伝えたい想い
『還れなく…なっちまった。
 おまえに伝えたい言葉、まだ言ってなかったのにな…
 俺の方が先に逝っちまう…
 いろんなこと、伝えてやりたかったのにな…』

 響く、言葉。
――……まぁたか……――
 姿は、見えない。ただ、もやのかかったような視界に声だけが響く。
 何度も、見た夢だ。


 そして、目覚める。
「一体、何が言いたいんだか…」
 珍しい、炎のような赤い長髪の男、アーバントは頭をぼりぼりとかきながら、考える。
 もっとも、考えたところで答えはでない。
 昔から、時々見る夢。そのたびに考えても何もわからなかった。
「まあ、いつもよりははっきりと声は聞こえたが…
 だからなんだってぇんだよ…」
 朝、というより、寝起きは弱いらしい。
 しばらく、ぼーっとしてから活動を始める。

 ふと、隣が騒がしいことに気付いた。
「なんだ?」
 どうも、誰かが引っ越してきたらしい。
 空と同化してしまいそうな、そんな髪の色。そして、金の瞳。
 その持ち主は、まだ少年、といっても青年に近い。17,8ぐらいだろう。
「…こりゃまた…俺を上回る、珍しい容姿の持ち主だな…」
 その声に気付いてか、その少年が振り返る。
「あ、初めまして。オレ、シアンって言います。今日から隣なんで、よろしくお願いします」
 まだ荷物を抱えたままで、頭を下げるのもままならないらしい。
「アーバントだ。かしな、手伝ってやる」
 体力仕事だけは自信があったので、シアンの手からひょいとそれを取り、家の中へ運んでいく。
「すみません」
 そう言いながらも、別の荷物を運んでいく。
 荷運びはすぐに終わった。
「随分と少ねぇ荷物だな」
 生活必需品が揃っているくらいで、あまり生活の色というものが見えない。
「ええ、まあ…あんまり帰ってきませんし」
 旅にでも出る方なのか? それにしちゃあ…
「けっこう細っこいよな…平気なのか?」
「これでも賞金稼ぎです。
 得意なのは体術戦と魔力戦。
 どうも…昔から素質があったみたいなんで」
「…なんでぇ…ご同業か。
 ま、そっちのネタを聞いちまったからこっちもバラしとくか。
 俺の得意なのは剣術戦、体術戦。魔力戦もまあ得意だが、個人的には剣術戦が一番好みだな」
 見た目に惑わされるな。戦いの鉄則を日常生活で経験するとは…
「じゃあ、アーバントさんも賞金稼ぎ…
 あんまり戦いたくないですね」
 そう言って苦笑する。
「お互い様さ」
 そして、握手をする。


 それから、数年――
 あれからしばらくして、俺達はコンビを組んだ。
 俺にしては珍しく、呼吸が合う相手だ。
 とにかくタイミングが合う。まるでそれが当たり前のように…
 例の夢は…相変わらず、時々見る。意味もわからないまま…
 ぱちり と、焚き火のはぜる音。
 そして我に返る。
 あたりに異変がないのを確認して…
 そして、シアンの寝顔を見つめる。
 側にある、それに安心して…
 どこか愛おしくすら思………え?!
 感じた既視感。それよりも…愛おしく思えたことがまず問題だ。
 俺は――昔からだれも信用しなかった。それは、無意識についていた。
 確かにシアンは信用していた、いや、初めから裏切らない奴だと感じてたが…
 それといとおしさは別問題…のはずだ。
 それに、既視感と言うことは…誰かと重ねたということだ。
 シアンはシアンなんだから、重ねて見るなんざ失礼だ。
 だが…俺は誰かと焚き火にあたった記憶はない。
 となると…気のせいか、それとも別の問題があるのか…
「えぇい! わからねぇ」
 考えるよりも、カンの方がよく当たる。戦うときもそうだった。
「ひらめくのでも、待つか……」
 それがいつになるのかも、わかりはしねぇが……


 それは、戦いのさなかだった。
 思いもかけない方向から飛んでくる、魔力球。
 俺はそれに気付くのが遅かった。なにしろ、気配がなかったのだ。
「危ないっ! アーバントさん!!」
 とっさに方向転換をするシアン。
 そして……俺達は空を飛んでいた。
 漆黒の翼。それがシアンの背にあった。俺はそのシアンに抱えられている。
「…………え……? オレ…いったい…??」
 どうやらシアンもわかってないらしい。
「落ち着け、シアン! 今は敵だ!」
 パニくってるシアンを叱咤し、魔力球の飛んできた方向へと、魔力球を放つ。
「……ソンナモノニ…アタルトデモオモウカ…?」
 出てきたそれは……
「魔族だと?!」
 魔族に命を狙われる覚えはない、はずだが…
「ワレラニアダナスモノヨ…ミライエイゴウノヤミニシズメ!」
「降りるぞ、シアン!」
 空中よりは地面の方がよく動ける。シアンも我に返り、地面へと降りる。
 賞金首などとうに逃げていたが、今はそんなものにかまっている余裕などない。
 いくつもの魔力球を、おわし、たたき落とし、または無効化する。
 持つ力を惜しんでなどいられない。
「…このままじゃ…らちがあかねぇっ…!」
 負け惜しみを言う気はさらさらない。だがこれは事実だ。
 …心の中に浮かぶ…呪文…?
 今まで何度かこの呪文の存在を知らされた。
 ……失われた、呪文のはずだぜ…?
 シアンとて何もしていないわけではないが…休む暇もない魔力球をどうにかするだけで手一杯だ。
 まよってる…ひまはねぇか…っ!
 混沌の言葉(カオス・ワーズ)を紡ぎだす。
――紅蓮(ぐれん)の炎に眠る暗黒の竜よ その咆哮(ほうこう)を持て 我が敵を焼き尽くせ――
 力は、集まってきている。ならば…解放してやるっ!
『魔竜烈火咆(ガーヴ・フレア)!!』
 本来よりも強い効果。
 魔族は消滅する。まさか失われた呪文が発動するとは思っていなかったらしい。
「………冗談じゃ…ねぇぞ……」
 理由もわからないまま魔族に命を狙われる。
 そのうえ、失われた呪文の発動。
「…アーバントさん……?」
 シアンが問いかける。その背には漆黒の翼があるままだ。
 考えることは後でも出来る。それよりも現実的に問題が残っている。
「…この羽、どうもオレの意識で動かせるみたいですが…」
 戸惑いながらシアンが言う。
「じゃあ、とりあえずその翼、しまえるか?」
 その翼がシアンの体の中へ消えていく。
「…っ…どうしてだよっ オレは…普通の人間なのに… この翼…っ
 一体、何なんだよ…っ!!」
 叫び、自分の体を抱えて、その場に崩れ落ちる。
 張りつめていた緊張がとけたのだろう。一時的なパニック状態だ。
 無理もない。シアンはまだ、若すぎる。
「シアン、落ち着け。大丈夫に決まってるだろ」
 そう言って、そっと肩を抱く。
 黒い翼、どこかで…あれは確か………………
「多分、あの翼……エンシェント・ドラゴンの持つものだ。そういやぁ、金の瞳も、だな。
 もしかしたら、遠い先祖にでもいたかして、偶然先祖がえりしたのかもしれねぇな。
 ……確信は、ねぇけどな…」
 そう、自信はない。が、他の理由は考えつかない。
「…オレが…エンシェント・ドラゴン…古代竜…?」
 不安そうな瞳。自分がなんなのかわからなくなっているのかもしれない。
「おまえは…おまえだよ。そうだろう、シアン?」
 もし…その寿命が竜族のように長いとしても…
「ずっと、一緒にいてやるさ。一人にゃ、しねぇからよ…」
 昔、あいつにそう言ったように…
 ………………あいつって、誰だ…?
 オレは…誰を知っている?
 まさか…例の、夢、か…?
 誰かを残して、想いも伝えられないまま。あれは…誰なんだ…?
「絶対に、オレのところへ帰ってきて下さいね。ガーヴ様」
 そう言って、シアンははっと口を押さえる。
 そして、けげんそうに、本当にけげんそうに…
「……ガーヴ様って……誰なんでしょう………?」
 自らに問いかける。
 俺がさっき使った呪文は魔竜烈火咆(ガーヴ・フレア)。
 魔竜王(カオス・ドラゴン)ガーヴの力を使う術。
 確か、魔族に反乱を起こし、冥王(ヘルマスター)フィブリゾに逆に滅ぼされたと伝え聞く。
 魔を滅するもの(デモン・スレイヤー)リナ=インバースがそう語ったというから、おそらく間違いはあるまい。もっとも、そのフィブリゾもリナ=インバースにより、滅ぼされたと聞く。
 失われた呪文、魔竜烈火咆(ガーヴ・フレア)を使い、そしてその術の威力が本来より増した。
 あの魔族は、我らに仇なすものと言った。
 そして……シアンが、なぜか俺のことをガーヴ様と呼んだ。
 偶然の一致にしては、あまりにも一致しすぎている。
「……俺が…魔竜王ガーヴだとでも、いうのか…?」
 呟いた言葉は、いつの間にかおりた夜のとばりの中にとけ、誰も拾う者はいなかった。


 そして、また…あの夢を見た。
 もやの晴れた中にいる人物は、俺にそっくりで…
 そして、いつもの言葉を繰り返す。
『還れなく…なっちまった。
 おまえに伝えたい言葉、まだ言ってなかったのにな…
 俺の方が先に逝っちまう…
 いろんなこと、伝えてやりたかったのにな…』
 ここまでは、いつもと同じ。
『愛して、たんだぜ? なぁ、ヴァルガーヴ』
 そして、現れる1人の青年。それはあまりにもシアンに似すぎていた。
『ガーヴ様っ。俺、絶対ガーヴ様といますからねっ』
 そんな声を聞きながら、目が覚めた。

「…ぜぇんぶ、思い出しちまったな…」
 ぽつりと呟く。
――夢の扉は過去の記憶への扉――
 となると、おそらくシアンはヴァルガーヴの転生した姿だ。
 記憶がなくても、惹かれた、ってわけだ…
「重症だな? オイ」
 自分自身に語りかける。
 起きあがり、意識を集中してみる。
 魔族としての力がどこまで使えるか、試してみたかった。
 けれど、その集中していた意識をふっと解く。
 使わなくても、集まった力で予想はついた。
 おそらく、人間として転生していた頃と変わりないだろう。
 その力が集まった気配でか、シアンが起きる。
「今の、大きな力…」
「わりぃな。起こしちまった。敵じゃねぇから大丈夫だ」
 ましてや、ゆうべはなかなか寝付けなかったようだし…
「まっ、ちょうどいいや。いろいろ思い出したことがあるから教えてやるよ。
 おまえのその翼、な。やっぱエンシェント・ドラゴンのだ。多分その金の瞳もな。
 おまえはあるエンシェント・ドラゴンの転生した姿だ。おそらくはな。
 あと、昨日の魔族。あれもおそらく心配する必要はない。
 今残ってる腹心はグラウシェラー、ダルフィン、ゼラスだ。
 あいつらはあの場所から動けねぇ。こんな状況じゃな。
 それに…わざわざ俺を殺そうとするやつらでもないしな。
 あいつはおそらくはぐれ魔族のたぐいだろう。
 つまり、今までと何にも変わらねぇってことさ」
 そう、今までと変わらずに…人間として生きればいい。
「…1つ、聞かせて下さい。
 アーバントさんの過去と、転生前のオレってどういう関係でした?」
「転生前の俺は魔竜王ガーヴ。
 おまえはエンシェント・ドラゴンのたった1人の生き残りだった。
 死にかけてたのを俺が拾って、俺の腹心の部下にしたんだ。
 竜神官ヴァルガーヴ。半魔半竜の力で、随分と強かったぜ」
「そうですか…」
 そう言ったきり、だまる。
 複雑、なんだろうな。前世なんてあまりピンと来ない。
 思い出したわけじゃなくて、聞いただけなら、特に。
 言えなかった言葉までは言う必要はない。
 あれは俺の勝手な想い。
 そして何より…こいつはヴァルガーヴじゃねぇ。
 言ったところで…理解できないだろう。
 まあ…ヴァルガーヴじゃなく、シアンにも惹かれたが…どうにもならないさ。
 このままで…いい。昔のような…こんな関係のままで。


 あれから、俺達は魔族の力を、エンシェント・ドラゴンの力をなるべく使用せず、本当に以前と変わりない生活を送っていた。
 ただ、シアンは時々、考え事をするようになった。
 何を思っているのかまではわからなかったが…
 その日は偶然、村に帰っていた。
 昼から様子がおかしいとは思っていたが、決定的なそれに気付くのが遅くなった。
 様子を見に行ったシアンの家で、シアンは自らの体を抱えてうずくまっていた。
「……っ……はぁっ……」
 吐かれた息と共に、背中からバサリと翼が現れる。
「シアン?!」
 慌てて駆け寄る。
「……っ……体……妙に熱くて………」
 風邪かと思ったが熱はない。
 その背の翼を見て、ふとあることが思いついた。
 竜としての特性。急に力が戻ったせいで一気に現れたのかもしれない。それとも、人間だから、それが狂っているのか…本来の周期は数百年程度のはずだ。
 人間の寿命ならば巡り来ることはない。
 そのやっかいな特性とは――発情期。
――しゃれになられぇぞ…俺だってそうなのに…――
 それとも、竜であり人間。同じ存在だからこそ一致したのか…
「……しょうがないか…」
 小さく呟き、そして言う。
「治してやる。まず、その翼しまえるか?」
 小さくうなずき、翼をしまっていく。しかし、その瞳は不安に揺れている。だが、同時にうるんでもいる。
――……やぁっぱ、間違いなさそうだな…――
「大丈夫だからよ」
 そう言って額に1つ、キスを落とす。
 驚いた顔で見上げるシアン。
「不安そうにされるのと、驚かれてるんじゃ、どっちがいいんだろうな?」
 苦笑する。
 おそらくどっちもどっちだろう。
 反応に困っているシアンを抱えて、ベッドに腰掛けさせる。
 そして、手を滑らせ、熱の中心である部分に触れる。
「っっっっっ!!」
「…うわ…すげぇ真っ赤…」
 羞恥のせいか、シアンの顔は言葉通り真っ赤だった。
「まあ、初々しくていいんだがな」
 …俺の方が、やばいような気がするが…
 今度はその昂りに唇で触れる。
「やっ…!」
 艶っぽい声。
「…アー…バント、さ…っ……ぁ…ガー…ヴ、様っ…」
 途切れ途切れのあえぎ声に含まれる名前。
 記憶が混濁でもしてるのか…? でも、なんで…
 戻ってない記憶と混濁するものなのか…?
 そうは思っていても、お互いに止められない。
「いいぜ。いっちまえよ」
 そう言って、さらに刺激を与える。
「んっ…!」
 弾けたそれを飲み込む。
 見上げたシアンの顔の目元には涙がにじんでいた。
 …こんなことして、抑えられるはずがねぇんだよな…
「悪い、シアン。止まらねぇわ」
 唇に重ねたキス。
 名前のことが気になりながらも、抱きしめ、キスを深くしながら押し倒す。
「おまえが、欲しい」
 そう言って。


 シアンはシーツの中に完全に潜り込んで、俺に背を向けていた。
 怒っているのか恥ずかしいのか…おそらくは両方だろう。
 流れる空気はもちろん気まずいものである。
「………あの、アーバントさん…」
 おずおずと声をかけるシアン。
「……あん?」
 気の抜けた返事をする俺。
「すみません。オレ、妙なことさせちまって…」
「いや…オレも止められなくて…悪かったな」
 気まずいのは変わらなかったが、記憶のことを聞くにはちょうどいいチャンスだった。
「あの、な。蒸し返すのも悪いが…
 おまえ…あの時、俺のことを、『ガーヴ様』って呼んでたよな。
 その…ヴァルん時の記憶、あるのか…?」
 気まずいながらも、聞きたいことだった。
 返ってきたのは沈黙のみ。と、思いきや、シアンが口を開く。
「アーバントさんが俺の前世が誰か教えてくれてから…あれから、だんだん思い出しました。今は…もう、全部思い出してます。
 昔のオレの…何もかもを…」
「そ、か…」
 それに対して俺は肯定のみを返す。
 言うべきなのか…あの時言えなかったことを。
 全ては…今さらかもしれねぇが…
「昔…悪かったな。先に逝っちまって。1人にしちまって…
 おまえのところに帰るって、約束したのに…
 …まあ、いまさらの話だけどな…
 滅びる直前まで思ってたから……言わなきゃ気がすまなくて…」
 転生しても残る想い。これで浄化するだろうか…
「…あれから…魔族はガーヴ様の痕跡を消そうとして…オレに追っ手を差し向けてきました。
 ガーヴ様の波動が消えたことでガーヴ様が滅んだことはわかっていたけど…認めたくなかったです。
 でも…ヤツらはそんな感傷に浸る暇も与えてくれなくて…オレは、その追っ手をことごとく倒していくしかなかった…」
 そうだ…オレは想いゆえにヴァルの側にいることを考えていたが…それよりもこんな危険性を考えてやるべきだったのかもしれない。
「すまなかったな…護ってやれなくて」
 そんな想いからこぼれでた言葉。
「オレは…っ!」
 がばりと起きあがり、俺をにらみつける。
「オレは護ってもらうほど弱くはねぇ! そんなに頼りなくなんか…!
 それじゃあ、まるで…オレはただのお荷物じゃねぇか…っ!!」
 俺をにらみつけるその目は、ヴァルのようで…シアンはこんな目つきをしたことがなかった。
 もしかしたら、あいつの意識は今、ヴァルに近いのかもしれない。
「オレはそんな意味で言ったんじゃない!
 オレは……」
 そう言って再びシーツの中に潜り込む。
「オレは……ただ、ガーヴ様さえ側にいれば…それでよかったんだ。
 対等な立場として、ずっと側に……」
 それは小さな声だったが、俺の耳にはちゃんと届いた。
「仕方ねぇだろーが。おまえだけは、何があっても護ってやりたかったんだよ。たとえおまえの方が俺より強くてもな。
 滅びてまで想った、俺の一番の想い、教えてやるよ。ついでに、俺が初めて動揺したときの想いもな。
 俺は…おまえが愛おしいんだぜ…?」
 そう言って、背を向けているシアンを後ろから抱きしめる。
 これで側にいてほしいって意味が主従関係の意味だったら、馬鹿みたいだな…などと思ったが、どうやらそうではなかったらしい。
「ヴァルガーヴとしてのオレは…ずっとあんたの帰りを待っていて…
 シアンとしてのオレは…ずっとあんたの側にいたかった…
 オレは…ずっと1人を求めていた…1人だけを、愛していた…
 ガーヴ様…アーバントさん…」
 それだけ言ったきり、シアンは黙ってしまう。
 そんなシアンがかわいくて、そのままシアンを抱きしめている。
 こっち側を向いたときには、キスをしようと思いながら………

お〜〜〜 おわった〜〜〜 10ページ目(^_^;) 11ページ目に突入するかと思ったけど、なんとかまぬがれました。
もー、らぶらぶ甘々だし…誰かこいつら止めてくれ…(笑)
あ、名前ですが、アーバントはなんと、アルバート・ヴァン・スターゲイザーから(おひ) で、シアンはエンシェント・ドラゴンからです
えっと、発情期ネタは1,2年ほど前、ガーヴァルが書きたくて思いついたんだけど、結局書かなかったのでこっちに使った その時の様子としては、ちゃんとガーヴ様とヴァル様で、野宿の焚き火の側でのつもりだった(^_^;)
ヴァルってむちゃくちゃうとそうだし… んで、同じ竜って属性上、ガーヴ様も一緒の周期だったので止まんなくて… というような、これとほとんどかわらないです
でもなぁ…なんか、俺のって、はずみで関係結んでから想いを伝えあってらぶらぶのパターンが多い…(^_^;) これもその例にもれず…
とりあえず、サンキュッ、雷児 君の小説に触発されて書いたから(笑) で、これを読んでくれたみんなにも、ありがとうっ

  (裏)