弥彦事件
昭和31年1月1日午前零時半ごろに弥彦神社境内で発生した大量圧死事件。
北国新聞1月3日の朝刊から
一瞬、百二十四名が圧死
石サクが崩れ拝殿前から雪崩落ち
新年早々初参りの客でゴッタ返す新潟県弥彦神社で参拝客百二十四名(男八十六名、女三十八名、軽傷二十八名(実際は百五十名以上)を出すという惨事が起きた。
神社境内内で発生した大量圧死事件は後にも先にもこの事件のみという事実がある。幼い頃の上杉氏はこの事件に巻き込まれたが、奇跡的に助かった。写真の神社の門前の階段左側にいて、丁度上杉氏の後ろの人が倒れはじめたということだった。モチまきに殺到した群集が引き起こしたものと言えるが、この事件の後、弥彦神社の神官は全員入換え、神社庁と全国各地の警察が正月に何名警官を動員するかという打ちあわせが行われるようになった。神社の神官なら必ず聞いたことがある神社界を揺るがす大事件であった。