更新日 2002/06/28

石川県近郊の日帰り温泉


秘湯(?)

石川県・加賀(金沢)

神仏湯
神仏湯
神仏湯
1999年8月下旬に某HPで話題となった秘湯(?)「神仏湯」に行ってきました。場所は金沢市郊外にあります。

昼頃、現地に到着しました。まず驚いたのは現地の風景。金沢の繁華街、片町から車で20分程度の場所なのに全く建物がなく、目の前に犀川が流れています。緑も豊富です。しかも、滝が犀川に流れ込んでいたり、近くにアオサギが1羽飛んでいたりします。ただ、未舗装の道路を進まないといけないとか、駐車場が割れたカワラ(?)でできているとか、到着するまでに驚くことが多いです。

建物ですが、全体的にチープです。実際に建物を見ると、びっくりすることは間違いありません。お風呂は内風呂(1つ)、露天風呂があります。

男風呂の方は、露天風呂は駐車場から見えてしまいます。囲いはあるんですが下の方まで隠していません。囲いは、あってないようなものです。残念ながら、露天風呂から滝はみえませんが、馴れれば景色がよいので、ゆったりできます。「ここ、どこだっけ」と思うのは、僕だけではないはず。
内風呂は、かなり熱かったです。金城温泉の熱い方の湯よりも1度〜2度は熱いのでは。しかも、意味不明な花瓶のようなものが6個、内風呂の近くに並べてありました。あれは、なにに使うんだろう(笑)。それと、洗い場の鏡に貼ってある、宣伝用のステッカーが手加減なしに巨大でした。
お湯質ですが、湯上がり後、多少ねっとり感があります。お風呂のお湯の色は透明です。

後日談

「神仏湯」の開湯が1999年8月と判明しました。つまり、僕が入湯した時は、開湯したばかりの頃だったわけです。それを感じさせぬ、たたずまいは、恐るべしとしかいいようがありません。「神仏湯」のある場所だけが、昭和初期頃のような雰囲気を感じさせます。

開湯して数ヶ月たった頃、夕方のローカルニュースで「神仏湯」の紹介がありました。宣伝といえば、通り道に数箇所、手製の看板があるだけです。その看板も、あまり目立たない看板です。インターネットが「神仏湯」の宣伝の一端を担っていたのかもしれません。

インターネットで入手した情報

冬期はお湯の温度が上がらないため、露天風呂は閉鎖されています。


石川県・加賀(金沢以外)

だるま温泉
だるま温泉
だるま温泉
1999年9月中旬に、石川県の秘湯(?)としてのうわさが高い「だるま温泉」に行ってきました。以前、地元のローカルテレビで紹介されていたこともある日帰り温泉です。場所は小松市郊外にあります。

1時半頃に行くと全員でニンニクのようなものを梱包中でした。そのため、なんだか農家の玄関のような雰囲気でした。とても、温泉には見えない。おじさん(店主か?)に「お代の350円は番台に置いといて」と言われて中に入ると、おじいちゃんが番台の横で寝ています。この人は誰なんでしょうか(笑)

建物ですが、全体的にチープです。お風呂は内風呂(1つ)があります。男湯は脱衣場のガラスが透明で玄関から丸見え。ちょっと、恥ずかしかったです。中に入ってみると、浴槽は2ケ所、赤のビニール・テープで補修されていたし、色もなかなか。

よく話を聞かなかった僕も悪いのですが「すぐにいっぱいになるから」と最初に言われました。てっきり、人でいっぱいになるのかなぁと思ってたのですが・・・(その時、客は僕だけでした)。なんと、浴槽にお湯を入れている最中でした。3分の1程、お湯は、ありましたが。仕方がないので寝湯の状態で入浴しました。入浴中に「よく考えれば1番湯じゃないか」と思い、なんだか得した気分に。体を洗った後の入浴で、ようやくお湯は半分程になりました。半分寝湯の状態で入浴しましたが、いい湯です。
帰るにあたって車に乗ろうとすると、おばちゃんが「ありがとう。ツリはいらんかった?」と言ってました。どうやら、僕が番台に置いたお金を、誰も見てなかったようです。(笑)

お湯質ですが、ポカポカ感が、かなり長く続きます。かなり、よい感じです。お風呂のお湯の色は透明です。

インターネットで入手した情報

梱包中のニンニクは、店主の息子さんが経営する焼き肉屋で使用するものであることが判明しました。建物近くに置いてある自動車に宿泊できるという話もありました。


白山 杉の子温泉
杉の子温泉
杉の子温泉
1999年10月下旬に、「白山 杉の子温泉」に行ってきました。場所は吉野谷村の国道157号線沿いにあります。

建物ですが、工場の一部が温泉となっています。そのため、この建物だけを見て温泉だとわかる人はいないのでは(笑)。ただ、看板が道路沿いにあるので、その辺のことはご心配なく。玄関に入ると、左側が温泉、右側が工場になっています。こじんまりとしていて、5人くらい入湯するといっぱいに感じます。

お風呂は内風呂(1つ)があります。この内風呂の中に、源泉のお湯を流し続けています。湯船は木(杉)でできていて、なかなかよい感じです。洗い場でも、一部源泉が使えます。

お湯質ですが、ポカポカ感が、かなり長く続きます。お風呂のお湯の色は透明です。


石川県・能登

新宮(しんぐう)温泉
新宮温泉
1999年10月中旬に、以前から気になる存在であった「新宮温泉」に行ってきました。以前、地元の月刊誌「CLUB」に掲載されていた漫画「温泉へ行こう。」で紹介されていたこともある日帰り温泉です。場所は志雄町郊外(山側)にあります。
場所がわからず、2度目にして入湯しました。地元の人に聞いても、わからないような場所のようです(笑)。
(ぴよぴよさん、情報の提供ありがとうございます)

建物ですが、写真を見ればわかるように、外見は普通の民家そのものです。看板等もないため、見つけるのは至難の技かもしれません。玄関に入ると、中に居間のような部屋があります。通常、お店の人は、その部屋にいるようです。

お風呂は内風呂(1つ)があります。僕が行った時は、すでに3人先客がいました。どの人も、入浴マナーがよいのが印象に残りました。シャワーの湯がちょっと熱いような気がします。

いい意味でひなびていて、とても落着いた雰囲気があります。帰り際、あばちゃんが、わざわざ居間のような部屋から出てきて、「ありがとうございました」と言ってくれたのが、うれしかったです。

お湯質ですが、ポカポカ感がしばらく続きます。お風呂のお湯の色は透明です。


真和温泉
真和温泉
真和温泉
1999年7月上旬に、「真和温泉」に行ってきました。道案内の看板に「神秘の湯」の文字があったので、こちらに記載しました(笑)。場所は穴水町郊外にあります。国道249号線に最初の道案内の看板があります。そこから現地までの道は、やや狭い山道で、本当に現地に着けるのか心配になってきます。

建物ですが、写真を見ればわかるように、案外こぎれいです。中に入ると、なぜか建物全体に響く演歌の音楽。店主の好みでしょうか(笑)。また、お風呂場は玄関近くの下り階段を降りて、更に10mほど(多分)歩くとあります。

お風呂は内風呂(1つ)があります。ちなみに、ここまでは演歌は聞こえません。

お湯質ですが、ポカポカ感がしばらく続きます。お風呂のお湯の色は透明です。お風呂に入ると、最初は熱く感じますが、しばらくすると丁度よい湯加減に感じてきます。

こぼれ話

敷地内に左の写真のようなものが設置してあります。正体は何なんでしょうか。


富山県

神代(こうじろ)温泉
神代温泉
神代温泉
1999年10月下旬に、某HPで話題となった秘湯(?)「神代温泉」に行ってきました。以前、地元の月刊誌「CLUB」に掲載されていた漫画「温泉へ行こう。」、スーパージャンプで掲載されている漫画「温泉へゆこう」で紹介されていたこともある温泉(日帰り可)です。場所は氷見市郊外にあります。農道近くに、白塗りの角柱で「神代温泉」の文字を見つけると、もうすぐです。ただ、ここからの道は結構狭いので気を付けましょう。

デジカメで何枚か写真を撮っていると、中から年配の女性が出てきて「この看板の文字が入った方がいいよ」とアドバイスしてくれました。色々と話を聞くと、どうもお店の人のようです(笑)。

建物ですが、少しチープです。僕が行った時は、神戸から来た先客(男女)がいて、順番待ちになりました。その日は女風呂しか湧かしてなくて、そこに、順番に入浴するようでした。しばらくの間、コタツ、テレビのある部屋で待っていました。

お風呂は岩風呂の内風呂(1つ)があります。この内風呂の中に、源泉のお湯を流し続けています。お湯は、ちょっと鉄の臭いがします。

お湯質ですが、ややぬるい感じがします。源泉は透明なのですが、お風呂のお湯の色は少し茶色です。湯上がり後、肌がテカテカになり、かなり肌にはよい感じがします。

お土産に、なぜか割り箸を3本いただきました(デジカメ効果か(笑))。

インターネットで入手した情報

冬期は休業になるようです。


岐阜県

神の湯
神の湯
神の湯
2000年5月中旬に、秘湯(?)「神の湯」に行ってきました。場所は岐阜県上宝村の平湯温泉街の近くにあります。安房トンネルの道路下をくぐると、もうすぐです。ただ、ここからの道は結構狭いので気を付けましょう。平湯温泉発祥の湯です。

建物ですが、少しチープです。写真の建物は入湯料を支払う建物です。ラムネ、山菜、焼き魚なども購入できます。この建物の場所から、しばらく進むと男湯の脱衣所の建物があります。更に、しばらく進むと女湯の脱衣所の建物があります。

お風呂は岩風呂のかなり広い露天風呂(1つ)があります。開放感はかなり高いです。洗い場やシャワーはありません。

お湯質ですが、ポカポカ感がしばらく続きます。お風呂のお湯の色は透明ながら若干白く濁っています。この白い濁り(浮遊物)は湯の華と思われます。

こぼれ話

男湯ですが脱衣所も露天風呂も外から見ようと思えば見えます(笑)。入湯料を支払う建物の近くに自前の標識があります。その標識に貼ってあるメモには「カモシカには近づかないでね」と書いてあります。これはすごい(笑)。


町営露天風呂
町営露天風呂
町営露天風呂
2000年5月中旬に秘湯(?)「町営露天風呂」に行ってきました。場所は小坂町にある霊峰御嶽(おんたけ)山の中腹(標高約1800m)にあります。ふもとからの道は狭いので気を付けましょう。営業は4月下旬〜10月末です。

建物ですが、高所にある割りにはきれいです。ジュースの自販機も設置してあります。露天風呂からは見えませんが、建物のすぐ裏には「緋の滝」という、かなり見ごたえのある滝があります。

お風呂は岩風呂のかなり広い露天風呂(1つ)があります。開放感はかなり高いです。洗い場やシャワーはありません。

お湯質ですが、ポカポカ感がしばらく続きます。お風呂のお湯の色は透明ながら若干白く濁っています。

こぼれ話

愛知県から来て入湯されていた秘湯マニアの人の話では、春先には女湯だけに湯を入れる期間があるそうです(混浴)。その人の感想では、景色の女湯、広さの男湯らしいです。


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