大事をなそうとして
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私がこの詩を知ったのは、フジテレビのニュースキャスターだった故・山川千秋氏とその夫人の著書『死は「終り」ではない』(文藝春秋刊)を読んだときでした。 病床にありながら神様に感謝できる人はやはり神様に愛され祝福された人としかいいようがありません。 そして、山川さんも神様に愛され祝福された人だったと思います。 この本を読み、食道ガンの宣告を受けた山川さんが、奥さんの愛と奥さんや家族への愛によって、過酷な現実を乗り越えられたことを、そして神様の愛と神様への祈りによって、「敗北としての死」ではなく、天国の民となるための地上の訓練を終え、その資格を獲得したがゆえに、本籍地へ戻り、「新たな出発をするための死」を迎えられたことを、私は確信しました。 現代は狂っているとしかいいようのない世の中ですが、現実にこのような夫婦が、そして愛が存在することを知り、たいへん感動しました。 山川さんご一家に祝福がありますように。そして、一人でも多くの方がこの本を御覧になられますように。 |