このたびは、小走りの1冊目の詩集「微少変化群」を手に取っていただきまして、 ホントにありがとうございます。私がbellさんのPoem Worldに詩を投稿し始めてから、早10ヶ月。 気がついてみると作品数も100を大きく超えてしまいました。ちょうどbell さんが「図書館」という形で詩集を登録する場所を与えて下さったので、この機会 に今まで書いた作品をひとまとめにしてみることにしました。
何とか皆さんに読んでいただくときにわかりやすい分類を、と考えて目次を作った んですけど、項目ごとに分ける作業は難航し、まるで自分を切り刻んでいるようで した。境界領域の作品が多かったので・・・。皆さんが読まれるときにも、もしか すると今回の分類に違和感を持たれるかもしれませんね。でも、ただ書いた順番に ズラーッと並べるのも味気ない気がして、今回はこういう形になりました。ちなみ に各項目の中では、作品は書いた順に並んでいますので、この10ヶ月の間の私の 「微少変化」を感じ取っていただけたら、と思います。
なお、歌集「歌うたい」は別にまとめようかとも思ったのですが、私の中では言葉 はみんな同じ「歌」として存在していますので、あえてこの詩集の中に入れること にしました。
また、連詩に投稿した作品及び「ホムンクルス」については、bellさんが素晴 らしいページをPoem Worldの中に作って下さっていますので、今回の詩 集には加えていません。どうか、Poem World内の連詩のページ及びここ ろの宝石箱を開いてみて下さいませ。Noryさんに描いていただいたホムンクル スのタイトルCGも必見ですよ。
それから、個人に宛てて贈った作品については基本的に載せませんでしたが、一部 Poem Worldで発表されている作品のみ今回の詩集に入れることにしまし た。ご了承下さいませ。
もしもネットがなかったら、そして、このPoem Worldに出会わなかった ら、詩集を出すことはおろか、こうやって詩を書くことすらなかったかもしれませ ん。この素晴らしい心の世界で、私はたくさんの人に出会い、数え切れない宝物を 得ることができました。この場を借りて、私をここまで導いて下さった方々に感謝 を捧げたいと思います。
その中でも特に、忙しい中いつも気まぐれな私たちのために工夫を重ねて下さっ ているbellさんに、最大級の感謝を。それと共に、私に詩の素晴らしさを教え て下さり、Poem Worldに連れてきて下さった理比子さんにも、永遠に変 わらない感謝を。もし許されるなら、お二人にこの詩集を捧げたいと思います。
1997.03.23.小走り
※一部の作品には、都合により加筆・修正が加えられています。Poem World に発表したものと若干異なる部分があることを、ご了承下さいませ m(_._)m。