南極について

 南緯90度の南極点は夏でマイナス30度、真冬にはマイナス80度以下になる。南極点は、1911年12月14日にアムンゼンが史上初めて到達した。日本の白瀬中尉は1912年南緯80度に到達した(この時、南緯80度到達は世界で4番目)。

 北極と比べて、南極が20度も平均気温が低いのは北極が北極海と言う海洋なのに対して南極は平均標高2300mという大陸であるからだ。この高さは南極以外の陸地の平均730mに比べて高い。もっとも、万年氷の厚さは平均2500mにもなるようだ。

 南極大陸も、大昔は恐竜やアンモナイトの生息する熱帯の森林であった時代もあることが、化石から確認されている。

南極大陸(解説 鳥居鉄也、吉田栄夫)より 

オーロラについて

オーロラの原理

 オーロラ(ノーザンライト 北極光とも言う)は町のネオンと同じ原理(ガスの中を電気が通り抜けるとガスが興奮して光る)で光る。つまり、太陽から飛び出した荷電粒子が太陽風に乗って地球に近付き、地球の磁場に導かれて北極や南極の極地方の大気に飛び込んでオーロラを作る。光るガスは主に酸素や窒素だそうです。

どこで光る?

 地上80kmの上空です。オーロラ帯と呼ばれる極を中心に半径2500m位の地域で良く見られ、北半球ではアラスカのフェアバンクス(五万人の都市)がお勧めだそうですが、カナダ北部、アイスランド等でもよく見られるそうです。

色は

 一般的には緑色ですが、非常に明るいオーロラはカーテンの下が赤く染まる。また、地磁気が異常に活発な時は赤色で空を染めることもあるそうです。

いつ見られるのか

 一晩中いつでも見られるが真夜中が最高。また、すばらしいオーロラが見られたら、その約27日後の夜の可能性が大だそうです(地球から見た太陽は27日で1回転するから)。また、北極と南極で同時に見られるのだそうです。

オーロラ(ニールデイビス)より