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「詩人達の庭に遊ぶ」


もう止めた
これ以上読むと
僕が失われてしまう

詩人達の庭で
そんな畏怖を覚える
あふれ出す心を
書き留める言葉を
探しに来たこの楽園の中で
僕は恐れ始める

それでも深呼吸をして
また最初の方から
読み直していく
いつもいつも3度だ
3度読まないとわからない
素晴らしい輝きと
想いの星々

光太郎の詩集を
よく読むのだけれど
心楽しさの比重は
勝るとも劣らず
ここは詩人達の庭
心の帰るところ
そして新たなる鼓動が
生まれ落ちるところ

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