天安門広場と故宮見学(96.05.18)
10:00 ホテル捜し
朝起きて、日本で買ってきたおにぎり2個を食べる。
初日に泊まった前門飯店というホテルは日本で予約したら7000円と高かったので、もっと安い
ホテルを捜す。もしかして現地で予約すると安いかと思いフロントで聞いたが594元(1元は13円)
と言われ値段が全然変わらないことがわかったのであきらめる。
次にガイドブックを参考に約1km離れたところにある天橋賓館へ行く。ここで値段を聞くと430元
と言われてどうしようか悩んでいると、フロントの別の人から‘日本人の方ですか?’と日本語で声を
かけられて驚いた。その方は私が泊まろうかと悩んでいたシングルルームはもう満室なのでもっと高い
ツインルームになるということを伝えたうえで、すぐ隣にある系列の安いホテルを紹介してくれた。
その系列ホテルは北緯飯店といって廊下1本でつながっているのに雰囲気と値段は全然違っていた。
天橋賓館ではロビーに和服を着た上品そうな日本女性が優雅に腰掛けていたのに北緯飯店はフロントに
ベトナム風の笠をかぶった客が並んでいた。少し不安だったが242元という値段が魅力だったので
とりあえずそこで1泊することにする。こんどのチェックインはこちらもむこうも英語がよくわから
ないので結構大変だった。
11:00 天安門広場に向かう
一度元のホテルの前門飯店に戻り、万里の長城のバスツアーを280元で予約する。
その後天安門広場に向かって歩き出す。ホテルから近いと思っていたら意外と遠くて1時間近く歩いて
やっとたどりついた。故宮へ入るためにチケット売り場で20元のチケットを買うが入れてくれない。
さっそくピンチがおとずれた。
最初は荷物を預けろと言っているのかと思ったがそこへ行っても預かってくれない。次に外国人の入り口
が違うのかと思って別の入り口から入ろうとしても何か言って入れてくれない。しばらくは途方にくれて
まわりを伺っていたがどうしたらいいかまったくわからない。しかもこんな時に限って周りに外国人観光客
がいなくて人に聞けない。
結局、最初の入り口からもう一度入ろうとしてチェンジと言われてやっとわかった。
外国人は入場料が違うのでチケットを買い換えろと言っていたのだった。中国の観光地ではたいてい外国人
料金は中国人料金と違っていると知っていたのに初日だったせいもあって忘れていたのだった。しかも
たいていの観光地ではチケット売り場に外国人はいくらとはっきり書いてあるのに、故宮ではチケット
売り場自身が全然別の場所にあって気がつかなかったのだった。
チェンジと言った人の指差す場所へ行ってみると確かに外国人用のチケット売り場があった。
結局は入場する門の左手前に中国人用の売り場があって右手前に外国人用の売り場があったのだが、
門が大きいので何十メートルも離れていてわからなかったのだった。
入場料は55元だったので20元のチケットに35元をたして交換してもらう。これでようやく中に入れた
中はいくつもの大きな門と大きな建物が縦方向にいくつも並んでいて通るだけでも大変だった。
しかもそれは縦方向に広いだけでなく、横方向にも広くてとても歩ききれないほどだった。
19:30 大道芸を見に天橋劇場へ行く
ガイドブックに北京の大道芸をやっているところがあるというのでそれを見に行く。地図を見ると近くなので歩いて行く。
いつでも入れるのかと思っていたら入れる時間が決まっていて30分近く待ってからやっと入れた。
観客を観察していたら、待っていた回も、自分の見る回も日本人のツアーの団体がほとんど全部だった。
それらの観客は1回でテーブルを囲んでつまみをたべながら見ていたが、私は個人客なので2階に追いやられて
1人でテーブルのつまみを食べてお茶を飲みながら見ていた。
芸自身は一輪車の芸のように見ていてすごいものもあれば、話術を売り物にする芸のようにさっぱり
わからないものもあったが結構楽しめた。
22時頃にホテルに戻る。時間が遅くて食事する場所がわからないので飛行機でもらったパンを食べて寝る
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