母性愛の象徴とされているカーネーションは愛をあらわす花だ。赤いカーネーションの花言葉は熱烈な愛情
とある。バラも愛をあらわす花だが、赤いバラは熱烈な恋を意味する。愛の告白は赤いバラに限る。そして、バラからカーネーションへ。本当の愛が芽生えたときだ。
ところで、
母の日にカーネーションを贈る習慣は1907年にアメリカではじまった。母の日は毎年5月の第2日曜日。これは母の日の提唱者であるアンナ・ジャービスの母が5月9日に亡くなったことに起因している。カーネーションの花が母性愛の象徴とされているは、十字架にかけられたキリストを見送った聖母マリアが落とした涙の後に生じた花という言い伝えによる。
母が逝ってもう何年も経つが、母の愛は今も私の心の中で生き続いている。私にとって祥月命日と母の日は母を思い感謝する日で、母の日には1本のカーネーションを机上に飾る。毎年のことだが、母の日が近づくとカーネーションの値段が2-3倍にも跳ね上がり、いやな思いをする。このときこそ普段より安くするのが商いのサービスというものではないだろうか、と思う。
(注記)
1905年5月9日にアメリカのフィラデルフィアに住むアンナ・ジャービスが母さんを敬う機会を設けたいと活動して、母の日の祭日を設ける運動が全米で繰り広げられ、1913年に母の日がアメリカの議会で満場一致で制定された。
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