さわやかメール・6号 |
親子内観の意義 1.子供に内観の意志を強めさせるには @親が忙しい中、家を空け仕事も休んでまでも一緒に内観をしてくれる、という愛情の確認を子供は受け止めることができる。 A親が熱心であれば子供もその姿を見て熱心になる。 B子供が内観を中断したいと言ったときの説得役をしてもらう。 更に、親自身が子供の内観をする姿を見て、あらためて問題意識を自覚し、内観が熱心になる。 2.日常ではない親子の共通体験、親密感、連帯感が味わえる。 3.親子がお互いの理解を深める。 @お互い非難しあっていたものが、内観によって被害者意識が解消される。 A相手の身になって考えることができるようになり、事情や寂しさ喜びが伝わる。 B親子ともども、一人の人間としてとらえられるようになる。 C親は、子供の問題行動の背景や心理についての理解が深まり、心の余裕ができる。 D子供の問題だけではなく、その背後に隠されていた問題までも改善する。 4.その他 @親がいることで、内観中の子供の行動の抑制や身体的なトラブルがあったときに容易に処理してもらえる。 A互いの情報によって、面接者は内観者を理解しやすい。 親子内観の問題点 1.未成年の場合は、親子内観が原則。しかし親の協力が得られないときは、カウンセリングを施行したり、親が少しでも内観できるような時間の設定をする。 2.相手がいるから内観できない場合。 @子供の内観のすすみ具合が気になって仕方がない時は、面接者をとおすように言う。 A親に反発したり失望していて内観が進まない場合は、カウンセリングを実地する。 Bもう一方に秘密が漏れないか心配している場合は、面接者との信頼関係をきづく。 日本内観学会とは? 昭和53年に、三木善彦先生等が中心になって発足しました。 富山では平成元年第12回を開催しました。来年は二十一世紀になってはじめての学会、第23回日本内観学会となります。 会の目的は、「内観の原理とその応用を研究し、関連諸領域との交流を図り、内観法の普及発達を促進して福祉の向上発展に貢献すること」と、会則にうたわれております。 ご協力、よろしくお願いいたします。 今年の日本内観学会のご案内 〔日時〕平成11年5月21日(金)〜5 月23日(日) 〔会場〕バシフィックホテル沖縄 及び 沖縄女性総合センター「てぃるる」 場所は沖縄県の那覇市です。 〔事務局〕沖縄鋳鉄工業株式会社(担当 上江州、大宜見) TEL 098-945-5453 FAX098-945-5924 今年は来年の富山の学会に向けて、すでに数人の参加希望があります。 |
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