存在ゆえに
『シャブラニグドゥ、私達、ずっと一緒にいましょうね』
『ああ。ずっと、な』
それは遠い約束…
そして2人は神と魔王の位置につく。
それがあの方の命だったから。
精神にも傷を付けながら戦った、今は神魔戦争とよばれるそれ。
シャブラニグドゥは7つ分かたれ、人間の中に封印される。
スィーフィードは滅び、その意識の一部を人間として繰り返す。。
そして再び、今度は人間同士として出会う。
大賢者と呼ばれたレイ=マグナス。
そして、一緒に旅をし、また、いろいろな面においてパートナーとなっていた、今は名前も残っていない女性。
けれど、彼女の前でレイ=マグナスはシャブラニグドゥとして目覚めた。
彼女は無力を嘆き、呪い、そして力を求めた。それは以前、スィーフィードの力であったものの一部。
スィーフィード・ナイトの誕生。
そうして、また転生を繰り返す。
ルナ=インバース。それが今の名前。
――思い出したかったのか、思い出したくなかったのか、わからない――
『姉ちゃん泣かせるなんて、許さないよ』
大事な妹。私の為を思っての言葉。
『あなたは、幸せになりなさい。リナ』
こんな思いはしてほしくないから。
あれ以来、私は存在を表に出さなくなった。
歴史の傍観者を選んだ。
そして、再び感じたシャブラニグドゥの復活。
けれどそれは2日で消え去った。存在そのものから消え去っていた。
一筋だけ、流れた涙に全ての想いを込めて、私は再び歴史の傍観者となる。
今、カタートにいる彼は…、もしくは、まだ現れていない彼は…
出会ったら、どんな反応を返すだろう…?
『私達、ずっと一緒にいましょうね』
そう言ったら……
遠い約束――あなたは今どう思っているのかしら…?
ううみゅ…題名、遠い約束の方がよかったかな…?
とりあえずはできました
なんとも珍しい、シャブラニグドゥ×スィーフィード(笑)
いやぁ…あっこっち影響うけまくりますから
以前、シャブラニグドゥ×スィーフィードみたいなの読んで…人魚姫に取り入れたら書ききれなくて、こうやって書きたくなったという…(笑)
俺にしては珍しく、転生を繰り返すスィーフィード・ナイト=年をとる
けっこう若いまんま生き続ける姉ちゃん多かったのに…(笑)
最近ゼロリナばっかりだったんで新鮮でした(笑)
もっとも…S様は滅びを願ってるので…そこらへんをあまり出さずに書くのは大変でしたが… だからS様あまり出てないの
それにしても…よく考えたらスィーフィードやスィーフィード・ナイトは女にしたけど…転生したS様も女だったらどうなるんだろうか…(^_^;)
リナちゃんS様化もけっこう書いたし……(爆)
そうなるとなかなか…笑えるのかおそろしいのか…深く考えないようにしよう(^_^;)
ではでは、読んでくれてありがとでしたぁ! 特にこっちは珍しいカップリングだしね(笑)