名機にロックオン


SCRAMBLE


(1981 KONAMI)



★ 後のグラディウスの原点はここに----

横スクロールシューティングの超名作グラディウス(別ページでも紹介しているよ)の大ヒットからさかのぼること4年前。コナミはすでにその原形ともいわれ る名作シューティングをリリースし、大ヒットを飛ばしていたのでした。それがここで紹介するスクランブルです。「青は藍より出でて藍より青し」という言葉もあるように、「グラディウスのほうが優れている」という人 も多いのは事実。しかし、81年当時の他社ゲームと比較してみても、スクランブルはひときわ輝いていたのでした。

8方向レバーに対空ショットボタンと対地ミサイル----というシステムを採用したのはこのゲームが初めてだったと思います。それによって攻撃の幅が広が り、プレイの自由度が高まったのでした。

★ HOW FAR CAN YOU INVADE OUR SCRAMBLE SYSTEM?

当時のゲームは「画面上の敵を全てたおすと1面クリア」というタイプがほとんどでしたが、スクランブルは違います。この項目の見出し(ゲームデモ画面で表 示されるメッセージ)にもあるように、「HOW FAR----」(どれだけ、どこまで)と いう「連続したエリアをどこまで進めるか」というシステムでした。もっとも、画面上方には自分が現在いるエリア(全エリアに区分されている)は表示されて いますが----。

面クリア時にちょこっとジュースを飲んで----という甘えが許されず、なかなか緊張感を維持するのが大変だったりしたものです。

★ 燃料切れで墜落してしまうところがいい味出てます

このゲームのポイントはFUELLタンクをいかに破壊していくか----ということ。自機を飛ばすにはもちろん燃料がいるのですが、燃料は「FUELタン クを破壊して」補給しなければいけません。(なぜ破壊して補給できるのか?なんて考えないように!!)そ して、補給が間に合わず燃料切れになったとき----悲しいかな自機は墜落してしまうのでした----。特に2周め以降は燃料の減りも速く、3周めにい たってはFUELタンクを逃せば命取り(要塞を破壊する分の燃料しかくれない)という神風特攻隊のような心境でプレイできます。

後にグラディウスで要塞面などで地面にぶつかってミスしたときなどに、「燃料切れだぁー」とか意味不明の言い訳をしていたプレイヤーが続出(!?)したの はこのへんに起因しています!?

★ ステージ構成は----

(1STAGE----山岳地帯)
対空砲ミサイルと山の起伏がライバル!!手前の敵をやっつけてそこに潜り込み、地面にはりついて対空ショットで一気に破壊!!というのが快感。

(2STAGE----洞窟)
サインカーブを描いて飛んでくるUFOをショットで「おりゃぁーっ」といいながら倒しましょう。

(3STAGE----流星群)
破壊できないうえにスピードが速い!!画面下のほうでよけるべし!

(4STAGE----ビル地帯)
1面で出てきた対空砲ミサイルが実にいやらしい。「んーんーいやらしい(C)ドクター秩父山」←こんなネタ誰もわかんないって----

(5STAGE----迷路)
狭いよー恐いよー----8方向レバーじゃないと絶対抜けれません----(実は4方向レバーの店も当時結構あった)

(6STAGE----敵本拠地)
最後にある敵本拠地を破壊してクリア。本拠地は攻撃してきませんが、このへんもグラディウスに引き継がれてたりして----。2周め以降は破壊した後ビル にぶつかってしまいますが、ミスにはなりませんのでご安心を。

★ そしてグラディゥスへ----

と思ったら大間違い!!実は同年に続編として自機がヘリの「スーパーコブラ」というゲームが 発売されてたのでした。こちらは超難易度だったようで----。あまりみかけなかったですよね?


感想とリクエストお待ちしています。


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