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愛したい僕が 愛されたいあなたを 幸せにするのかもしれない だけど ねじれた僕が 真っ直ぐなあなたを 不幸にするのかもしれない 真っ白な雪の中を ザクザクと歩きながら フォルティッシモの空白が ゼィゼィと吹き付けて染み込む 薄墨色の純空間が 永遠の顔で広がっている 包まれたまま身動きもとれない フォルティッシモの静寂が 吹雪との接面の風景を 幻想の内側から現実化する 黒雲が空の半分に覆い被さって ここからは時間の流れが ハッキリと見える それほどに 僕は今、ひとりきりである。