まった。ほんとGREAT3ってそのままだなぁといつも思うんですよ」
片寄「(しみじみと)ほんっとそうですねぇ。。。あんまりいないタイプかもしれませんね。 あの2人みたいな人にはあまり会ったこと無いですね(笑)」
村田「きっと2人もそう思っていますよ(笑)」
片寄「そうでしょうねぇ。あまりそういうこと(メンバーで)話したこと無いですけど」
村田「話さないですよね。つきあい長すぎると、そういうこと今更」
片寄「そうだよねぇ。今年は正月も、圭がラスベガスに行っちゃったりして。で、 僕と賢一が2人で会うってことは無いので(笑)3人で集まるってことは無かったんですけど、 一昨年とかはねぇ、みんなでこう、忘年会とかやりましたよ」
村田「本当に仲良いですよねぇ。ベタベタしてるっていうんじゃなくて良い距離感というか」
片寄「よくねぇ、バンドで普段は口きかない人とかいますけど」。。。え?
村田「うんうん。。って、普通に喋っちゃった(笑)」そーなんっすか?
片寄「(笑)ほんとに結構いますよね、そんな人。でもうちはそういうのは無いですね。 割と仲良いです。っていっても毎日会いたい訳じゃ無いですけどね(笑)」
村田「だって付き合いどれくらいになるんですか?3人って」
片寄「えっとねぇ、俺と後のふたりは13年か14年くらいになるんですけど、 あの2人はもう小学校からずーっと
村田「それも凄い。あの2人が同じ小学校にいたっていうのが(笑)」
片寄「俺はともかくあの2人は問題が有る。仲良すぎるっていう(笑)。 だってシカゴでも、僕はトータスのジョン・マッケンタイヤのところだったけど、 あの2人は同じホテル泊まって
村田「怪しいじゃないですか」
片寄「そうなんですよ。で、一緒にシカゴの***に行って」注:***部分は音声無し。お姉ちゃんが踊っているような所か?
村田「シカゴにもそういう所あるんですね」
片寄「大リーガーも行くようなところで、某日本人大リーガーと鉢合わせちゃったらしいですよ。 大リーガーは尾崎豊を歌っていたらしいですね」
村田「GREATだよなぁ、話も。でもその頃片寄さんは」
片寄「僕はもう、ジョン・マッケンタイヤとね。食べ物があまり無くて。。蜂蜜だけは与えられて、 プーさんみたいに蜂蜜だけ舐めてレコーディングしたんです。喉には良いかもしれないですね(笑)」
村田「そういうふうに、住居がいっしょになったレコーディング環境って良いですよね」
片寄「良いですね。あと今回マッケンタイヤが子犬を飼いましてね、 その子犬を一緒に育てながら作ったアルバムとは思えない(笑)」
村田「思えない。この緊張感溢れるアルバム。本当に素敵なアルバムで私には既にヘビーローテーションですよ」

コメント
「Alone」J

「お久しぶりです、です。村っちゃん生きていますか?風の噂では結構東京に来ていたりとかね。 Jに宜しくっていう伝言とか色々聞いているんですけど、元気そうですね。 あのー、俺はですね、去年[BLOOD MUSIC]というアルバムをリリースしました。今回結構力作です。 かなり、痩せちゃいました。一年間かけてレコーディングしいていて、今自分が本当に熱くなれる音楽、 というか、本気になれる音楽というか、そういうものを作りたくてずーっとスタジオに入っていました。 去年FIRE WIREというイベントをオーガナイズして、滅茶苦茶熱いイベントだったんだけど、 今年はまたこのアルバムを引っ提げてツアーに行こうかと思っております。 アルバム聴いてもらったらわかるとおもうけど、ライブでこの曲をやったら どうなるのかな、なんて今からわくわくしている感じなんで、村っちゃんもぜひ遊びに来て下さい。 ツアーで金沢に行けることも、楽しみにしてます。LUNA SEAの時も金沢のライブは、 凄く熱くしてくれるものばっかりだったんで、[BLOOD MUSIC]でライブに行ったらどうなるんだろうなぁ、 と楽しみです。食べ物も美味しいし。スタジオのほうにも、呼んで下さい」
ってJさん、今回のツアーに金沢入って無いっすよ。

おた読みコーナー
メール「お年玉はいつまで貰っていましたか?」
片寄「結構貰っていましたねぇ。前のバンドでデビューする・・・した時も貰っていたかもしれないなぁ。 23とか4くらいまで。親じゃないんですけど、親戚がくれたりとか、してて」
村田「親戚の方とかには何って呼ばれるんですか?」
片寄「。。あきちゃん?あきちゃんかな。明人君とかねぇ」
村田「結構上の方に可愛がられるタイプだったんですか?」
片寄「そうかもしれないね。割とそういうタイプかも」
メール「冬と言えば」
片寄「鍋ですかねぇ。鍋好きですねぇ」
村田「金沢なんか鍋の具材の宝庫ですから、いっぱい食べて行って下さい」
片寄「らしいですねぇ。はい」
メール「電車に乗ると頭の中に鳴る曲ってありますか?」
片寄「有りますね。こういう、頭の中について離れない曲とかって」
村田「風景で、音楽がスっとかかったことって有りますか?」
片寄「(頷きつつ)有ります」
村田「このアルバムとかも、本当にそういう感じなんですよね」
片寄「そう言っていただけると(笑)」

まちリク
「REVOLVER FLAVOUR」REVOLVER FLAVOUR

新着PV
「Angel's tale」hyde

ビデオレター
the pillows
「アルバム発売中です。宜しく!ツアーがありまして、金沢は1月31日。お馴染みの場所ですね。 結構いつも、そのツアー中では一番良いライブだったんじゃないかと思える会場で有りますね。 ステージの中が、やりやすい。何の気兼ねもなくライブに没頭出来る。皆さんもライブに没頭してください」

YKZ
「アルバムが出まして、それに伴うツアー中です。金沢は1月24日VanvanV4。レコ初というツアーは初めてだから、 あの、結構長いSET LISTになるんで、今までより深く、ライブを楽しんで貰えると思います。その後には名古屋でもやるので。。」

TWO BALL LOO
村田さんから届けられたという手紙を読み上げる。どうやら昨年、デリコのライブの時に楽屋で遭遇していたらしい。
「外人に見えますけど、日本に住んで、毎日波乗りと音楽活動をしているんです。楽しい日本生活を送っているんですけど、 今年はライブをいっぱい頑張って、最終的には紅白に出たい。応援シテクダサイ」

プレゼント
hyde:パズル
TETU:時計
及川光博:サイン入りカード「M-18」
ゲスト:サイン入りポラ

村田「お酒もいつの間にかミカンジュースに変わっていて」あ、本当だ。
片寄「僕あんまり飲まないんですよ。普段は。緊張の為か飲み過ぎました。済みません」だってTWO DOGS二本目行ってましたよね。
ていうか誰に謝っているんだ!(笑)
村田「緊張していたんですか?」
片寄「えぇ。ちょっと眠いんでねぇ、もう」弱いのか!
村田「では来週まで寝ていてください(笑)」


次回
スタジオゲスト・片寄明人さん
スガシカオ

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Monthly music〜「Life goes on」Dragon Ash


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