万里の長城と明の十三陵へ
(96.07.06)

09:00 集合場所のホテルへ
今日は予約してある万里の長城行きのバスツアーの日だ。集合場所は初日に泊まった前門飯店前だ。 いい席に座りたいので30分前にでかけたが、誰もいない。5分くらい前になると運転手らしい人が やってきてこのバスだと指差すのを見ると小さなマイクロバスだったのでがっかりする。 しかも他の客がいないので本当に出発するのかと心細くなる。それでも9時を少しすぎると人が集まって きて10人くらいになった。
客の中には他に日本人はいなくてガイドも中国人が英語でしゃべっていたが、ゆっくり説明してくれたので なんとなくわかった気がする。他の客はどこの国の人かはよくわからない。
11:30 万里の長城(Great Wall)
2時間くらいバスに乗っていると山に万里の長城が見え始める。そのうちバスが渋滞で動かなくなった のでみんな降りて歩いて登る。20分くらい歩くと入り口に到着した。
ガイドの人はチケットを買ってみんなに渡すと集合時間を1時15分と言った。ガイドは中で万里の 長城の説明をするのでなく、観光客が勝手に歩くようになっているようだ。
私が英語が良く分からないのがみんなにはわかるらしく、みんなが親切にone fifteenだとか、 時計の1と3を指差してくれたりとかで、教えてくれる。
万里の長城は山の尾根の部分を石で塀を作ってその上が廊下になっているのだった。そして廊下が 急なところは階段になっているのだった。私が歩いたところはちょうど立山の室堂から一の越に かけてが石の廊下と階段になっているような感じだった。
こんな尾根上を30分くらい歩いて戻ってきたのだが、こんな壁がずっと何百キロだか何千キロだか あると思うとあきれてしまう。
本当だったら万里の長城は走ってでもできるだけ遠くまで行きたかったが、これまでの足の疲れ がたまっていてゆっくりとしか歩けなかった。途中でひざがいたくなり、壁の横のてすりに つかまりながらやっとの思いで集合場所にもどった。

14:00 昼食
バスツアーはランチ付きと書いてあり、万里の長城からの帰りにレストランで中華料理のコースが 出てきた。約10人が2つのテーブルで食べたのだが、10品以上でてきてかなり豪華なものだった。
15:00 明の十三陵
バスツアーのコースには明の十三陵という明の皇帝のお墓を見学するというのもあったが、その時 にはもう疲れていてついて行くのがやっとでとても観光を楽しめる状態ではなかった。
ちなみに明の十三陵といいながらも見て歩いたのはその代表の定陵というところだけだった。
19:00 京劇を見る
バスツアーから前門飯店に戻るとそのまま京劇を観た。前門飯店は中に梨園劇場というのがあって 京劇を毎日やっているのだった。値段はホールの真ん中くらいで60元だった。120元だせば ずっと前の方でテーブルに座ってお茶を飲みながら観れるようだ。中の観客は半分以上が日本人 のようだった。
21:00 四川料理の店で晩ご飯
京劇を観た帰り道にあった、四川料理の店で晩ご飯を食べる。まず、坦々麺があったのでそれを 頼む。次に四川料理だからマーボ豆腐があると思ってメニューを捜しても見つからなかった。 みつからないと逆にどうしても食べたくなって筆談で頼もうと思ってメモを出して書いたが、 麻の字と豆の字しか思いださなくてしかたがないので麻○豆○と丸でごまかしたら相手はちゃんと 分かってくれて麻婆豆腐が出てきた。
坦々麺はうどんに挽肉が少し乗っているものが出てきたがこれは日本の方が絶対にうまいと思った。 麻婆豆腐は中国の方がうまかった。しかも単品料理で皿に山盛りに出てきたのに10元(130円) だった。


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