更新日 2001/09/16

白山登山(2001年)


はじめに
2001年7月15日(日)に白山登山を行いました。夏場は交通規制で、特定の曜日以外は市ノ瀬−別当出合をバスで移動するのですが、交通規制になる前だったので、車で直接別当出合まで移動できました。

登山ルートとしては、砂防新道経由で室道まで行き、室道散策後、エコーライン経由で帰路につきました。


コース
出発 到着 移動方法 移動時間 コメント
金沢 市ノ瀬 自動車 2時間 4時に出発。途中、コンビニで昼食用のオニギリを購入し、6時に市ノ瀬を通過する。コンビニではオニギリ以外にチョコレートやジュースも購入。
市ノ瀬 別当出合 自動車 30分 この区間を車で移動するのは2度目になる。登山目的では、今回が初めて。「さすが山道」といいたくなるほど狭くて急カーブの多い道。運転には気を付けたい。

到着すると駐車場は、ほぼ満杯で一番遠い駐車場に数台の空きがあるだけ。駐車場から登山口(別当出合)までは以外と遠く、疲労がかさむ原因になったかも。

別当出合 黒ボコ岩 徒歩 4時間 2つある休憩所の間に「別当覗」(写真)という見所がある。いつもは、ここで休憩をするのだが今回は通過した。原因は風上で煙草を吸っていた複数の人達。煙草を吸わない者としては、折角の山の空気も台無しだ。せめて風下で吸ってほしいものだ。

ようやく、2つ目の休憩所に到着した。この休憩所にはトイレ、水飲み場、野外休憩所、非難用の小屋(写真)などがあり、いつもたくさんの登山客で賑わっている。

小耳にはさんだ話では、この休憩所は元々は若干手前にあったものの、風景のよさ(写真)もあって現在の位置に移転したらしい。確かに、ここから望む山々は、とてもよいと思う。また、雲がとてもきれいだ。

2つ目の休憩所を抜けて、しばらくすると砂防新道とエコーラインの分岐点が見えてくる。分岐点に差し掛かり、どちらにするか思案していると「延命水」のことを説明する人がいた。この水は読んで字のごとく、命を延ばす水として有名で、砂防新道の途中にある。話を聞くうちに、その水が飲みたくなり、砂防新道を進むことにした。

「延命水」は、登山で汗をかいた体で飲むのが一番うまい。持ち帰って飲むこともあるが、やはり、何かが違う。また、この付近は幾つかの滝(写真)が流れている。1つを除いて、それほども大きくないが、見所のひとつにしたい。

黒ボコ岩(写真)へと到着する。黒ボコ岩まで来ると、室道までは、あと一歩ということもあって、長時間休憩する人も多い。また、砂防新道と観光新道の合流点でもある。写真は前年撮影のもので、今回は霧が、ほとんどなかった。霧がでるとまわりが全く見えない。

黒ボコ岩 室道 徒歩 30分 この区間には小石がひかれた平地がしばらく続く。その平地をしばらく進み、左横の残雪(写真)を眺めながら、登ること20分くらいで室道へと到着する。ここの残雪量は3つのコース(砂防新道、エコーライン、観光新道)を利用しての登山では最大の量だと思う。残雪の真下には小川が流れているが「雑菌が多く飲めません」と、わざわざ立て看板がしてある。
室道 室道 徒歩
(昼食&散策)
2時間 室道に到着。室道には小さな売店があり、ビール、ジュース、お菓子、缶詰などが販売されている。公衆電話、郵便ポストがあり、絵葉書も販売されている。筆記用具が用意されているので、ここで知人に絵葉書を出す人もいる。そうそう、ここで飲むビールが本当においしい。

コンビニで購入したオニギリで昼食を食べる。持参した生焼きそばをフライパンで炒めいている人や、カップラーメンを食べている人もいる。なんだか、うらやましい。また、休憩用の施設があり、ホットコーヒーが買える。

室道には白山神社奥宮(写真)があり、中ではお守り、おみくじなどが販売されている。建物内は普通の神社と変わらない。それが逆に驚きだったりする。当然ながら、巫女さんもいる。

白山神社奥宮の横には、山頂(写真)への登山口があり、30分強で山頂に到着する。山頂には白山神社の小さな建物と山頂を示す碑があり、霧がなければ大きな池が眼下に見下ろせる。池には山頂から直接行けるそうなので、体力のある人は行ってみるのもいいと思う。

室道には幾つかの散策コースがある。今回は右手のコースで最短のコースを歩いたが、クロユリ(写真)がたくさん咲いていた。クロユリは石川県の県花になっている。しかし、石川県民で石川県内に群生するクロユリを見た人の割合は、かなり少ないと思う。ちなみに北海道の道東では群生とまではいかないが、平地に咲いていた。

室道 別当出合 徒歩 3時間30分 エコーライン経由で下山することにした。エコーラインは、しばらくの間、木製の板がかけられている平地の上(写真)を歩く。南竜ケ馬場(なんりゅうがばば)という宿泊施設に行ける唯一のコースでもある。

エコーラインには、登山道の両脇に、まとまって花が咲いていることも多い。木製の板がかけられている平地が終わり、しばらく進むと、群生する、ちんぐるま(写真)が満開だった。

ちんぐるま群棲地を抜けて、しばらく進むと、登山道の上に残雪(写真)が残っていた。夏場(しか知らないが)では、ちょっと珍しい。残雪は、よく見ると内側から溶けている。日差しの当たる部分よりも地面の方が暖かいのだろうか。

室道から数えて2つ目の休憩所の水飲み場で、切り取られたユリの花が捨てられていた。捨てるくらいなら切り取らなければいいし、山の草花を持ち帰らないのは最低限のルールだと思う。

別当出合 市ノ瀬 自動車 20分 別当出合の売店でアイスクリームを購入しようとしたら、販売していなかった、残念。小雨のちらつく天気になってきたが、下山途中に雨が降らなかったのは幸いだ。
市ノ瀬 金沢 自動車 2時間 今回は「白峰温泉総湯」に入ってから帰った。駐車場に空きがあったのがうれしい。ぬるぬるとした感じの湯だった。

知っている人は知っているが、市ノ瀬から金沢市内に入るまでに、ここを含めて幾つもの日帰り温泉がある。山登りのあとの入浴は、また格別。できれば立ち寄りたい。

石川県内の日帰り温泉を検索するなら、知り合いのぴよぴよさんのHPがお勧め。いつも重宝している。

夕食を食べて、無事、帰宅する。


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