滅びの先にあるものは…
「ふうん あんたがリナ=インバースねぇ…
 あんたに乗り移ったときは苦労したものだわ。
 ホントに狭い器だもの。
 特に胸が」
 ぷちっ。
 突如リナがキレる。
 ――闇よりもなお昏きもの
    夜よりもなお深きもの
    混沌の海よ たゆたいし存在 金色なりし闇の王
    我ここに 汝に願う
    我ここに 汝に誓う
    我が前に立ち塞がりし
    すべての愚かなるものに
    我と汝が力もて
    等しく滅びを与えんことを
『重破斬!!!』

 リナとL様一緒に暴走中。
 しばし経過。

 当然あたりは惨状である。
 被害者の中には、リナの後を追ったゼロスも含まれていた…
「だいじょうぶ? ゼロス。
 ごめん……」
「まあ、すでに滅んでますからね…
 大丈夫です」
 そう、ここは混沌の海なのだ。
 ダメージを受けても死ぬことはありえないのである。
 ちなみに、ここには、L様の奴隷こと、部下S(無印でレゾとともに滅んだ1/7です)もいる。
 L様を見て、ゼロスがうやうやしく礼をする。
「どうも、お久しぶりです。
 あなた様には1度お会いしましたね。
 と、いってもこちらが見た という程度ですが…」
「ふうん、フィブリゾみたいな無礼なのもいるかと思えば、ちゃんとそれなりの教育をしている魔族もいるようね
 部下S あんたにしちゃよくやったとほめておくわ」
「は、はい…ありがとうございます……」
 部下Sはおびえていた…常に…
「ま、いいわ リナ=インバース。ゼロス。
 しばらく勝手にここにいなさい。
 今度はちゃんと同じ種族に転生させてあげるわ。
 そのときにどうなるかはわからないけどね」

 そして、ゼロスは滅びの先にあるものを知った。
 ゼロスはふと思った。
 …滅びの先にあるものって……ホントに魔族はこれでいいのだろうか…
 と。

 これはただ単にリナとL様の同時暴走書きたかっただけです
 あ、ガウリイ出すの忘れた…
 ちなみに、一番最後のゼロスの思ったことは、S様奴隷状態のことです
 ショートストーリーで少しずつ気が向いたら出すかもしれないシリーズです