この体が朽ち果てても好きです どうしようもなく薄っぺらい 理知の汚泥の遙か彼方 生命の奥底から 震えとともに涌き上がってくる 愛おしさ この紅炎の舌先が 小さくチロチロともがいて 力を失ってしまう前に hitsugi 火を継ぐための小箱 そっと燃え上がるのを待つのです あなたを嫌いになるはずもなく ただ、炎には力が必要なので hitsugiに眠っている こんなに愚かな僕の愛おしさが 再び燃え上がるのを見つめていて下さい 胸の上に手を重ねて瞳を閉じるあなたの愛の祈り それが火継ぎの儀式の唯一の秘法 ああ、あなたが好きです 朽ち果てるほどに どうかこの愛 この狂おしい炎に いつまでも変わらぬ祈り あなたの歌声を注ぎ込んで下さい