現在(2000年)、カセットテープの種類は「ノーマル」「クローム」「メタル」と3種類あります。違いはテープに塗ってある成分にあります。順に「酸化鉄」「クローム」「鉄」が主成分となっています。
メタルテープは最後にでた種類で、新発売の頃は「メタル対応」と表示してあるカセットデッキが、たくさん発売されました。当然「メタル対応」と表示していないカセットデッキは録音不可で、再生のみ可能でした。
メタルテープが新発売した頃、TDKが発売していたメタルテープ「MA-R」は、当時では珍しいシースルーで、重さは通常のテープの倍以上ありました。音も、かなりよかったです。録音防止用のツメが再度つけられるようになっていました。
3種類のカセットテープの見分け方は、カセットテープの録音防止用のツメがある面を見るとわかります。「ノーマル」は録音防止用のツメのみあります。「クローム」は録音防止用のツメ以外に2つの穴があります。「メタル」は録音防止用のツメ以外に4つの穴があります。最近のカセットデッキは、この穴でカセットテープの種類を自動認識するようになっています。
以前は「フェリクローム」という種類のカセットテープがあり、ソニーの「DUAD」が有名でした。
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