あなただけを…
彼女に出会った当時、彼女は栗色の髪と赤い瞳を持っていた。
そして何より強い意志を。
赤。一言で言えば全く同じだが、全然違う顔を持つ。
赤眼の魔王(ルビー・アイ)様の瞳の赤は血のような赤、bloddy red。
彼女の瞳は燃え立つような赤、夕焼けのような紅色。
そして、求めるものは正反対。
生への執着。滅びへの執着。
けれどその2つは正反対でもあり、同じでもある。 そう、目指す方向が違うだけ。
同じでもあり違うものが気になって…。
側にいたのは命令だから。けれどなるべく一緒にいた。
命令の終わりがなるべく遅くなるように願っていた。
命令が終わり、僕は彼女に会えなくなった。
次に彼女に会うことは彼女と敵対することを示していたから…。
でも…気配だけはいつも感じていた。
僕の心はいつも彼女の側にいた。
そして彼女は亡くなった。人間(ヒト)の寿命。限りある生。
そして…僕の中の時間は止まった。
……もう、何百年も………。
次に出会った彼女は何もかもが違っていた。
彼女に呼びかけた理由は自分でもわからなかった。
実際、彼女はライナ=リヴァースと名乗った。
そう、彼女であるはずがない。出会える確率など0に等しいのだから。
その彼女に突然好きだと言われたときは驚いた。
出会ったばかりで名乗りあっただけ。 何が起こったのかと思った。
そして彼女は説明してくれた。何がどうなったのかを。
疑う必要などなかった。彼女の語ってくれたことは他の人間には知り得ないことだったのだから。
その後、僕たちは旅に出た。
そして知った。
昔と今の彼女は決して同じではないのだと。
確かに彼女は同一人物ではあるから、基本的には同じだけれども、昔とは少し違うしぐさをしたりする。
けれどそれが今の彼女である。
そして…一番変わってないことはその強い意志。
瞳は燃え立つような紅色ではないけれど、その瞳に宿るものは変わらない。
僕が愛した部分は変わらない。
変わった部分でさえも、きっと今に愛おしく思えるようになる。
だってそれはたった1人のあなただから。
あなたと同じ運命をたどりましょう。
僕は永遠にあなたのものだから。
ねぇ、愛していますよ。
すいませんっっ 書いてるうちに終わりのほうおかしくなっちゃいました
自分で書いててちょっとわけがわかりません(爆)
リナが昔と今は違うってフレーズ使ったら、なんか昔のリナしか愛せなくなったみたいな感じがしてフォロー入れてるうちにこんな風に……
というわけで、番外編でしたっ
って、だからそれよりも本編書かなきゃいけないとゆーに…… 本編で書きたいことあるんだよなー…
魔族なぜロス様(はぁと)も書きたいしなー(でもやっぱりゼロリナ(笑))
………書きたい原稿いっぱいありすぎ…簡単に書けないけど…(爆死)
次は本編でお会いしましょうっ(ホントか……?)
続き頑張るぞー