指揮者紹介


坂本 和彦(Kazuhiko Sakamoto)

日本オペラ振興会(藤原歌劇団、日本オペラ協会)会員指揮者。日本オペラ協会企画委員。岐阜サラマンカホール音楽監督。日本指揮者協会幹事。日本オペラ振興会歌手育成部門講師及び指揮者。現在まで桜ヶ丘女子高校、昭和音楽芸術学院、尚美音楽短期大学(現尚美大学)の講師を歴任。
 現在、東京音楽大学及び大学院(指揮、オーケストラ、オペラ)、同付属高校講師。

 君津市出身。木更津高校、東京音楽大学指揮科卒業〔三石精一氏に師事〕。在学中学長推薦によりチューリッヒに留学。同地音楽院学長、チューリッヒ歌劇場音楽監督F・ライトナー氏、及びF・エーゲルマン氏に師事。歌劇場にて4年間学ぶ間に、バイエルン歌劇場指揮者W・サヴァリッシュ氏、O・スイトナー氏の指導も受ける。1994年には、ベルリンフィルハーモニー、ベルリンドイツ交響楽団にて研鑽。

 帰国後は、藤原歌劇団、日本オペラ協会を中心に、合唱指揮、副指揮を重ね、1986年日本オペラ協会公演『三人の女の物語』でオペラデビュー。以後四国二期会、鹿児島オペラ協会、栃木県民オペラ、群馬オペラ協会、長崎オペラ協会等、地方オペラにも数多く客演し、埼玉、千葉、富山、群馬等の国民文化祭の初演オペラを指揮。イタリアオペラからドイツオペラまで幅広いレパートリーを持ち、特に日本の作品に関しては多くの初演オペラを指揮している。
 また帝国劇場等でのミュージカル(マイ・フェア・レディ、王様と私、その男ゾルバ等)では大地真央、鳳蘭、藤田まこと、村井邦夫氏らと共演。オペラのみの劇場音楽ではなく、バレエはもとより、ジャンルを超えた分野でも指揮者として活動。コンサート活動では、東京フィルハーモニー、新星日本交響楽団、新日本フィルハーモニー、神奈川フィルハーモニー、九州交響楽団等プロのオーケストラをはじめ、アマチュアオーケストラ等にも数多く客演。
 合唱においては、プロの藤原歌劇団合唱部をはじめ、アマチュアでは慶應義塾大学、日本女子大学混声合唱団をはじめ、8団体の常任指揮者として指導に当たる。近年ではサントリーホールにて新星日本交響楽団(現東京フィルハーモニー)との600人の合唱によるヴェルディ『レクイレム』において絶賛を浴びる。またローザンヌ大聖堂(スイス)にて、スイスシンフォニーオーケストラと、モーツァルト『レクイレム』を指揮し好評を得る。