福井県丸岡町 の 御好意により 連載中!!
「毎日 掲載中・・」
一筆啓上賞 作品集
お届けいたしました「愛」は コワレものです。
取り扱いには充分お気お付け下さい。
太田博
君と二人で応援してた選手が引退したね。
こんなふうに時間って過ぎてくんだね。
柏木由美子
化けていけ。
割れていけ。
溶けていけ。
ギリギリで生きてみろ。
そして人にホレてみろ。
熊野九郎エ門
「建築家になる」
ぴかぴかの瞳で話す貴方の、
最高のパートナーになるつもり。
菅原尚美
君は、まるで迷路のような女
いいさ、徹底的に迷子になってやる。
坪井利剛
今夜も電話を待っています。
受話器に手を掛けて。
ただ待っています。
土井深雪
フランスが遠いのではなく、
私の心が届かない、
あなたの心が遠いのです。
松永晶子
二十六のお前を見てオレは考える。
愛しすぎたのか、足りなかったのかと。
宮本之郎
あの日あの時走りに走ったが走りきれなかったよなあ。
お前そんなに泣くなよ。
山根 毅
母ちゃん、
一緒に住む話、もうチョット待って。
家潰れてしもたんよ、
私頑張るからね!
吉田智美
秀作 作品集
「愛してる」なんて、大きな言葉
大人になるまで取っておこう。
大内 崇
洗濯物の中のまっ白なパンツ。
私たち、ほんとうに結婚したんですね。
ギンダー千為子
貴方の娘に僕の息子が巡り会ったら・・・・と
近頃ふと思います。
楠健一郎
うおー、おれは、おれは・・・・うおー、おれは、おれは・・・・
愛しているんだぜー。ヤッホー。
小山雄二
昨日 私の想い送りました
今日 私の愛届きましたか
明日 あなたの心待っています。
白石博章
お母さん、お父さんも天国に出かけたよ。
駅長さんの帽子かぶって行ったからね。
冨木貞子
リンゴの木へ...
お前 モーツアルトは分からんだべ、
演歌聴かせてやっからな。
林 勝二
天国のパパへ...
夕日が目だまやきだ。
パパみてるかな。
ぼくおじいちゃんといしょだよ。
福留尚樹
ホントの私を知っているのは
他の誰よりも 何よりも
捨て犬だった君だと思う
松村真奈美
「ついて来い」って、プロポーズだったのね。
「どこ行くの」なんて大ボケでごめん・・・・。
吉住昌子
特別賞 作品集
お母さんも
こんな不安の中で私を生んだんだ!
分娩室で涙がこぼれました。
天野武子
夕日が君の心を映し出しました。
君は誰かを好きなんだね。
大久保昇
貴方はどうして、私の愛する人を批判するの?
それが貴方の愛ですか?
大島明日香
亡き母へ...
胸をはだけて
乳で目に入ったゴミを取ってくれたね
あの時は眩しかったよ
小島健治
宇宙さん、星の友達何人だっこしてるの?
ひかる友達はみんなすき?
人間もすき
恩田皓充
あなたの目が誰を追っているか わかるくらい
私の目はあなたを追っていた
菊田有希枝
かなわないと分かっている恋より、
本気にしてくれない恋の方が苦しいよ、先生
k・A
人は田舎とばかにするけど、
信号が四つしかないけれど、
この町が大好きだ。
小西克己
写真の中の木べのじいちゃん。
いつも赤ちゃんのぼくをだっこしているね。
坂谷たくみ
帰宅したら娘から
「お父さん、話があるの」と聞いたとき、
受験発表の時より怖かった
清水繁夫
私は普通の子だという娘の、
障害児とうい三文字を
ハサミで切ってしまいたい。
田中玲子
私へ...
あなたを許せた日、
世界は輝き出しました。
待たせてごめんね。
N.S
南蛮ギセルの花のように
思い続けているだけじゃ
何も始まらない。
野口悦子
主人から...
「病気ごと、僕が嫁にもろたるわ。」
あなたからの最初で最後の愛の告白。
浜 勝江
多くの方々からのお見舞いに
生きながらにして、
自分の葬式を見るようでした。
北条美代子
骨髄を提供して下さった
名も知らぬ貴方に
百万回でも言います。
愛をありがとう。
桝田美代子
好きです 登呂より大きい無名の大中遺跡
愛しています 宣伝下手な播磨町
水由健介
解体される我が家へ....
傷つきながらあの激震に耐えた家よ。
四人の子が育った家よ。
私は忘れません。
宮本充子
お父さん、毎日仕事、ごくろうさま。
後、五年たったら、
一緒に、大工の仕事をしようね。
安沢隆一
つらいのは、
あえないことよりも
君の笑顔がすぐに浮かばなくなったことです。
山本理沙
さまざまな”愛” 作品集
重厚な名簿で見つけた貴方の名前。
夢を叶えられたこと 三十年目に知りました。
瀧澤由利
選択ロープに吊した 東京絵日記
お父さん気に入ってくれましたか。
野村かよ
ふくらみかけた胸の幼き娘へ.....
頼むから 風呂上がり パンツ一丁で
パパの前に現れてくれるな。 逮捕するぞ!
矢野有紀
何様だと思っているの! と言ったら、
旦那様だ!! と答えたあなたに脱帽です。
佐藤貴志子
ポチへ.....
お隣の犬と一緒になって騒ぐのはおやめなさい。!
貴方はインコなのだから。
浅沼宏見
「住民票をかえないか。」笑ってしまったプロポーズ。
本当は、涙が出そうだったのよ。
中居久美子
亡きお母さんへ....
天国のお母さん宛ての手紙を燃やしましたから、
煙が届いたら読み取って下さい。
盛合 勝
猫と仲の良い弟よ、お前がどんなに好きでも、
猫とは結婚できへんぞ。
小野寺善行
君待ちて 角は大きくなるけれど
角の裏には 愛の文字あり
津川初枝
パパ 今度帰ったら 子供じゃなく
まずママを「ぎゅう」 ってしてね 約束ね。
佐藤暁美
義母さんへ...
お弁当の彩り 夕食のもう一品を探しに 畑に向かう幸せ
おばちゃんの愛に 感謝
佐藤勝枝
母へ....
母さんの「お前を信じてる」は、
オレには「どうもお前は当てにならない」 に聞こえる
松本 琢
塩をふったスイカのように、夏の日差しを浴びた君は、
普段より甘い笑顔を見せた。
金成英二
サボテンのような 心から 棘を抜いて
花を咲かせてくれたのは 貴方の ほほえみ
高橋昭子
私の部屋のくるった時計は、
海の向こうの 貴方の時間を刻んでいます
高橋有紀
「おはよう」の一言がうれしくて、その日一日が幸せで、
私は明日も早起きです。
三浦聖子
貴方が死んでから、貴方のことがよく分かるなんて...。
貴方、私の中に住んでるの?
八木田美和子
結婚式前日、頭を「ぽん」と叩いて二階へ上っていった兄貴。
困ったよ。優しくて...。
下田和代
天気予報、北海道と聞いてピクリとする。
晴れなら 貴方は元気、とは 私の予報。
松岡利恵子
天国のおばちゃんへ....
秋になると思い出す ね、 おばあちゃん
追いつかなかった 焼き芋や
野口美智子
妻へ....
「お前愛してるよ!」なんてキザなこと言えるかよ、
そのうちボケたら言うかもね。
武者野実
お母ちゃんは、一生懸命隠してたけど、
オレは早よから、貰い子て知ってたんやで。
大倉 保
中学一年から大好きだった健ちゃん
今は好きではありません ゴメンネ。
川田奈美
「かわいい奴だ」の貴方の言葉に、
ついついかわいい奴になってしまう私です。
永井日出子
貴方を生んだ女です。
十八歳になったら、逢いに来て下さい。待っています。
宮岡由美子
パパにそっくりね、と言われて
泣きそうな顔をするお前がパパの宝さ。
安原輝彦
勝手に私の心に入ってこないでよね
まだ片づけてないんだから
S.R
結婚して四十余年。やっと、お茶を飲みながら、
黙って話が出来るようになったね。
平井十三郎
もう起きた? 今働いている? 電車の中?
食事はきちんとした? もう寝てるかな?
石神さつき
あの日の笑顔忘れません。
お母さん、思い通りの死に片が出来て良かったね。
片山陽子
気管支切開のまま逝った夫
唇の動きは「愛してるよ。」だったと、今でも胸が熱くなる。
加畑京子
おふくろ! 死んだ彼を懐かしむのはいいけれど
俺の親父をもう少し愛してやれよ!
加畑陽介
君たちと同じ月を見て頑張っています。
留守番よろしく。 ザイールゴマより 親父
上口勝行
娘へ...
由美ちゃんの、成人式振り袖は、とてもきれいな、
我が家の打ち上げ花火でした。
篠原信子
おい花があるぞ!! 行軍しているとき、
君を踏まないように後ろへ伝達しました。
高橋 保
公民館落成記念の寄せ書き
迷わず「love」と書いたのに なぜか叱られた13の夏
多田和子
二度や三度の失敗が何だ、ええ!!
母ちゃんを見てみい母ちゃんを。
渡久池文子
肩車 ママの肩でごめんね。金魚すくいも下手だったね。
でも、お祭り 楽しかったね。
橋本雅子
おまえだけだよ。家に帰ると出迎えて喜んでくれるのは。
毎日涙が出てくるよ。ポチ。
丸山敏明
二人で撮った写真 どれも捨てられなくて困ってる。
早く誰かと結婚してくれ 頼む
廻谷 勉
酔っぱらっている時の言葉や態度を
シラフの時もお願いします。
A.Y
「どうして髪切ったの?」
あなたに、そう尋ねてほしかったから。
浅野順子
転校する私への寄せ書きに「元気で」とだけ書いたサッカー少年。
もう結婚しましたか?。
井口さち子
ママのこと 宇宙よりも好き と娘が言った。
そのあと 宇宙って何? ってきかれた。
田内真実子
冬の寒い教室掃除、そっと雑巾を絞ってくれた、あなた。
五十一年忘れません。
田中ヨネ子
「好きです」だから明日も
大船駅で八時一分発の横須賀線に乗って下さい。
土屋敦子
君の家族や友達が君を囲むその輪の中に
僕も加えてもらえないか。
松岡喜久治
眠れずに恋という字を調べたの。
「抑えきれない心の状態。」あなたに恋しています。
横山奈央
タンポポ残してくれた畦草刈りのおじさん、
お日様いっぱいありがとう。
上条恵津子
じいちゃん 自転車で遠のりすんな
行方不明は何回目だ? 用なら、俺がいくって。
小泉貴広
チューリップの球根をお送りします。
神戸で、「優しく咲いてね」と、
柴田照子
君にかっこよく見せようと、
お気に入りのシャツを着ているんだ
杉本崇弘
五十歳で白無垢を着た私に、
金婚式をやろうと言ったあなた、ありがとう。
樋口治美
僕の誕生日とお母さんの結婚日
計算が合わないんだけど
僕は愛の結晶ですよネ
森 有正
一人の生徒も失いたくない。
だから君が登校するまで先生はあきらめないぞ。
山本俊之
朝顔の蔓が 太陽に するするっと 向かっていくように
私も 貴方の側に 行きたい。
細川順子
おちちがキーンキーンとはってきたよ。
そろそろはるかのお腹がへってきたかな。
一瀬育代
お母さん、私が大きくなってせわをするから、
今度の赤ちゃん、女の子にしてね!。
伊藤はるな
お母さん、家族への愛と交換出来るものがあったの、
愛とはそんなに軽いものですか?!。
加藤崇文
白内障のジュン! 出迎えはもういいよ。
そら、躓いたじゃない。痛いの痛いの飛んで行け!!。
杉本栄子
おかあさんのおなかのなかで、ぼくたちふたり。
たまごのこきからなかよしだよ。
なかじま ほろたか
跳び箱が跳べない君。逆上がりが出来ない君。
そんな君のことがとても好きだよ。
波多野美幸
約束より30分遅れます。
一番きれいな私が なかなか見つからなくて。
矢尾恭子
おはかのおじちゃんへ・・・・
おじいちゃん はかまいりにいって よろこんでたら
ほねの わらうこえ きかせてや
やまうちこうへい
一歳のあいねへ・・・・
あなたの顔の治療痕には みんなの愛が詰まっているの。
だから心のキズにしないでね。
山内裕美
10年ぶりに偶然にあなたに出会ったとき、
私化粧をしててよかった。
新井直美
あなたの回復を願って靴下を編みました、
早く破れますように!!。
S・H
ママのオッパイだいすきだよ。
大きくてほやほやしてるんだよ。
山崎綾華
あなた、定年過ぎたら散歩してくれる?
お話も旅もしてくれる? あと三年ですね。
朝比奈洋子
お母さんといっしょに外歩くの恥ずかしい
だって顔がそっくりなんだもん
江崎 瞳
私は見つめ続けて、あなたは目を逸らしつづけて、
いつのまにか銀婚式です。
加藤栄子
あなたを、愛しています。
ただ、それだけです。それだけなんです。
朴 英恵
「あいつでいっか」から 「あいつがいいな」になって
今では「あいつじゃなきゃヤだよ」
松下菜穂子
別れたい、なんてうそ。
あなたを試してみただけだったのに。
和田香織
婆よ、磯笛も出ん位い無理させるのう。潮が冷たいやろ。
爺も命がけで命綱引くぞ。
奥村保次
初詣の帰りのプロポーズ。
神様はあなたに私の願い事を教えたんですね。
酒井里絵子
一緒に投稿しようと言うあなたの笑顔に、
愛情を感じました。 ありがとう。
佐藤美保子
愛なんて わからないけど 逢いたくて
黄色い道で ドキドキ くうっ。
加納さやか
亡き夫へ・・・・・
あなたが亡くなってから、電動車椅子で一人の私
今も押されている気がしながら。
白井淑子
信号待ちで、思わず お前の名を呟いたら、
知らぬ人が振り向いた。でも 正気だぞ。
牧 啓造
結婚したのは郷土愛だと
訳のわからんことを言う女が家に居る。
谷村佳洋
私はあんたの妻やで。お母ちゃんでも女中さんでもない。
もっと まっすぐ 見てや。
房本伸子
お父さん、この前初めて大喧嘩したとき
一人の人間としてみてくれたね。感謝。
山中 扇
貴方と出会えたこと、貴方を失くしたこと、
現在ではどちらも私の財産です
秋本 里佳
草いきれ むんむん 胸キューン 思わず抱いた君の肩
疎開の夏を覚えていますか。
山 男二
40を過ぎて突然家計も顧みず、バイクを駆る夫よ
腹が立つけど輝く瞳を憎めず。
井田エミ
強い揺れの中で恐怖よりも
貴方の体の重みの方が心に強く残っているなんて。
岩本佳寿美
男になりたいと思っていた私が、女で良かったと感謝した、
貴方に出会った日。
岩本佐由里
「愛は真昼の星みたいね」と言った君を
今頃なつかしく思い出しています。
大西俊和
もう一度会いたい 話がしたい あやまりたい。
お父さん 夢でもいいから 会いたい。
尾門淳子
山は緑のまま 海は青いままに、
七色の光をそえて、生まれたてのあなたへ、この星を。
金子和子
地震は神様のふるいでしょうか、
野心も欲も整理され、今、あなただけがそばにいる。
k.k
震災の朝、大の字で眠っていた君。
君に生きる勇気を与えられました。健やかに育て。
北田由美子
地震後の暗闇の中で、
ただひたすらにあなたを思いました。
久保園政子
こんな神戸だけど一緒に暮らしてくれるね。
夫の電話は二度目のプロポーズ。
小池まゆ子
一人で先にテーブルの下に駆け込んだあなた、
この地震と共に忘れないわよ。
小坂栄子
「生きてますか」あの日、家族と余震に怯えながら
あなたの安否ばかりが気になって...。
小林由紀子
一人で先にテーブルの下に駆け込んだあなた、
この地震と共に忘れないわよ。
小坂栄子
笑いがある 泣きあえる 思いっきりだきしめられる
生きててよかった あなたが
斉藤公子
少し色づいた苺を、
右手の中でおもいっきり握りつぶしたいほど愛しています。
坂元勝義
「生きてろよ」
ぶっきらぼうなあなたの愛に支えられ手渡しは生きています。
七条章子
冗談一つ言わなかった伊藤が泣いていた。
なんだか僕も泣けてきた。
柴田健吾
地球さん、もうしからないで下さい。
愛を忘れかけた 愚かな私たちを。
島根ひとみ
おばちゃんの葬式やから、茶色の髪真っ黒に染めてんよ、
一番悲しい日やもん。
庄内美代子
お母さん あなたが こよなく愛した この家
大地震にも めげず 建っています 私 守ります
関戸千恵子
きつい日差しの中で それでもギュッと手をつないで
陰をさがして歩いたね
大黒みずほ
一冊の本を読み終えたような雰囲気の恋でした。
素敵な思い出ありがとう。
高須美樹
地震以来行方不明のゴンへ
餌は鰯だ ミイも来た カナブン飛んだ、 すぐ帰れ!
田中久美子
平成七年一月十七日、この日まで、都会で、
これほど人の愛を感じたことはなかった。
鶴田 宏
あなたと話していると電話代がかかります。
だから、私、そばに置いてくれる?
中井智子
歴史を想うと、日本人である私にくれる
あなたの優しさが痛いのです。
中川卯衣
たくさんの愛を風に託します。
一つでいいから、誰か受け取って下さい。
鉈落恵理佳
大学に行っても、金がないから下宿させん言うけれど、
本当の理由、何となくわかる。
野高厚一
お元気ですか? 受話器を置いたまま、
何度あなたに電話をかけたでしょうか?
朴 由美
55cm、ほおずりして、だきしめて、おおきくして。
153cm、そばにもよらぬ、わが息子。
浜下淑子
いやな顔せず、飲み屋の小遣いくれたから、
タクシーやめて歩いて帰るよ。
林 幹衛
あなたが作ってくれた手鏡は 瓦礫に埋まったけれど
心の中で毎朝向かい合います
広田稔恵
「愛してる」は一番大切な言葉なのに
ごきげん取るのに気安く使わないでよね!!
藤田朋美
屋根がなくなって 今年はどこに行くの?
神戸のツバメ君。
古屋照美
ずーとずーと好きだったから
あなたを見ると涙が出てくる。
堀崎優子
大地裂け、当たり前が当たり前でなくなった時、
当たり前の愛をありがとう。
前田邦子
地震が来た日、明日は来ないのかと思いました。
太陽よ風よ、愛しています。
松本珠美
結婚しました。貴方より素敵な男性と。
なのに貴方の夢を見ます。お元気ですか。
M・Y
たんすの下で、名前を呼んでくれました。
私は大きな気持ちをもらいました。
揚井亜由美
太郎は這ったか、立ったか、もう歩んだか。
暫く会わぬとおぼろげになるあの笑顔。
渡辺敏夫
生まれ変わったら、二度と会いたくないけど、
あの世で、も一度ケンカしたいよ。
沢田すみよ
貴方が着ていた洋服の数々。
三人の息子たちには、小さくなりました。
西村嘉江
ゲートボールで知り合ってから、
君の口紅少し濃くなったよ。うぬぼれかもね。
谷口 修
娘よ あなたは 母の愛が重いと言う。
いつかきっと あなたにもわかる時がきます。
西川絹子
死ぬな! 生きて、闘え! お前をいじめた下らね奴らと
そして弱い弱い、お前自身と!
岩田 明
あんた、先に逝っちまって 鎌の研ぎ方教えてよ!
だって研いでも切れんもん。
岩田キヌ代
あんなに憎らしい妹なのに、
いじめられたと聞くとこぶしを握った私。
宇野浩興
あなたが出張の夜、
生き写しのゴリラのぬいぐるみをはべらせているの、ご存じ?
小林芳美
母さんの笑ったお腹は 貴女を生んだ勲章だよ。
でも、ダイエットしなくちゃね?
久常安子
太陽のビタミンたっぷり入ったピーマン。
おいしかったよ、お父さん。
城間直哉
「オッパイがなくなる」と泣いたお前。
最近元気で明るくなった。手術してよかったね。
T・Y
自称38歳だという母へ
今年で兄貴は25歳、姉貴は23歳なんですが・・・
出来寛之
お母さん。ストレスいっぱいたまるから、
焼き肉、家族で食べに行こう。
政岡憲亮
名前も声も知らないけれど いつか挨拶からはじめてみよう。
さあ 朝がやってきた。
大石恵子
鼓動が聞きたい、ひとつになりたい、
縄文杉に全身を押し付け、目を閉じる。
奥村良和
「つまむのが、難しいほど 低い鼻だ。」
と笑った貴方に「愛」です。
小西智子
先生が転勤すると言った時、「私も一緒ですか。」と
聞いてくれた妙ちゃん。忘れません。
権道康子
恭二さん、知り合って25年 連れ添って23年
漸く、筒井の墓に入る 決心が付きました。
筒井優美子
夫へ・・・
台所に立っている私のお尻をさわる癖、
一生治さないでね。
森沢靖子
「線香花火より打ち上げ花火のような恋をしたい。」
と話した頃の 自分がなつかしい。
森本弘行
この言葉は試験に出るくらい重要だから、
絶対に覚えておいて、 「好きです。」
山野弘嗣
枇杷の季節です。老眼鏡をずり下げ、
一心に箱に詰めている貴方を思い出します。
岩永 隆
卒業 おめでとう 就職 おめでとう
嫁さん、 もらって おめでとう アー いそがしい 母
大木桃代
「お帰り」「ただいま」家族になった喜びで一杯です。
善仁さんさん、ありがとう
奥野恵美
娘の体育祭に来て、夫婦で記念写真とるのやめてよ。
はずかしいやんか。
松永佳子
そぎゃん歯の浮くごたるこつば言わっすな。
変わりゃせん。好き。心配すんな。
黒川 聖
一人のお前さえ幸せに出来ず、
天下国家を論じてすごした愚かな一生。許せよ。
川並俊一
昨日、二人で播いたアサガオがつぼみを付けていました。
ただそれだけお伝えしたくて
奥田与利子
新聞に出た郷里の写真、懐かしくて、虫眼鏡で、
山襞の木々、谷、岩の窪みまで見ましたよ。
上坪 操
僕は見た。父母が頑張っている姿。その後を嗣ぐ僕。
まるでリレーのようだな。
墓本武志
「愛情も薄味の方がいいよ。お母さん。」
これは 17才の独立宣言ですか?
花田明美
あなたが一人で苦しんでいるとき、
私、小さな花でいいからそばにいたかった。
脇 郁代
今日はとてもいい日でした。
あなたの目が私のところで止まったから。
米須瑠衣子
あんたに出会って、私弱くなちゃったよ。
もう一人で生きていけなくなったもの。
仲村美奈子
私が教えた肉じゃがを作ってみた?
疲れてるなら砂糖を半サジ多くするのよ。
山田茂樹
愛しているとも言われず言いもせずに
疑うことなく過ぎせし40年を感謝いたします。
成田キミ子
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